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Contractor with blood(血との契約者)  作者: 小西敬
成り上がり貴族の章
50/161

【第50話】メイド

いつもお読みいただきありがとうございます。

ちょっと中途な文字数ですが、ここで切れ目でしたのでUPしました。

 さらに翌日の朝、朝食が済んだ後にメイドちゃんズを食堂に呼び出した。

 「お館様、御用とは。」

 アニエスが怯えたような表情で訪ねてくる。

 「二人とも、何におびえているんだ?」

 「はい。私どもはお館様に我儘を申し上げ、要らぬご心配をおかけしました。それでアンニさんにも聞いたのですが、そのようなメイドは貴族家の繁栄に役に立たないので暇を出されるのだと聞かされたのです。

 それで今こうしてお呼び出しされましたので、その様なお話をされるのだろうと考えていたのです。」

 「旅の途中で言わなかったか?俺はお前たちを解雇しないし、旅を共にしたいのならこれからも一緒に行ってもらってフィアの世話を頼むと。

 それともそれは俺がその場をごまかすために言った嘘だったとでも?」

 「い、いえ、その様なことは考えるはずもありません。しかし、アニエスさんと私はお館様と奥様に守られるばかりで旅に出たからと言って何の役に立つでもありませんのでいっそお暇を頂いた方がお館様のためになるのではと申し上げます。」

 「お前たちはそれでいいのか?」

 「ひっ?い、いえ、決してその様なことは・・・」

 シロップの物言いが癇に障った。

 「お前たちのことを俺は守り切れないとそう思ったのか。」

 「そ、そ、そんなこと思うはずがないじゃないですか!」

 「では、なぜあきらめたようなことを言う。」

 「そ、それは、シロップも私も奥様のように戦うこともできませんし、サチ様のように背中を守ることもできません。チカゲ様でもお二方のためにと働く術を持っていらっしゃいますので。」

 「二人の仕事は何だい?」

 「はい、私たちはお館様と奥様が快適に過ごされますように身の回りのお世話をさせていただくことが仕事です。」

 「うん。そうだね。サチさんは戦う術を持っていて俺たちと一緒に戦ってくれるが、フィアの着替えを手伝ってはくれないよ。チカゲさんは聖銀の巨人を助けてくれるがフィアと一緒に風呂には入ってくれないよ。

 フィアは俺ののどが渇いてもお茶を淹れてはくれないが、シロップもアニエスも俺が椅子に座ればお茶を淹れてくれるよ。誰もができることをやって、出来ないことはしないんだ。

 二人のやってくれていることは他の誰かがやってくれないことじゃないのかな?」

 シロップとアニエスは大きく目を見開き、驚きを隠せないでいる。

 「私たちの仕事はみなさんに見てもらえているのですか?」

 アニエスが唇を戦慄わななかせ両手を胸の前で組む。

 シロップは大きな目を見開き、まだ固まっているらしい。

 悪戯を思いついたような目をしたかもしれない俺は、一度咳払いをして言ってやった。

 「俺にはお前たちが必要だ。それはシロップとアニエスでなければだめだ。それ以外の誰でも俺は認めないぞ。」

 「ああ、その様に言っていただけて私たちは幸せです。ほんとうに、本当に旅にお供させていただいてもご迷惑ではありませんか?」

 アニエスには信じ難いことのようだ。シロップはもう、涙でグシャグシャになっている。

 「あの、あの、わたし、お館様を好きでいてもいいのでしょうか?」

 「お?おう。でも、シロップの期待に応える自信はないよ。アニエスも聞いただろうが、フィアと俺は生きるも死ぬも一緒になる契約を結んでいる。クノエで戦った時にフィアが死にそうな危機があった。それまでもいつでも契約をしようとは思っていたが、契約と言うのはフィアにとっても大変な賭けなんだ。そのあとで俺のことを嫌いになっても恨んでも俺が死ぬときにはフィアも死ぬ。

 こんな理不尽なことはないよな?それでもフィアは契約を望んでくれたし、俺はそれが最善と思った。その時の気持ちを裏切ることができそうもないんだ。

 シロップはとても可愛いし、抱きしめてしまいたいほどに愛おしいよ。

 アニエスも同じだ。キュートなお前はどこに出しても恥ずかしくないほどに美しい少女だよ。それでも、フィアに誓った契約を無かったことにできるほど俺は無節操ではいられないんだよ。

 それは二人に大変失礼だし、申し訳ないことなんだよ。もしかしたら二人が生きていられなくなるまで待ってもらってもそれには応えられないかもしれない。それさえも乗り越えてくれるならいつまでも俺たち・・・の側に居て欲しいと思うよ。

 ずるいとは思う。旅の途中で良い人に巡り合ったなら、公爵の力をもってしてもお前たちの為に身請けしてみせるよ。こんな奴らでもいいなら、これからもよろしく頼む。」

 二人とも俯いて膝に乗せた握りこぶしを震わせていた。

 「お館様はずるいです。そんなに優しくされたら断れる訳がないじゃないですか。」

 「わたしは、それでもお館様をお慕いします。メイドとは所謂端女いわゆるはしためです。そんな私たちにどうしてそのようにお気を使われるのでしょう。」

 「端女には同意できない。さっきも言っただろう?メイドとはメイドと言う職業だ。戦闘職は戦士と言い、保全職はメンテナンススタッフという。同じように生活に潤いを与えてくれる仕事をしてくれる人がメイドだ。わかるか?上下じゃなく横方向に別の仕事なんだよ。

 しもべではない、そう言う仕事だ。わかるか?ちゃんと誇りと尊厳を持ってプロフェッショナルとしてやってくれるといいよ。」

 「はい。はい、判りました。これからはそのような大事なことを忘れずにお仕えして参ります。」

 明るい笑顔で泣くこの子たちはこれからどんどんと成長していくだろう。

 俺なんかに仕えるのがもったいないほどに。自覚を持ったメイドはホスピタリティーと言う観点で長年を仕えることだけしか意識しなかったどのような優れたメイドよりきっと、素晴らしい仕事をしてくれると思える。

 これでいいのだろうか。

 でも、少し肩の荷を降ろせた気がするのは傲慢ではないかな。


 翌日から二人の働きぶりは見違えるようになった。

 やっていることは今までの延長線でしかないが、中身は全くの別物のようだ。

 何のためにやっているのか。誰のためにやっているか。どんなことを期待されているか。

 そんなことを常に考えながら仕事に取り組んでいるようだ。

 それを見た周りのメイドたちの目の色も変わりつつある。砕けた言葉遣い。友人のような馴れ合い。年相応の振舞い。今までと変わらないのに今までと別人のような彼女たち。

 アンニさんはこの進化の理由が分からないようでただただ戸惑いを隠せない。

 「この子たちの、この変わりようは何でしょう?私たちの師と仰ぐ先達のメイドたちでも辿り着き得なかった高みに登ろうとしています。すごいです。」

 いったい何をなさったのですか?そう驚きを隠そうともしないで質問するアンニさんにひとつ微笑んで見せた。

 「ヒミツです。」


 アンニさんも含め、彼女たちは次の給料日に驚きを隠さなかった。

 全員の給与が3倍になっていたからだ。

 この給与水準は、地球のサラリーマンにすると課長クラスと同等だ。どこの貴族家に仕えるメイド頭でもこんな給与を支給されるはずはないが、我が家のメイドたちはそれほどに充実した仕事ぶりを発揮してくれているのだ。

 誰もが責任感を自覚しながらも今まで通りに暮らしてくれている。

 それぞれが快適に過ごせるように。自分が良いと思う暮らしを実現できるように。互いに考えながら行動してくれている。

 それが親王陛下のお耳にも届いたとかで、陛下自らがお妃様と共に我が家を訪れてくださるきっかけとなった。

 陛下がいらっしゃるという一大事にもみんなは慌てる風でもなく、事前にたっぷりと打ち合わせをしたというおもてなしを披露してくれた。

 陛下もそうだが、お妃様はそのもてなしを心から喜んで下さり、急遽だったがユンカーさんまでも呼び出し、メイドたちの仕事ぶりを見てくれた。

 「公爵はどのような魔法を使ったのかな。」

 ”羨ましい”という気持ちを隠そうともしない親王陛下にも「ヒミツです。」とだけ申し上げてみた。

 何度も我が家のメイドたちを振り返りつつ、陛下がお帰りになられた。

 アンニさんから上手く仕事をしてくれたみんなに”カラアゲを!”とおねだりされ、俺はアオイさんやハルシゲさんを従えて「俺料理」を全てのメイドと調理師コックに振る舞った。

 次から次へとテーブルに乗せられる見たことのない料理に楽し気にメイドたちが舌鼓を打ち、にぎやかに。本当に楽しそうに堪能してくれた。

 そんなこんなで我が家の家族はより関係を深め、固い結束で我が家を盛り立ててくれている。

 なんか、良い方に予想を大きく裏切られ、給与を3倍増しに増やした以上の価値があったと思える。


 それからと言うもの、折につけ陛下と俺の間で「何故かな?」と「ヒミツです。」が永きに渡って挨拶のように繰り返されるようになったのは、他家の貴族様方の永遠の謎となったのだった。


 次のお使いを頼まれたのは我が家が見違えるように明るく、楽しくなってから3か月後のことだった。

 エイゾという列島北端の大陸へと出張となる。

 旅程としては二か月ほどの旅になるだろうと思われたのだが、トウトまでの13人の旅団がトウトからは15人の旅団となった。

 やはりシロップとアニエスは俺たちに同行してくれ、二人はフィアととても仲良くなった。いつも三人でいるようになると俺としては少し寂しいが、夜は二人きりだし、メイドちゃんズと毎朝フィアに服を着せるのも楽しい。

 親王陛下よりいただいた今度のクエストはフダホロと言うエイゾの領都へ行き、領主の謀反を確かめ、暴き、断罪を行うこと。

 内容的にはちょっと重いお仕事だ。

 ユンカーさんが我が家を訪れ仕事の内容を話す時、驚いていたのが我が家のメイドたち。

 それぞれの仕える家令たち(旅団仲間)と内容を吟味し、意見を言い、それぞれがディスカッションを行っていた。そして挙手の上に発言までする。

 他家のメイドはどうか知らないが、我が家のメイドにとってそれは当たり前のことであり、何が大事かを当然のように理解している。故に思う事を発言し、更なる議論を深めるのだ。シゲさんを始めとした家令のみんなもメイドと協議したり隣同士で意見を交わしたりしながら問題点をまとめ始めた。

 ユンカーさんはどれをとっても目新しく、その状況を驚きと共に見やっていたようだ。

 「公爵様、こちらのメイドはいつもこのように?」

 「ええ、いつもこうですよ。我が家はメイドと言えど自分の意見のない者は居ないと思います。調理師には調理師の見方がありますし、馬番には馬番の考え方があります。

 当然メイドと言う職業は我々の全てを見聞きし、それぞれの考えを理解してくれている身近な理解者です。彼女たちの考えを聞くというのはベストな回答を得るためにもとてもかけがえのないものですよ。

 それぞれの経験してきた体験と言うモノはそれぞれの価値観やそれぞれの行動規範として根付いている物です。そうしたものの全てを動員して一番良い回答を探す姿が重要なのです。

 身分や立場を重要視するならば、尚のこと彼女たちの意見をないがしろにするべきではありません。

 快適を提供する仕事をしてくれているわけですから、私たちが自身で気づいていないことさえも気づいて、理解し、対応してくれるのが彼女たちです。

 私たちは彼女たちに助けられてこそ居れ、彼女たちを抜きに生きていくことさえ難しいのですよ?ならば、彼女たちの存在をありがたく思うしかないでしょう。」

 「そんな考えをされる方は多分ですが、この貴族街で貴方あなた様だけでしょう。

 私も親王陛下にお仕えし長く経ちますが、同じ気持ちです。奉仕するというのはそう言う職業なのだと考えているのですが、こちらに勤めるメイドたちすべてがそれを理解しているのですね。」

 「多分そうだと思いますよ。そうでなければ私たちがこれほどに快適に過ごせるはずがありませんからね。

 それで、エイゾの領主はナゼ謀反など企てようと考えたのでしょうね。」

 「それについては真相は本人に聞くよりないのですが、自治権の拡大を望みながらも国政でもあった僻地支援の打ち切りに対する抗議行動ではないかと推察しています。」

 「それは権利を主張しつつ、自助努力の義務を放棄しているという事でしょうか。」

 発言したのはタケヨシさんの後ろに立っていたメイドだ。

 「支援を打ち切るタイミングが早すぎるとか、エイゾだけが恩恵を間違って理解していたとか言う可能性も否定できないと思います。」

 シノさんのメイドの意見もなるほどと思わせる。

 また、ワイワイと意見が噴出し、場が賑やかになる。

 政治の各分野にも理解を示す我が家のメイドは素晴らしい情報収集能力を発揮しているようだ。

 「つまりは、国政として享受していた恩恵は自立支援のために利用されず、領主またはそれに近しいものが利己的な利潤として懐に入れていたと見るべきだと理解していいかな。」

 「はい。」

 俺が問うたことに対し、ほとんどのメイドが違いないと肯定してくれた。

 旅団メンバーもその方向で意見の一致を見ているようで、頷きを持って肯定してくれた。

 「お館様はどうお考えですか?」

 キヨシゲさんの後ろに立つメイドから俺に質問が飛ぶ。

 「これまでの話を聞いた通りで良いと思う。エイゾの領主、または近親者による国費の横領があったとみていいだろう。ユンカー殿、ひとつ奸計をお願いします。」

 「それはどのような?」

 「一先ずは国費による支援の延長をエイゾに対し表明していただきます。それは今後12か月に渡る限定的なものであるとし、その間に自立を促すように通達します。

 その後、地域特性に寄る特色や問題点を提案する僻地に対して60か月の延長を認める旨の特別措置を提案します。」

 「ほう、随分とお優しい対応策ですな。」

 「もちろん本当にそんなことをしてやる義理はありません。エイゾからは必ず延長を希望する申し出があることでしょう。それに対し、これまでに施行した施策を表明させ、私たちにお知らせください。それらが本当に行われたことであるか否かを確かめます。

 地域に暮らす領民たちが不利益を被るようであれば直ちに粛清を行います。

 代務者をご準備いただき、ゼロタイムで領主の入れ替えを行うべきでしょう。縁者末裔まで取り調べてご覧に入れましょう。」

 「なるほど、更に餌を撒き、与えられた猶予をどう使うか見定めるのですね。」

 「そう言う事になります。しかし、その他の地域においては同じ制度を利用してどのような対応を摂られていたのでしょうか。」

 「そうですね。皆様がたれたクノエの地ではその資金を利用し鉱山開発や街道整備事業が盛んに行われました。地場産業の育成のためにも多額の資金を投入し、農地の整備やエネルギー開発が相当に推し進められています。

 公爵様のお知恵などにより新金属の増産プラントや揮発油系の製造設備などへの投資も行われております。これらは産業の活性化と雇用の創出に積極的に寄与しておりまして、海軍の機動部隊創設などに多大な貢献をしております。

 もちろん、地場の振興策として成功を収めており、今回の支援打ち切りにも最初に是との返事を頂いているのです。」

 俺たちの残してきたものは神国の政策にも適っていたようで、正しい領主が正しく利用した国費は少しでも自領の繁栄に役立てているようだ。ほとんどの領地に於いてそのように利用されたはずの税金がほんの一握りの特権階級によって効果の見えないものになっている地域がいくつかある。

 エイゾだけがその限りではないが、そのうちの一つを粛正することで間違いに気づかせようという事なのだろう。

 これまでの取りまとめで怪しいと思われるのはエイゾのほかに中京地区と阪神地区だ。

 アイチ、ダイハンといった大都市にも給付されていた支援金を何に使ったのか。

 勧善懲悪が一番の解決策ではないが、国民が供出した税をほんの一握りがいいようにしていい訳はないので、どこかを血祭りにして覚醒を促すのだろう。

 「陛下がいくつかの疑わしい領主の中からエイゾを選ばれた理由を伺っても?」

 「陛下はタラバガニとウニをご所望なのです。」

 「は?カニですか?」

 「ウニもお忘れなく。聖銀の巨人は音よりも早く飛ぶと伺っております。そうであればお仕事の後にもお買い求めいただいたカニやウニは新鮮なままにお城までお持ちいただけるのではないかと陛下よりご下命がございました。」

 「ユンカーさん?わざわざレネゲイドで運ばなくても私の次元断層に仕舞ったものはお手元にお届けするまで採れたてですよ?」

 「それは存じております。しかしながら、陛下にご賞味いただきますまでに多大な時間を要するではございませんか。」

 「そ、そうですね。それまでは待てないと仰られているのですね。」

 「はい。その通りでございます。」

 「あの、私どもは何をしにエイゾまで行くのかと、もう一度問うても?」

 「北海の珍味を陛下に献上するためでございます。」

 「あの?」

 「そのためには大義名分も必要でございましょう?」

 「・・・・・・」

 あのおっさんは!

 「職権乱用では?」

 「まさか?」

 「・・・・・・」

 もういい。良く判ったよ。

 一番遠いところを選んだのにどのような意味があるのかは関係なかった。

 「お館様、ふた月もお屋敷を空けるようなご用事でしょうか。」

 アンニさん、それをいっちゃぁおしめぇよ。

 「みんな、私はエイゾまでカニとウニを買いに行ってくるよ。それ以外に何にも用事はない。」

 ユンカーさんに向かって数重の半眼が向けられ、おかしな汗を垂らしながらユンカーさんが席を立とうとしている。

 「高くつきますよ。そうお伝えいただけますか。」

 「間違いなく。」

 「結構。」

 居た堪れなくなったユンカーさんは誰の見送りも受けずに逃げるように我が家を辞していった。


 それからしばらく激論が戦わされたのだが、その内容としてはこんな用事に出向く俺に対する陛下の我儘にどれくらいの俸禄が必要になるか?とか、着替えはどのくらい必要なのか?とか我が家にはカニはどのくらい必要か?などなどが詳細に話し合われた。

 次元断層が生臭くならないか心配になってきたのだが、どうだろうか?

 シロップもアニエスもカニの種類とウニの美味しい部位などについてにわかに教え込まれ、少なからず陛下に隔意を抱いたことだろう。

 大丈夫だ。俺は隔意以上の無力感を味わっているのだから。

 俺はクロネコ何やらの宅急便ではない。沢蟹サワガニでも届けてやろうかしら。

 ウニの代わりにタニシかカタツムリと一緒に。

 いっそ、馬糞のほうがしっくりくるか。

陛下が我儘を行っても許されると思うほどにソウタに懐いているのでしょうね。

メイドの皆さんはそのような扱いにまったく納得していないようですが。

次からは少し長い旅になるようです。トサンに帰る日は来るのだろうか。

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