なろう叩き動画レヴュー
小説家になろうが注目されているので、動画作成者としても話題性が高いと思って動画レヴューを作って投稿しているはず。
主人公が、初めてのお使い以上に馬鹿すぎるお使いをしてるとか、作者としてはこれほど純朴な青年なんだよって、印象付けたい記述が、主人公の馬鹿プリを強調してしまっているとか、けっこう酷評されているのだけど、作者公認レヴューだったりする。
以前からなろう叩きはあった。文章が稚拙だ。設定がガバガバ。ご都合主義で突然チート能力が覚醒して問題解決とか。意味上の文章の区切りで段落を変えずに、恣意的に段落を変えているとか。
読者としての私は、休憩時間に鬱展開の物語は読みたくないし、ざまぁ展開を期待しているし。タダだし、面白くなければ別の作品を読むに行くだけ。なろう投稿作品にレヴューっているのだろうかと思ってしまう。
面白ければ文法上のミスには目を瞑る。面白くなければさようならするだけなのだから。
作者視点だと、動画レヴューでなるほどって、よくわからるわって思うことが多い。確かにキャラが描き込まれていないよな。ヒロインの容姿も描写ちゃんと書かないととか、私の作品の場合、会話率六十パーセントほどあるので、誰が話しているのか、わかるように叙述しないとって、動画レヴューは作者目線では役に立つと思ったりする。
自分の作品が俎上に上がっていないから、平常心で見ていられるとは思う。主人公が馬鹿って言われると、私ってお馬鹿なことを書いてしまったって、おそらく思うだろう。
私の前作の悪役令嬢は誤字脱字報告が多くて、見直し不十分な私が悪いのだけど、中には文章表現を誤字報告で添削されて、なかなか凹んだ。
ツイッターで酷いって呟かれたり、五チャンネルでも酷い作品で取り上げられていた。
私のイメージとしてはイベントの積み重ねで物語を構成するプレハブ方式とでも言うべき、部品の採寸がきっちりできてないので、一応辻褄合わせはしているけれどもツッコミどころ満載だと思う。しかも誤字脱字だらけ。なのに評価が千点を超えた。わけがわからない。
もし動画レヴューで、そのガバガバ設定を突っ込まれると、作者的には自分でもわかっているので、辛い。辛いのだけど、私以上に読み込んでくれているので嬉しかったりもする。
しくじっているところを次回の作品で見返してやるとか思ったり……。複雑な気分だったりもする。
動画レヴューで読者が増えるのは歓迎だったりする。作者のお馬鹿さん加減をあげつらうのでなければ、作者的には動画レヴューはありがたい。
動画レヴュー投稿者が五十五点を付けた作品に自分なら何点をつけるかという遊びもありだと思う。感想でレヴュー動画の作者は五十五点を付けていたけど、私は面白かったと思うので七十点ですとか書かれると、作者的にはとても嬉しい。逆に三十点ですってやられると落ち込むとは思うけど。その時はエタって別作品を書いてやると思うかもしれないし、奮起して工夫するかもしれない。
そういうのは作者の性格に左右される。豆腐メンタルな作者は褒めてあげようよ。鋼のメンタル、作者が鋼のメンタル保持者かどうかは、作品を読んで判断してほしい、虚勢を張って鋼のメンタルぽい雰囲気の作者もいると思うから。
叩くとエタル確率が高くなるので、続きが読みたい読者はフォローするのが良いとは思う。
動画レヴューもツイッターも五チャンネルも、作者は見ていると思う。ということで、作者があなたのレヴューを見ていると思って書いてほしい。