レオノール様とのお泊まり会
いつもありがとうございます゜+(人・∀・*)+。♪
ブクマ、評価励みになってます♪誤字訂正も感謝です(*-ω人)♪
お父様とお母様が退出した後、私はレオノール様と二人になりました。と、言ってもお互いのメイドは控えていますよ。
「さっきはビックリしたわ。でも、落ち着いたみたいで良かった。」
レオノール様が仰いました。
「ご心配をお掛けして申し訳ございません。」
私が謝ると、レオノール様は苦笑なさいます。
「プリシラ様、私達はお友達なのだから、丁寧な言葉使いは無しで……ね。」
「でも……。」
「でもは無し。友達なのに肩凝っちゃうじゃない。」
と、レオノール様はウインクします。
「学校では、貴賎は無しだったわよね。その練習だと思って……ね。」
私ははい、とニッコリ笑って頷きました。そう言えば、前の時間軸でもこの方はそう言って、仲良くして下さったのだったわ。本当に優しくて素敵な方……。私が牢に閉じ込められるまで潔白を訴えて、その後は、どうなったのだろう……。確か隣国に嫁がれたとか何とか……聞いたような……。
「プリシラ?」
レオノール様の言葉に私はハッと我に返りました。
「いえ、何でも……。」
言葉を濁していると、コンコンとノックの音がしてクロード殿下が入ってきました。
「プリシラ嬢、大丈夫?」
「はい、もう大丈夫です。」
私が答えると、クロード殿下は安心したように微笑みました。
「無理しない様に……。」
クロード殿下の言葉に私はこくんと頷きました。
「お兄様。」
レオノール様が殿下を見つめます。
「私、プリシラ様と引き合わせて下さった事、凄く感謝しております。でも……。」
「ん?」
「お二人の心配事、私にも背負わせて下さいな。」
レオノール様の言葉に私と殿下は顔を見合わせました。
「勿論、その代わりに私のずーっと内緒にしていた事を話します。」
レオノール様、一体どんな秘密が……?それよりも、私たちの事、レオノール様に話しても大丈夫なのでしょうか?話すのは吝かでは無いのですが、彼女を巻き込んでしまっても良いのでしょうか?私は殿下の返事を待ちました。殿下は腕を組んでうーむと唸った後、溜息を吐きました。
「……分かった。レオノールなら大丈夫だろう。」
そうして、殿下はレオノール様に私たちの事を話したのです。レオノール様は黙って最後まで聞いてくれました。
「……なるほどね。タイムリープかぁ。これで辻褄が合ったわ。」
と、言いました。
「?」
私と殿下が首を傾げると、レオノール様は笑いました。
「その仕草、可愛すぎるし。」
それから急に真顔になると、
「私、実は転生者なのです。」
私と殿下は思わずポカンと口を開けてしまいました。
「転生者……って何ですか?」
私の言葉にレオノール様は、だよね、と苦笑いして自分の事を話始めました。
自分の中にいつからか、違う世界の記憶がある事、その記憶の中で、私たちが出てくる小説を読んでいた事、でも、小説の話とは段々食い違って来ている事……。
「プリシラがベルナール兄様と婚約をしたがらない時点でなんだかおかしいなぁって思っていたのだけど、お兄様もなんだか様子がおかしいし、ずっと不思議に思っていたのよね……。」
レオノール様の言葉に私はついていけずに固まってしまいました。
「レオノール、その小説では俺が死んだ後どうなった?」
クロード殿下が尋ねます。
「勿論、ベルナール兄様が王位を継ぐわよ。そして、国は急速に傾き、やがて滅亡していくの。私は隣国に無理やり嫁がされたけど、旦那様になった人が良い人だったから幸せになったけどね……。最終的にはその国に吸収されて……みたいな話だったわ。」
レオノール様が話終わると、殿下は暫く考え込んでいました。
「何だか色々混乱しているのだが、やっぱりこのまま消えるのは嫌だな……。」
殿下が呟きました。私も同じ事を繰り返すのは嫌です。
その後殿下はいくつかレオノール様に質問をして、レオノール様は解っている事を答えていきました。
そうして、レオノール様も私たちに協力して下さる事になりました。
新たな味方が増えて、私も心強いです。
最後までお読み下さりありがとうございます゜+(人・∀・*)+。♪
もしも「続きが気になる」「面白かった」などと思って頂けましたら励みになるので、
広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします(*-ω人)
今季最高の寒波による寒暖差で偏頭痛が……(--;)そして、年末で何かと慌ただしいですね〜。皆様も体にお気をつけてお過ごしくださいね♪