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悲しい?日常

作者: 為人

 「やめろっ!!やめるんだ!!!」

 なんでこんなことになったんだ。俺は信じていたのに。

 「いいじゃないか、兄貴。たまにはいいだろ。やらせてくれたって。」

 そう言って、当てられていたナイフが確実に動く。ビリッと大きな音がする。

 「なんで、なんでなんだ。今までそんなこと一度も……」

 俺は少し泣きそうになりながらも、訴える。

 「言える訳ないだろ。こんなの。言えないよ。」

 その声には、悲痛なものが混じっていた。それを聞いて俺はただ悲しかった。だが、彼女は譲れない。ここで引き下がるわけにはいかない。

 「うぉおぉぉぉぉぉぉお!!!!」

 俺は渾身のタックルを繰り出す。突然のことに対応できなかったのか。あっさり、当たった。

 ビリビリビリ!!!

 あっ。

 時間が確実に止まった。2人で顔を見合わせて、音のした方を見る。そして、時間が流れだす。

 くっそーーー!!

 俺の、俺の、俺の大好きなグラビアの袋とじがぁぁあぁあぁああああぁぁぁッ!!!


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― 新着の感想 ―
[一言] 悲しいですね。実に悲しい。 ところで、投稿時に作者名を記入すると、ユーザー名とは別作者名と認識されて作者ページにリンクされなくなるので、何も書かないのが正解です。
2014/09/28 13:51 退会済み
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