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第47話『呪い勇者、神域に参る』


 「ただいま帰りました、カケル様。買い過ぎてしまいまして遅くなり……。誰ですかこの女性は!? カケルさんのケダモノー!」


 「うるせぇアリア! また、一から説明しないといけないのかよ、俺の事も考えろ! 後、アクアと似たやり取りしてんじゃねー!」


 「知らなかったんですかアリアさん。カケルさんは元からケダモノです!」


 「マリエルも何回言ったら分かるんだ! 話しをややこしくさせるな!」


 買い物から帰って来たエリクシアとアリアドネに睨まれながら、全てのメンバーが屋敷に揃ってしまいました。説明するのも面倒だし、今すぐにでも逃げだしたい。


 腹を括り、まるでゴミでも見つめるような視線に耐えながら、事の経緯をエリクシアとアリアドネの二人に話すことにした。


 何とか誤解も解けて、現在の危ない状況を理解してもらった上で、これからどうするか二人の意思を確認する。まぁ、聞かなくても、何となくは分かってたけどね。


 「私もやるよカケル。女神様の為にがんばろ?」


 「私もやらせて頂きますカケル様。必ず依頼をやり遂げましょう」


 「そう言うんだろうなって思ってたよ。しゃーない、みんなで神域防衛戦でもやろうじゃねぇか」


 皆が皆、闘争心を燃やし、一致団結したことで、本格的に神域の防衛をすることになった。また、聖堂教会とドンパチやらなければいけないと思うと、胃が痛くなるな。


 神域へ盾の女神アテネに案内をして貰わなければならないので、それなりの準備をして決戦の舞台に片足を突っ込む運びとなった。


 今回の聖堂教会は、どんな手を使ってくるんだろうな。宗教の教えに背く程の下衆っぷりな連中の集まりだから、何をしてくるか分かったもんじゃない。


 今度、ベズルみたいなのがわんさかやって来たら間違いなく負ける可能性だってあるし、それなりの対策も必要になってくる。


 いろいろ考えてしまうよな。しんど過ぎるだろ。女神様に頼ってもいいんだろうか。助けて欲しい気持ちもあるけど、依頼されているのは俺達なので、そんなカッコ悪い真似なんか出来ません! 


 「よ、よぉし。準備はこんなもんでいいだろう。エリィ達も大丈夫か?」


 「大丈夫だよカケル。あんまり準備する物なんて無いけどね」


 「エリィは問題ないさ。側に居てくれさえすればいいよ」


 「まーた始まりましたね。イチャイチャするんだから。私もアリアさんも準備完了です」


 「何だマリエル拗ねたのか? 頼りにしてんだから、そんな言うなよ」


 「ムカつきます! 死ねぇー!」


 ーーバチンッ!!


 特に何かした訳では勿論ない。ただの八つ当たりである。


 清々しいビンタに、意識が完全に持っていかれそうになった。加減ぐらいしたらどうなんだロリッ子よ。強すぎて、毎回死にかけるんだよな。もしかして、本気で殺しに来てるのかな。


 準備を整えて、アテネに神域への先導を頼んだのだが、アクアはあまり気乗りしていないようで、最後の確認をしたいと言い出した。


 今更何言ったって、もう引き下がらないことぐらい付き合い長いんだから分かってるだろう。辛かろうが、苦しかろうが、俺達は前に進むしかないんだから。


 「本当に悔いはないんですね。前にも言った筈ですよ。戦争になれば、人は必ず死にます。その覚悟があるんですね?」


 「ここで行かなきゃ、それこそ悔いが残るだろ。何度も言わせんな。この剣が届く限り、誰も死なねぇよ」


 「カケル様、魔法陣の効果が切れてしまいます。話しならお早めに」


 「あぁ、すまない女神様。アクア、信じて待ってろ。今回もどうにかして来るからよ」


 別の仕事があるアクアを残して、盾の女神アテネの用意した転送魔法陣に乗った俺達は、一瞬にして姿が消えてしまい、神域に転送されてしまった。待ち構えているのは、天国か、はたまた地獄か。


 全く予想出来ない戦いに、身を投じなくてはならなくなってしまったのです。



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