第4限目 ~保健ちゃん~
「あちこちに絆創膏を張り付けのは保健ちゃんだね?」
保健ちゃんと若林先生の対決が始まるよ。
「だからなに?」
いきなり横柄な態度だね。
お金持ちだから仕方ないよ。
「なにじゃないよ……。 なんで学校中にペタペタと絆創膏を張り付けたの?」
もっともな疑問が飛び出したよ。
きっと何かのオマジナイだね。
「なんか傷とか破損とかあったから、絆創膏を張ったら治るかと思って」
「治らないよ! 絆創膏は、人に使う物だよ!」
突っ込んだね。
驚愕の事実だもんね。
「でも、やってみないとわからない事だし」
一理あるよ。
でも、およその検討はつくよね。
「……それもそうだなー。けれど学校の備品を無駄遣いしたら駄目だよ」
その通りだよ。
まともなこと言えるんだね。
「あっ、それなら大丈夫。私財を投じて過剰なぐらい補充しておいたから」
「え? あっ、ならいいけど……。 ちゃんと剥がしておいてね」
さすが保健ちゃんだね。
お金持ちの力業だね。
でも、凄いね。追求したね。お得意の解決だね。
あれから数年後。
保健ちゃんはN●SAで働いているよ。
だって保健ちゃんはお金持ちだからね。
だから、いろんな意味でお近づきになりたいよね。
お金で命が買える時代らしい。
「お金=魔法?」そんな感じです。
その内にお金で異世界に行けるようになるかもね。