
ROBOT HEART・12
- ハジマリ -
物語はすべて、やがていつか終わりを迎える時が来る。
しかし、その結末の形は様々だ。
どこかで目にした幸福や、悲劇の最期、涙の別れ。
ほっと息つく安らぎに、驚くような大逆転。
途中で道を見失い、迷子になってしまう物、
語り継がれる者により、形を変える物もある。
しかしどんな形であろうとも、必ず終わりはあるものだ。
始めることは難しいが、終わらせることはもっと難しい。
それでもやはり、終わらせなければならない。
終わりがあるから、また始めることができる。
かつて始まった、ひとつの小さな物語は
今ここに終わりを迎える――