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Contractor with blood(血との契約者)  作者: 小西敬
成り上がり貴族の章
49/161

【第49話】事後処理

いつもお読みいただきありがとうございます。

その後のグダグダを処理する回です。


お蔭さまで11,000PV突破です。

いつもありがとうございます。もっと頑張らせてもらいます。

 フィアに対する侮辱に完全にブチ切れていた俺だったが、倒してみても収まらない怒りはやり場のないストレスになっていた。

 それで仲間たちに当たったりすればとんでもない暴君だ。剣を納め、深く息を吐きだしてクールダウンするように意識する。

 「ソウタさん、お怪我はありませんか?」

 フィアの言葉に黙ったまま頷いて答える。脳を焼くような怒りの炎が渦巻いていてちょっと冷静になるためには時間が必要だったのだ。

 「ソウタさん、気にしないでくださいね。サキュバスはどこに行ってもあんな風に言われるのですから、慣れています。皆さんが優しいからちょっと忘れていました。」

 恥ずかしそうに俯きながらそんな風に言うフィアが愛おしい。フィアはそんなことを言われて暮らしたことなどないはずだ。それでもそう言うモノだと理解しているから俺のためにそう言ってくれるのだろう。

 「俺は、俺はあんな風に言わせたくない。言われたくないし、聞きたくもない。」

 「そうですね。でも大丈夫です。そう思ってほしくない人にはちゃんと判ってもらえていますから。」

 フィアの顔を見るとハニカミながらもしっかりと俺を見てくれている。

 「そうだな。」

 一言だけそう呟いて、怒りを飲み込んだ。

 「よし、陽が登ったら魔法科学省を確認して帰ろうか?」

 「そうですね、残念なお知らせかもしれませんが、親王陛下には報告しないといけませんし、確認は大事です。」

 「お館様、奥様、お怪我はございませんか?」

 アニエスが周りを確かめながら護衛班と俺たちの側へと馬車から降りてきた。

 「ああ、こっちにケガ人はいないから心配いらないよ。怖かっただろう?シロップはどうした?」

 「心配してもらってありがとうございます。とても怖かったですが、お館様や奥様が敵と戦っていらっしゃるときに守っていただいておりましたので、平気です。」

 涙の跡が残った顔で言われてもな。

 「それでシロップなのですが、何か思い詰めているらしくお館様が勝利を収められてからすぐに布団に入ってしまいました。」

 何だかわからないが、無事ならばいいか。怖い思いもしただろうし、普通の精神状態ではいられないだろう。明日の朝に様子がおかしければ話してみることにしよう。

 みんなと結論だけまとめてフィアを連れて自分たちの馬車へと帰ることにした。

 レネゲイドが変わらずに朝まで歩哨を引き受けてくれ、安心してそれぞれが布団へと潜り込むことができた。

 手強い相手ではあったが、二人で挑む分には十分戦えたし、フィアが剣に魔法を纏わせることにも慣れてきたのは今後にもつながる良い傾向だった。

 そんなことを話しながら布団に入ると、フィアが「ありがとうございます。」と小さな言葉で言った。そして俺にキュッと抱き付いてきたので俺も優しく包むように抱きしめた。

 「ああ、この感じ。とっても幸せです。ずっとこうして抱きしめて欲しいです。」

 「フィア、俺は毎晩こうして抱きしめてるんだが、なにか不満でもあったかな。」

 「いいえ、不満なんて。嬉しくて楽しい時も、今夜みたいに悔しい思いをした時も変わらずに抱きしめてもらえたら全部がどうでもよくなっちゃいます。私やっぱり幸せです。」

 「おう、俺もだ。」

 フィアを抱きしめたまま布団の中でぐるりと回ってキスをする。

 フィアはいつも目を閉じてしまうのだが、今日はこっちを見つめてくれている。

 「どうした?」

 怪訝に思い問いかけると、クシャッと笑って「サービスです。」と耳元で囁いた。

 それからやっぱり目を閉じて、キスをねだってくるのでたくさんのキスをフィアにプレゼントした。体中でキスしていないところがないくらいにプレゼントするとくすぐったがって笑い出したが、綺麗に育ってきたオムネにキスをして、口に含むと一変して熱い吐息が漏れる。

 たっぷりと愛し合って、フィアが眠りについたので俺はフィアを俺の上に抱き上げ、抱きしめながら深い眠りへと落ちていった。


 次の朝は曇天だったが、西の方を見ると空が明るく、午後には晴れてくるようだ。

 全員が起き出し(フィアを除く)、身支度をしている気配が伝わってくる。

 もうすぐアニエスとシロップが来るだろう。そう思った時には扉をノックする音が鳴る。

 「お館様お目覚めでしょうか。」

 今朝はシロップが声を掛けてくれる。

 「ああ、起きてるよ。入っておいで。」

 扉が開き、いつものようにフィアの着替えが始まると思っていた。しかし、アニエスと一緒に馬車に入ってきたシロップはいつもと様子が違っているようだ。

 シロップの目を見ていると、意を決したように口を開いた。

 「私、お館様と奥様とずっと一緒に居たいです。離れたくありません。これからもお屋敷を出られるときには私もお連れいただけませんか!」

 どういうことだ?

 アニエスは目を見開いて驚いている。フィアは俺の腹に涎を垂らしている。

 「シロップはどうしてそうしたいと思ったのかな?」

 彼女の申し出は特に断る必要もない。また、特に賛成という訳でもない。どんな理由でそうしたいと思ったのかを聞いてからがいいだろう。

 「昨夜のお館様と奥様が戦っておられるのを見て、何故だか涙が出ました。漠然とした憧れでお館様を見ていました。奥様がご寵愛を受けられるのをとても羨ましく思っていました。でも、お二人の敵に立ち向かうお姿は”だからご夫婦なんだ”と思わせられたのです。

 お二人を見ているととっても素敵でした。もっとお二人を見ていたいです。お側に居させてください。自分でも何を言っているのか判りませんが、お二人のことから目が離せないんです。」

 堂々としたストーカー宣言にこちらがたじろいでしまう。

 「いいんじゃないですか?」

 「うぉ?フィア起きてたのか?」

 「いいんですか!?」

 「そんな簡単に引き受けて、シロップに何かあったらどうするんだよ。」

 「そんなのソウタさんが責任取ればいいじゃないですか。」

 「うえぇ?俺なの?フィアはそれでいいの?」

 「もちろんです。アニエスさんだってそうしたいんじゃないんですか?」

 「わ、私ですか?そ、そ、そんなこと・・・」

 アニエスもなの?ってか、フィアのこの割り切りようがこっちを不安にさせるんだが。

 「フィア、俺に本当に不満がないのか?なんか俺の自信がなくなりそうなんだけど。」

 「ええ?なぜですか?貴族って何人も奥さんがいるんじゃないんですか?」

 「そこ?」

 「ほかに何かありますか?」

 「「「・・・・・・」」」

 フィアの中では貴族は何人も奥さんがいるらしいのだが、それはそう言う甲斐性のある貴族がお妾さんや側室を持っているだけで、俺の本意ではないのだが。

 「わかった。基本的には二人が同行することに異議は挟まないよ。ただし、自分の考えをもう一度見つめなおして。昨夜のようなことはこれからもあるんだ。自分たちに危険が及ぶこともあるかもしれない。俺やフィアが守り切れない時もあるかもしれない。そう言う事も含めて考え直してそれでも一緒に旅をしたいか帰ってから聞かせてくれ。」

 今は考えさせる時間が必要だ。そしてフィアとも話す時間が必要だ。

 それは今じゃない。今はしなきゃいけないこともあるし。

 自分で目を覚ましたフィアはもう着替えを済ませ、朝食づくりの手伝いに行っていた。

 黙り込んでしまったシロップとアニエスの肩を叩く。

 「今は考えなくていい。親王陛下に報告する仕事がある。まずは朝食を食べて、魔法科学省を調査しよう。全部は帰ってからだ。」


 魔法科学省は無人だった。

 実験や研究に使われる部屋にも、亡くなった公爵の私邸にも人影もなければ遺体もなかった。

 上層階も手分けしたが誰も見つけることはできなかった。

 そして地階。

 雑庫と食糧庫などがあるところにみんなが居た。

 まるで要らなくなったものを詰め込んだように、邪魔にならないように積み上げてあった。

 アンデッド化させないためにも荼毘に臥す必要がある。

 男性全員で遺体となった職員を二人ずつ運んだ。体中の血液が抜き取られ干せてしまった遺体はとにかく軽い。

 すでに何往復したことだろうか。全ての遺体を地上に運び上げ、俺たちで作った祭壇に遺体を集めた。故人を特定できるような持ち物などを一つにまとめ、持ち帰ることにした。

 そして火をかける。

 俺の魔法で超高温の炎が白と青のうねりとなって骨まで焼き尽くす。

 放っておいては亡くなった職員たちが不憫だし、アンデッドやスケルトンにさせるわけにもいかない。1200℃を超える炎は煙をほとんど出さず、荼毘の煙は薄いものだった。


 帰路についた俺たちは一泊の末にトウトへとたどり着いた。

 メイドちゃんズも大人しいもので、仲間と一緒に食事の準備をしたり、フィアとお風呂に入ったりしていた。

 屋敷に帰ってまずはアンニさんから雷が落ちた。

 「あなたたち!自分が何をしたのか判っているのですか?お館様の負担になり、お手間をかけさせたのです。こんなメイドは今までに見たことがありませんよ!」

 「待ってもらえますか。二人は俺が同行させました。ご存知の通り朝の弱いフィアには世話役が必要なのですよ。事前に相談しなかったことは詫びますが、俺のお願いを聞いてくれただけの二人を責めるのは止めてもらえますか。」

 「そんな!お館様。御自らが咎を被ることなどないのですよ?」

 「違います。今後のクエストにおいても彼女たちは同行させますので、今回はお試しとして力量を測らせてもらったのです。そして彼女たちは立派に務めを果たしてくれました。大丈夫です。問題ありません。」

 「そ、そうですか。お館様がそうおっしゃるのであればこれ以上は申しません。」

 「アンニさん、どうもありがとうございます。これから登城し、親王陛下にご報告に上がりますのでご一緒してください。」

 「しょ、承知いたしました。ご一緒させていただきます。」

 「フィア、アンニさんと一緒に陛下にお会いしに行くよ。」

 「はい。参りましょう。」

 「アンニさん、先触れを出してないけど大丈夫かな?」

 「はい、ずっと陛下もお待ちでしょうから大丈夫だと思います。」

 「それとアンニさん、迷惑をかけるな。」

 「お、恐れ多い。そのようなことは仰らないでください。私はお館様の良いようにさえなればそれが一番いいと思います。」

 「それでも、ありがとうございます。」

 照れて俯いてしまったアンニさんもいい人だ。実直で俺たちのことを一番に考えてくれているんだから、フォローしておかないとバチが当たるよ。

 また、森を抜け、親王陛下のお住まいにやってきた。

 ユンカーさんに話を通し、陛下のご都合を尋ねると今すぐにお会いになるという事だったので、俺たち三人は控室にそのまま通された。

 驚いたのは謁見の間ではなく、既に控室に陛下とお妃様がいらっしゃったことだ。

 俺たちはすぐに臣下の礼を取り、親王陛下に頭を下げた。

 アンニさんは扉の側に立ち、深く礼をしている。

 「公爵、このたびは足労を掛けたな。礼を言うよ。して、エルンストはいかがだったか。」

 「申し上げます。エルンスト公爵様はツクバ魔法科学省にて亡くなっておられました。その他職員と、私邸に勤めておりましたであろうメイド他全員のご遺体を確認いたしました。」

 「なんと?なぜ死んだ。エルンストは科学者だったのだ。野望もなく研究に生涯を捧げていたと言ってもいい。良い漢だったのだよ。」

 「私たちが尋ねた時にはすでに吸血鬼に全員が襲われた後だったのだと思われます。傀儡となった公爵様にはお会いしましたが、その時にはもうお命はなかったと思われます。

 当日の晩に吸血鬼に襲われましたが、討伐することができました。遺品のいくらかは持ち帰りましたので遺族の方々に戻していただければよろしいかと。」

 「ヤマノベ公爵様、危ない任に着いていただきありがとうございます。また、陛下の旧知のご友人の仇まで取っていただき、感謝いたします。」

 お妃さまからもねぎらいを頂き、俺たちとしては十分だ。

 陛下もこうした動揺を予想され、その姿を余人に見せないで済むように控室でお会いになったのだろう。

 「辛い任に当たらせて申し訳なかった。この任を今後も任せて構わないか?」

 「お任せください。私たちであれば生還率も高くなる可能性がありますし、聖銀の巨人などこれまでになかった力も利用できます。陛下の目となり、耳となる覚悟はできておりますので、ご安心ください。」

 「頼りにさせてもらうよ。ありがとう。」

 「もったいなきお言葉。それではこれにてお暇を頂きたく思います。」


 「お館様方はそのような危険な任をこなしておられたのですね。シロップとアニエスはそのことは?」

 帰りの馬車の中、聞いた話から想像もできないような体験をしていたことを知り、二人のことが俄かに心配になったのだろう。

 「ああ、最初に吸血鬼と対峙したときも夜半に襲われた時から戦闘中も俺たちの戦いを見ていたよ。あの子たちはそれでもついてくると言ってくれたんだ。俺やフィアにかなわない敵が現れない限りは守り通して見せるさ。」

 「お館様の敵わない相手と言うのは居るのでしょうか?それでしたらいくらかは安心していいのでしょうね。」

 「おいおい、アンニさん、俺たちは不死身でも無敵でもないよ。生き残るのに恵まれた手段が多いと言うだけだよ。」

 後日、依頼料として2億円相当の俸禄が下賜された。

 命を懸けた対価として多いか少ないかは判らないが、被害を拡散させずに済んだことは陛下の望むところだったという事だ。

 そろそろトサンに向けた旅のことも考えないといけないし、メイド二人のこともある。

 彼女たちを側室にと言うフィアとも話し合わないといけないだろう。

 屋敷にせっかくレネゲイドの整備工場も立てるわけだし、いろいろと考えるべきことが多くなってきている。ゆっくりした時間が欲しいなと思わずにはいられないのだが。


 とある日、アンニさんと二人きりになった際に側室の件について相談してみた。

 食堂で二人きりになり、厨房からお茶を貰って腰を下ろした。

 「お館様、ご相談と言いますのは?」

 「うん。誰に聞いたらいいものやらといった相談なんだが、やはりアンニさんに聞くのが俺としては一番いいと考えたんだ。」

 「それは、光栄ですね。」

 「貴族にとって側室とかって必要なものなのかな?」

 「は?側室ですか。その様な方がいらっしゃるのですか?」

 「いや、居ないんだがね、フィアが公爵になったからには必要なんじゃないかと言うんだよ。それでどういうものか判らないし、我が家のご意見番に聞いてみるべきだろうと思ったわけですよ。」

 「お館様はどのようにお考えですか。」

 「俺は必要ないと思ってる。フィアとの出会いは行きがかり上だったけれど、契約を結びその生涯を縛ってしまっているんだ。であればより誠実に生きたいし、最後の瞬間まで二人で居たいと思っているんだがね。」

 「奥様は、良い伴侶を得られたのですね。貴族にとって側室が必要と言うことはないのです。それぞれの貴族様のお考え一つで、たくさんの方を幸せにするお気持ちがあれば何人いようとも構いませんでしょうし、親王陛下もそうですが、ただ一人とお決めになっていらっしゃれば側室を取る必要はありません。

 側室の数をステータスのように思う貴族もいれば、ただ一人をお大事にする貴族もあります。陛下でさえもお妃さまお一人と決めておいでなのですから、お館様も奥様お一人で十分と考えられるのならそうされるのがよろしいのではないでしょうか。」

 「うん。ありがとう。気が楽になったよ。逆に何人も必要だなんて言われたらもう、胃に穴が開いていたと思うよ。」

 「ほほほほ、それはよろしゅうございました。」


 その日の晩、フィアと風呂に入りながらアンニさんと話したことを相談した。

 「フィア、俺はやっぱり側室は取らないよ。」

 「そうなんですか?」

 「正直な話、フィアはどう思うの?俺が他の女性を招いて夜もそちらに行くことになっても納得できる?」

 「そうですね、多分寂しい思いをすると思います。」

 「じゃぁ、なんで側室を取ろうなんて言い出したの。」

 「え?必要なんじゃないんですか?」

 「いや、陛下だってお妃様お一人しかいらっしゃらないだろ?貴族だからって無理に側室を増やす必要はないんだよ。」

 「・・・じゃぁ、じゃぁ側室は嫌です。絶対嫌です!」

 「お、おう。俺にもそのつもりはないが。」

 「ふえ、ふえええええ。良かったよぅ。」

 「もう、泣くほどなんだったら言わなきゃいいのに。ほら。」

 フィアを抱えてバスタブの中で膝に乗せるとしがみついてきた。

 よしよしと濡れた髪を撫で、抱きしめてやるとまた大きな声で泣き出してしまった。

 俺としては笑うしかないのだが、俺たちはそんな他人の常識に今まで従ってきただろうか?割と好きにやって来たんだからこれからもそうすればいいじゃないか。

 それからもしばらく泣き続けたフィアは鼻の頭を真っ赤にしてからようやく泣き止んだ。

 「布団に行かないか。俺のたった一人の妻と今夜もゆっくりとしたいよな?」

 「はい、今夜もソウタさんとゆっくりしたいです。可愛がってくださいね。」

 「明日もな?」

 「はい!」

 風呂を上がり、フィアの大好きなお姫様抱っこで寝室まで運ぶともう、ご機嫌になっていてベットに降ろそうかと言うときにしがみついてきた。

 「もうちょっとこのままで。ダメですか?」

 くっ!見上げるなよ。なんてあざといんだ。

 気が済むまでフィアを抱っこして、気が済むまで愛し合う事ができた。

 フィアの誤解も解けたことだし、今度はあの二人か。

 あの時の感じでは、シロップもアニエスも俺に気が有ったような口ぶりだった。

 俺に?風呂場で鏡を見たが、どう見ても十人並みな容姿だと思うよ。目を引くような男前でなし、二目と見られないほどひどくもないと思うが、俺に惚れちゃったのか?

 世の中判らないものだな。

 うぬぼれるのもいい加減にしておこう。フィアにまで嫌われたらもう、生きていけないかもしれない。

 旅への同行はまぁ、いいだろう。フィアの世話も楽になるし、メイドとしてはちゃんとやってくれている。

 それ以上でもそれ以下でもない付き合いはできないのだろうか。フィアに言ったように側室を増やすつもりはない。一人で十分だ。

 その辺については正直に話しておいた方がいいだろうし、変な期待はさせない方がいい様な気がする。

 なんでこんなことで悩まないといけないのだろうか。

 憂鬱だ。

モテ耐性ゼロのソウタにとって、とても頭の痛い問題です。

私にはこんなイベントは起こりませんが、普通の貴族様にもこんなイベントはないと思います。

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