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親ガチャ

人は産まれてくる場所、環境を選ぶことはできない。親も選ぶことはできない。

その理不尽さを込めて"親ガチャ"と呼ばれる。

ひどい親、貧乏な親の元に産まれれば親ガチャ失敗。

良い親、お金持ちの親の元に産まれれば親ガチャ成功。

この理屈は間違ってはいない。

でも、果たしてみんなが親ガチャ成功者だとしたらどうだろうか。

みんなが同じスタートラインだとしたらどうだろうか。

みんながスタートは同じだとしても、その後に必ず差はつく。

では、このついた差の原因は何か。

それは、自らの能力の差である。

つまり、誰かに及ばなかった時に親のせいや環境のせいにしていた事も、スタートラインが同じなってしまったら、及ばなかった事実は"自分のせい"と言う重い問題となってのしかかってくる。

確かに毒親だったり、若くして親を失ってしまったり、親ガチャのせいでとんでもなく辛い目に合う人もいる。

しかし、親ガチャが存在することで、それを言い訳にできる現実が存在することもまた事実である。