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Contractor with blood(血との契約者)  作者: 小西敬
成り上がり貴族の章
58/161

【第58話】魔剣 如月(きさらぎ)

お蔭さまで累計15,000PVを超えることができました。

ブクマ登録してくださる読者の方もちょっとずつ増えておりまして、厚くお礼申し上げます。


今話はスプラッタなシーンもありますので苦手な方はご注意ください。

といっても僅かなことですが。

 アニエスの実家で一晩を過ごした。

 アニエスはお母さんと一緒に過ごすようで、俺たちとは別の部屋に居る。

 シロップとフィアと一緒に布団に入り、今日のことを話しながらすることはした。

 シロップは相変わらず慣れないようでしゃにむにしがみ付いてくるのが可愛すぎる。

 高まる快感にどう対処していいか判らないらしく、ガクガクと痙攣するようにして高みへと昇るのだ。

 やって来る快感を素直に受け入れるとナチュラルに気持ちいいとはフィアとアニエスの言葉だったのだが、シロップにとってはそれどころではない高波に飲まれ揉まれるというのだ。

 なので最後までやってしまうのではなく、俺がソフトタッチで緊張を解くように、マッサージだけをしているようにほぐし溶かしていくことを心掛けて、体と心を合わせる気持ちよさだけを感じて貰うことに腐心した。

 フィアのそれは最早もはやアグレッシブとしか言いようがない。

 積極的に快感を求め、俺と一緒に上り詰めることが何より幸せなのだと言う。

 今日も間違いのない愛情の交感を済ませ、互いの満足を得たところでお休みなさいとなった。

 夜も更け、深夜3時ごろだろうか、すすり泣くような気配を感じて目が覚めた。

 フィアは相変わらずの涎を垂らしながら俺の胸を汚している。

 左側のシロップを見ると俺に背を向け布団の中で堪えるような嗚咽を漏らしていた。

 左腕をゆっくりと動かし、シロップの髪を梳くように撫でてやった。

 ビクリと一瞬肩をすくめたシロップはスンスンとぐずるように泣き続けている。

 何も言わず、落ち着くまでひたすら髪を撫で続けた。

 30分ほども経った頃にシロップはゆっくりと体をこちらに向け、グシャグシャになった顔を俺の腕に擦り付けてきた。

 「私、こんなで本当にソウタさんの寵愛を受ける資格があるのでしょうか。」

 「それはどのことについて言っているの。」

 固い態度にならないようにシロップの心配を汲み取ろうと真剣に聞く。

 「ソウタさんのお子を身籠らないといけないのに上手くいかないの。こんなじゃ、こんなじゃいけないのに!」

 それは判っていた。

 シロップは俺と一晩過ごすごとに悔しい思いをしていたのだろう。

 「シロップはみんなと一緒のようにいなければならないと思いすぎてるよ。いいかい、フィアは慣れるのに半年ほど掛かったよ。アニエスは最初から受け入れられたそうだ。シロップはまだそうまでなっていないが、それは時間が解決してくれることだよ。

 夜を共にすることに恐れを抱かないでほしいんだ。怖くなくなるまでちゃんと付き合うからな。そしてみんなと一緒かそれ以上に気持ちよくなれるようになってほしい。

 いつか俺とシロップの子供が生まれるように。それが義務だったとしてもその過程は楽しみたいじゃないか。それからもずっとシロップは俺の嫁で、俺はシロップの旦那だ。」

 「それは判ってはいます。ただ、どうしても怖くて。」

 「今日はどうだった?」

 「先ほどは怖くありませんでした。それよりもソウタさんの優しさが一杯で心が嬉しさでいっぱいでした。

 だから悲しくなったのです。」

 「お前は可愛いな。」

 「っ?何を言ってるんですか?私なんてお暇を出されても仕方がないのに。」

 目頭から溢れる涙を拭いもせずに俺の腕を抱きしめている。

 「この手を離したくありません。しかし、このままではダメなんです。もっと積極的な子を側に置いた方がいいのではないですか?」

 「シロップ、寂しいことは言わないでくれるか。俺はシロップを愛しているのであってその身体を必要としているんじゃないんだけどな。」

 「じゃあ、どうしたらいいでしょう。」

 「うん、毎晩気持ちよくしてあげるよ。それがうまく心と体に受け入れてもらえるようにしたらいい。義務に捕らわれないでもっと自然になれるようにしたらいいんだ。

 俺はシロップが求めてくれるまで無茶はしないから。」

 「でも、でも・・・それじゃ申し訳が立ちません。」

 「誰にだい?」

 「それはソウタさんにでしょう。こんな嫁なんて聞いたことがありません。」

 「ほ?それじゃ、シロップが最初で最期の一人だな。」

 「わ、笑わないでください。私どれだけ不安で悲しかったと思っているんですか。」

 「シロップが俺に遠慮してるからだろ?」

 「だって。」

 この時点で、フィアも目が覚めていたらしくいつの間にか俺の右側に降りてくれていた。

 その心遣いに感謝しながらシロップを抱きしめ、俺の上にフィアのように抱いてやった。

 「そ、そんな、フィアちゃんに申し訳ないです。」

 「フィアもそんな心の狭い嫁ではないよ。アニエスもそうだ。二人もシロップが俺の嫁であってほしいと願っている。俺が死ぬまでシロップが俺の嫁であってほしいと俺自身も願って止まないよ。」

 「どうしてみんな、そんなに優しいのですか?」

 「そんな簡単なこと。愛しているからに決まってるじゃないか。」

 聞いたとたんにシロップが号泣してしまった。

 それが聞こえてしまったらしく、飛んできたアニエスも布団の側で来ていた夜着を脱ぎ捨て、布団に入ってきた。

 経緯を知らないはずにもかかわらず、シロップの髪を撫で俺の上で泣くしかできないシロップを慰め続けた。

 フィアも全てを聞いていて、シロップを慰めてくれていた。

 「これからシロップを調べていこうと思うが、二人とも協力してくれるかい?」

 「ひふぇ?なんですか?」

 「シロップの体中を調べるのさ、気持ちのいいところ、そうでないところ。どのくらい気持ちがいいか?俺が知る必要があるからな。」

 「そうですね。シロップちゃんのことをよく知るのはソウタさんにとってとっても重要なことですね。」

 「私もそう思います。フィアちゃんや私と同じようにソウタさんから頂ける気持ちよさを早く楽しんでほしいですからね。」

 「そうだろう?お前たちは本当にいい嫁だな。シロップもだがな!」

 そうして始まったお楽しみタイムは明け方まで続いた。

 キスから始まってシロップの気持ちの良い場所を探る旅はフィアやアニエスにとっても自分を知る機会になったらしく、うなじや鎖骨など新しく性感帯を知ることができたらしい。そのころには三人でキャイキャイと騒いでおり、泣いたカラスがもう笑ったと言ってやりたいほどだった。

 シロップも自分のことを正しく知るという行為が深い安心をもたらしたようで、一度、当たり前のようにイってくれても見た。

 それからと言うものシロップなりに精一杯、積極的になってくれて俺としても夜の充実具合がレベルアップしたように感じる。


 明け方まで騒いだこともあり、少し遅い時間に起床となった。

 遅い朝餉あさげを頂き、出立の準備を整えた。

 玄関まで送りに出てきてくれたお父様から「如月のこと、くれぐれも可愛がってやってください。」と念を押された。

 「アニエスは?」そう尋ねると、豪快に笑われた。

 「アニエスに関してはもう、何も心配しておりません。こんな婿を射止めた娘は大したものでしょう?」

 深い信頼があって、こうしたことを言えるのだろうな。良い親子であるようだ。

 昨夜のことをお母様に相談したらしく、お母様は男たちに聞こえないようにシロップに色々と囁いていたようだ。

 くれぐれもと預けられた魔剣如月は俺の腰に収まり、如月自体は非常に満足そうで有った。

 〔久しぶりよね。こんなして私を佩刀してくれる主人を得られるのって。神棚に放っておかれるみじめさが判るかしら?〕

 「う~ん、考えるだけでも退屈そのものだな。」

 「まだ出発したばかりですよ。もう退屈ですか?」

 フィアがキョトンとした表情でこちらを伺う。

 どうやら念話が声に出てしまっていたらしい。

 「ああ、すまない。そんなことはないよ、大丈夫。」

 「そうですか、調子が悪いようでしたら言ってくださいね?」

 そう言い置いて後ろを振り返り、アニエスとシロップと昨夜の冒険を振り返っていた。

 とっても恥ずかしいんだがな、その話題。

 〔私もみんなの会話に入りたいのにな。〕

 そりゃ、構わないけども俺としか会話ができないんだろう?

 それよりも如月のことをもっと教えてくれないかな。実際に使うときにその性能を全部引き出したいんだけどな。

 〔そうね、それは大事よぅ。今からだと私が生まれたのは1000年以上昔になるわね。

 当代の刀匠の最後の一振りとして私が生まれたの。命をつぎ込んだ一振りとして作ってくれたのよ。籠められた思いが強すぎたのね。私をこしらえに納め、刀として振るうときには私が意図しなくても持った人の命を吸っちゃうのよ。

 大概の人は持っただけで気を失ってしまうわ。それでなくても魔力を纏わせられる人は一人としていなかった。だけど、刀身の出来栄えだけを評価されるばかりでとても恥ずかしかったわよ。

 裸で見られているようなものなのよ?どうしようもなくて鞘に入ってからは相手の魔力を測ってムリそうなら出てやるもんかって思ったの。

 そしたら1000年も出られなくなっちゃったのよ。〕

 ほうほう、そりゃあんまりだな。

 〔でしょう?でも良かった。旦那の魔力量が際限無しなんだもの。逞しいってステキ!〕

 「ゲホゲホっ!?」

 「だ、大丈夫なんですか?」

 フィアが背中を擦ってくれる。

 「ああ、さっきからすまない。本当に大丈夫だ。」

 〔ゴメンね。〕

 いや、大丈夫だ。


 セキからまっすぐに南下し、アイチの領都へと向かっている。

 監査の予定はないので基本、通過するだけだが廃嫡貴族に警戒をしなければならない箇所に差し掛かっているだろう。

 先ほどから挙動の怪しい連中が藪の中を進んでいるようだ。

 フィアも気配を正確に捉えているらしく、二人と話しながらも表情は真剣になっている。

 〔おかしなのが来るわね。〕

 判るのか?

 〔もちろんよ。魔力量が結構多いようだから。でも、私を使うには全く足りてないわよ。〕

 それは聞いといてよかったな。

 〔私を使うんでしょ?ドキドキするわね。〕

 ああ、頼りにしてるからな。

 初撃は弓だった。ボウガンのボルトかもしれない。風を切る音が側面から聞こえてくる。

 「フィア!」

 「判ってます。シロップ、アニエス。弓除けの格子を!」

 「はい!」

 馬車の居住区にある窓は木製の扉が大外になり、細かい格子状のミスリル製の網戸が付いている。これを閉じるとゼロ距離の弩弓でも撃ち抜くことは不可能だ。外の視界も確保できるし、ミスリルゆえに魔法も散らしてくれる優れものだ。

 馬車の中のシロップとアニエスが迅速に網戸を閉じる。

 ウィングたちは俺の障壁で守られており、戦艦の46センチ砲でも問題ない。フィアが狙いもつけずにウィンドカッターを乱れ撃ちしている。

 賊の中に俺が付けたマーカーを背負っている奴も混じっている。マーカーは解放の光の残党どもにつけてあるので、やんごとない奴らなのだろう。

 数人がウィンドカッターで切り刻まれたらしいが、組織的に襲ってきている彼らの足は止まっていない。

 後方にボウガンを携えて走る一団が居る。真横は魔法使いらしくファイヤーボールなどが飛んでくる。障壁に当たるだけで森林火災を引き起こしそうだ。

 前方には剣や槍を持った兵たちが陣取っているらしく、そこへ誘い込もうという意図が見える。剣士などは如月のテストで使いたいのでフィアにも攻撃しないように言ってある。

 それでも後方に放り出されるエクスプロージョンは威力が高く、連中全員の魔力による攻撃をはるかに凌いでいる。

 直径50mほどのクレーターをフィアが量産している様が空恐ろしい。フィアはいつも躊躇いもなく極大魔法を使うので、ウィンドカッターと言えど広範囲に散弾銃をばら撒いたようになるし、爆裂系の魔法だとクレーターが数瞬で出来上がり、森も林も更地になってしまう。

 ボウガン部隊の全部と魔法使いの部隊の半数は既に吹き飛ばされてしまっていた。

 障壁魔法を使う者も混じってはいるが、爆裂の威力がありすぎて障壁が千切れ飛んでいるのがシュールだ。

 俺は馬車を止め、前方の剣士や槍兵に向かって駆けていた。

 如月を抜刀し、その身に魔力を解放させる。刀身が濃い紫に染まり、唸りを上げ始めた。

 先に手を出してきたのは30人ほどの槍兵だ。槍衾を組み、リーチの長い長槍を突き出してくる。

 「そらそら!」

 煽るように大声を上げ、如月で槍の穂先と討ちあう。抵抗もなく穂先が切り割られ、鍛造されているはずの鋼の穂先が蒲鉾かまぼこでも切るように切断されていく。

 「バカな!?」

 軸ではなく穂先が切られていることが信じられないと言った表情だ。大丈夫、俺も驚いているから。

 〔どう?〕

 いい!この切れ味、何の抵抗もないよ。

 〔そうでしょう?もっとやっていいのよ。〕

 任せろ!

 槍衾のど真ん中に切り込み、長い槍のリーチが逆に仇になっているようだが、構わずに槍も人体も舐めるように切断してやった。

 分厚い陣形の一点を切り開き、背後の騎士たちを蹂躙する。なにせ切り結ぶことができないのだから。

 ワザとらしい装飾が施された鎧を着こんだ地位がありそうな騎士が、連中の中で唯一魔剣クラスの業物を振り下ろしてきたが、如月で切り上げると火花さえ飛ばずサックリと根元から両断してしまった。

 のけ反るように躱そうとした騎士だったが、俺はもう半歩踏み込んだ足を滑らせるように前へ摺り足で近づき、鎧ごと切って捨てた。

 そこからはもう、逃げる奴らを片端からなで斬りにするだけで、70cmほどの刀身が紫に閃くたびに人体の解体ショーを繰り広げるような状態だった。

 切り口が鋭すぎるらしく、人の体を切ったという感覚がまるでないのだから、恐ろしいほどの切れ味なのだろう。

 しかし、俺の通った後には当たり前のように屍山血河しざんけつがが出来上がり、ぶち撒けられた内臓や文字通りの血の海が広がっていた。

 脳漿を撒き散らした死体や消化器系の臓物を広げている死体に、腕や足を誰かの死体と区別がつかなくしてしまった死体など、ありとあらゆるグロい有様が気分を悪くさせた。

 それでも30分ほど暴れたせいか、フィアによって弓兵や魔法使いが爆死し、俺によって如月のテストに付き合わされたバラバラ死体しか近所では見当たらないようだ。

 〔ねぇ、私どう?イケてるかしら。〕

 ああ、怖いほどに惚れてしまったよ。

 〔やん!嬉しいことを言ってくれるじゃない。こんなに楽しかったの、生れて初めてよ。〕

 如月もご満悦で、体があったらきっとクネクネしてるかもしれない照れようだった。

 〔それにしても、魔力、なんともないの?〕

 ああ、全然減ってはいないぞ。

 〔ほんとう?私もう、絶対に離れないから。いいでしょ?〕

 俺が死ぬまで側に居ると良い、俺の子がきっとまた上手く使ってくれるさ。

 〔そうね、あなたの子供なら魔力にも不満はないでしょう。家宝にしてもらってもいいかしらね。〕

 いや、手放さないんだから家宝で良いんじゃないか?

 〔うん。ありがとう。本当にありがとう。〕

 ど、どうしたんだよ?

 〔ううん。私本当に生れてきてよかったって1000年経ってやっと思えたのよ。〕

 そうか、俺としても如月が使えて頼もしいよ。これからもよろしく頼むな。

 フィアは遠くで手を振って戦いの終了を知らせてくれている。

 俺も如月を振って合図を返した。


 「ソウタさんのその剣、紫の光がキラキラ光って綺麗ですね。」

 馬車で惨劇の跡を避けるように迂回し、アイチの街中を通る間にフィアが珍しく如月に興味を示す。

 自分の使う剣も魔力が乗ると緑色に淡く輝くからかもしれないが、光るところに興味を示しているようだ。

 鞘の上からだが、如月を手に取り、日本刀独特の細身の反りのある剣を確かめていた。

 如月、フィアはお前を使うほどの魔力を持っているのか?

 〔う~ん、ギリギリってところかしら。長い時間は使えないでしょうね。それに魔力刀としては使えないかも?

 かたなとしてやいばを活かした使い方は十分にできるでしょうけど、魔力を纏わせるには少し足りないかもしれないわ。っていうより、私、あなた以外には使われたくないんだけど?〕

 大丈夫だ。元よりそのつもりだが、フィアの成長の具合も知りたくて聞いてみたんだ。

 〔だったらいいわ。〕

 かなり独占欲の強い女性のようだ。

 昔から船や刀と言ったものは女性のように形容されることが多いが、如月は間違いなく女性だろうし、自分の相手をかなり厳密に選んでいる。

 あの威力を見れば、俺は選ばれて取り敢えず良かったと思う。

 明確な意思を持つこの刀は俺とは相性がいいようだし、如月自身も俺を気に入ってくれている。

 これからはこの剣と共にやっていくのがいいだろうと思う。


 アイチから東へ進路を取り、現在の領主を完全にスルーしてトウトへの道を楽しんでいる。

 いずれ監査するときもあるかもしれないが、粛清が行われてまだ日も浅いことだから、既に言えないことがあるということは無いだろう。そう信じて特に興味を示さなかったのだ。

 いつか通った道をもう一度通るというのは不思議な感覚を覚える。

 叙任されるためにトウトへと赴いた時と今は明らかに違う気がする。

 ただ、楽しく旅の仲間と行く道のりと違い、今は自分の生き方を自覚し、将来を考えながら明日を生きようとしているつもりだ。トウトに戻ると言うだけでも何某かの身の引き締まる思いもある。

 トウトに戻ればフィアとシロップ、アニエスとの披露宴もあるし、未だ殲滅が済んでいない解放の光の残党狩りもある。その結果としてのトサンのお母様の実家がどうなったか?

 アーデルハイドが心細い思いをしていないかなどの確認事項もある。

 また、トサンの俺とフィアが暮らすつもりでいる屋敷が傷んでいないかも知りたい。

 シロップとアニエスが一緒に暮らせて、シゲさんたちの旅の終着駅になれるように開墾も進めておかなければいけないだろうし、やりたいことがいっぱいあって、毎日が楽しい。

 あと、何となくだが如月のことも考えるべきことがある。

 俺との経験を積むことによって成長すると言っていたからにはいずれ変化があるのだろう。それも楽しみの一つだし、如月に意志があることをどうやってフィアたちに伝えればいいのかも判っていない。

 如月とはこれからも多くの時間を過ごすだろうし、どうしたものかと考え込むこともあるが、それは辛いことではない。

 まずは、俺の嫁たちを正式に嫁として認めてもらうイベントを楽しもうと思う。

 それからも色々と考えなきゃいけないし、新しい冒険にも早く行ってみたいものである。

 トウトへの道を急ごう。

如月、結構いい女なんじゃないかと思ったりしますが、いかがでしょう?

いずれフィアたちと絡むことになった時にどんなふうにしようかと楽しく悩ませてもらっております。

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