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人物紹介5(敵・別勢力)

【始まりの魔女】

アリヤを造り、声で導き、運命を選択する力を与えて魔王の器へと導こうとしてきた全ての黒幕。

異世界パンドラを造り上げた存在であり、星影騎士団(ステラ・イドラ)の創始者でもあり、自らの造り上げたフィールドである都市においては全能に近い能力を誇っている。

普段は騎士団の本拠の最深層で魔法研究に没頭していることが多く、自在に姿を変えられる中でタートルネックのセーターに白衣、メガネをかけた理系女子(リケジョ)然とした格好を主に好んでいる。



【マイロン】

深層六騎(ディープシックス)の序列一位、黒い肌に頭上の輪、輝く翼を持つ天使の亜人種。

強力無比な力と厳格な性格、息が詰まるほどに重苦しい威厳を持ち合わせていて、魔女の腹心として非常時以外は騎士団の運営を一任されている。

都市に住まう全ての住人の中で唯一、真っ向から魔女に対抗し得る人物。



【ジーヴァ】

深層六騎(ディープシックス)の序列二位、中学生程度の少年の姿をした純粋な吸血鬼。

気が遠くなるほど長い歳月を生きてきた不死者(ノスフェラトゥ)であり、魔女の部下としてはマイロンよりも古参にあたる。

アリヤの体は魔女によってさまざまな細胞と遺伝子を組み合わせて造られているが、その内の吸血鬼体質は彼の細胞をベースとして付与されたもの。



【フッコ】

深層六騎(ディープシックス)の序列四位、屈強な体格をした寡黙な壮年男性であり鬼の亜人種。

マダムホン討伐の際はアリヤたちと共闘し、アリヤへと真相に迫るためのアドバイスを与えたように見えたが、それは全て魔女の思惑通りの道へとアリヤを誘導するための策の一環だった。

腕力、耐久力では星影騎士団(ステラ・イドラ)でもトップ。



【ブリークハイド】

深層六騎(ディープシックス)の末席である序列六位、三位のラクリを姉に持つ竜人種の青年。

過去のトラブルに起因するラクリとの不和を解消するためにアリヤへと仲裁を願い出たが、燃の妨害とラクリの重い執着によって仲直りは成らなかった。

堅物でありながら下の子特有の尊大さを持ち合わせている彼だが、家族間の仲違いに付き合わせたアリヤには流石に少しばかりの申し訳なさを感じている。



【カラス】

七面會(マスケラド)を牽引するリーダー格の一人。ペストマスクで顔を隠し、企業連のうち製薬会社であるドミニオン・バイオファーマを率いている。

生粋の魔術師集団である七面會(マスケラド)の中でも頭一つ抜けた天才的な魔法の才を誇り、仲間にも秘匿した行動を取ることも多く、意図の多くを語らない。

不和は表面化していなかったが、行動を共にする中でシュラは彼に対して少しずつの不信感を募らせていた。



【サイレン】

カラスと同じく七面會(マスケラド)を牽引するリーダー格のもう一人。フルフェイスのメットにスーツ姿のいでたちで、機械産業を主体とするルドラテックの代表を務めている。

20台半ばから前半が多数と年齢層の若い七面會(マスケラド)の中では比較的年上で、落ち着き払った性格で信頼を集めており、実質的なリーダーは彼。

だが七面會(マスケラド)をの仮想敵であった星の意思(イデア)の一員だったことが明かされ、シュラとは完全な敵対状態に陥っている。



【アブラ】

七面會(マスケラド)の一員であり、エネルギー産業を担うニューシティマテリアルを牛耳る成金趣味の大男。

マダムホン戦においてアリヤたちと共闘してそれなりに交友が生まれていたが、血の門(シュエメン)の残党による報復に遭って行方不明に。その後エヴァンが遭遇した際は、彼らの調査を妨害するように交戦。

そこをシュラに確保され、現在はカラスによってその身柄を預かられている。



【アンヘル】

七面會(マスケラド)の一員であり、癖毛に天使の仮面がトレードマーク。

仮面を取ればメガネを掛けていて、柔和な笑顔を貼り付けてヘラヘラと笑う表情は人の神経をどこかざわざわと逆立てさせる節がある。

七面會(マスケラド)の方針とは関係なく個人の活動として「森羅の光」という思想団体を運営していて、失踪人の調査を請け負っているアリヤはシュラとの協力関係を利用して彼との接触を目指している。



【ラナ・コルネット】

シエナ・クラウンが子供の頃に護衛を務めていた女性で、学園と敵対する傭兵団に属していたが傭兵団が壊滅してフリーに。

シエナは優れた術師である彼女の勧誘を目指して彼女を追ったが、既に魔女の勧誘を受け入れてシエナと敵対する存在になっていた。

シエナとそれほど年が離れているわけでもないが、大人びた物腰と人当たりが良さげに見える笑みからは考えが窺えない。



【リズム】

七面會(マスケラド)と結託して学園を売ろうとした元副リーダー。

天にも届きそうな意識の高さと洗脳魔法の使い手であることを買われ、アブラの右腕として働いていた。

だが血の門(シュエメン)による報復にアブラと共に巻き込まれ、現在は行方不明。



カイ秀英(シゥイン)

血の門(シュエメン)の幹部だった父士安(シーアン)と共に、マダム紅を裏切って殺害に加担した青年。

アブラと結託しているはずだったが、その同盟関係も仮初のもので、実際は黒貌王(ブラックフェイス)と手を組んでいた。

責任感皆無のマイペースな言動とは裏腹に、魔法との戦いすら苦にしないほどの鋭い体術が持ち味。



【グゥエン】

血の門(シュエメン)が誇る刺客の最高峰、四狭のリーダーを務めている男。

刺客とは言っても殺意に満ちているタイプではなく、彼の目的はマダム紅亡き後の組織の中での地位固め。

ドラ、サギシが倒されサイハイが裏切った今、適度な首級を求めた彼は裏切り物のレイを狩るという選択に辿り着いた。が、そこで礎世界からの星の意思(イデア)の襲来を目の当たりにする。


【アラン・ウィンターズ】

学園とエヴァンたちが浮気調査の対象として調べている青年。

都市でも有数の名家の子息で、マクシムの妻であるリシェル・ランドールとの不倫の渦中にある。

エヴァンたちが後を追ったが、お坊ちゃん然とした態度とは裏腹にガラの悪い連中との繋がりを見せて追跡から逃げおおせてみせた。



【マクシム・ランドール】

都市の中でも屈指の名家である議員家系、ランドール家の現当主である男。

青年期は過ぎて壮年に差し掛かる年頃だが、覇気と若々しさに満ちたまなざしには人を怯えさせる威圧感がある。

実弟のルシアンがアリヤと争って命を落とした経緯は把握しているが、弟のこともアリヤのことにも大した興味は持っておらず、ただし彼独自の情報網によってアリヤが魔女の被造物であることは掴んでいて、存在そのものには若干の興味を抱いている。

仕事の都合で更新再開は14日からとなります。

よろしくお願いします。

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