表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラフォー親父の恋愛事情  作者: さくら散る
8/10

一 楓  その五



四日市の家に向かう途中スーパーに寄った。

晩ご飯の材料だ。

「何にする?」

「なんでもいい。得意料理?」

「なっなにお!コレでも一応・・・」

「ゴメン、そうだったね。失言失言」

そうコレでも調理免許を持っているのだから、料理は美味しいはず。

材料を選び、ふと家に行くしとか色々思って立ち止まった場所が、コン○ー○が売っている場所だった。その後ろを通りかかった楓は、見てないで買えばいいのにと、カゴに入れた。『女性は決めていることには強いな』と思い知った。

誰もいない家に着き、すぐさま料理に入った。

「手伝うよ」と伝えると

「運転疲れてるんだから少し休んでで、それに台所は私のテリトリーだからね。」

僕は慣れない地域のテレビ番組を見ていた。

料理が出来上がり、テーブルに並んだのはハンバーグだった。

一口食べた後

「どう?」と聞かれた

「美味しい、食レポとしてはアウトだけど、

良い奥さんになれるよ絶対」

「だれの?」

「もちろん、俺だったらいいな」

「ふふふ」

と微笑していた。

料理の片付けを手伝いをし、食器を片付けるだけになった時に「後はいいから向こうに言ってて」と言われまたテーブルでテレビを見ていた。

今と違って携帯を持っているわけではないので、手持ち無沙汰だった。

片付けが終わり僕の横に座り一緒にテレビを見てた楓。

肩に頭をちょこんと乗せてきた楓は、何も言わずそのまま体重を乗せてきた。

僕は左腕を肩に乗せた。嫌がるそぶりはなく

「ふふ」と何か聞こえた気がした。ただの幻聴、自分の想いがそう聞こえたのかもう確かめる術はない。

そのまま左手を楓の顎に手をかけ、口元を上向にあげた。僕は左下へ顔を向けそのままキスをした。暫く続いたキスの後、抱きしめていた。手が胸元へ動いた時楓は、僕の肩に当てていた手を何度か叩いた。待ってと言うばかりに。

顔を離し楓の顔を見た。

楓は「ゴメン」

「えっ今更?」

「違う、違うこのままだと床でする事になるから、布団敷くのを忘れてたのを思い出したから、ちょっと待って。手伝ってくれたら嬉しいな」て

「あっ手伝うよ」

てっきりここまできてお預けかと思ったよ

布団も敷き終わり、楓は服を脱ぎ恥ずかしいからと布団に入っていった。

僕も服を脱ぎ布団に入った。

「ちゃんと付けるものは付けてね。子どもが子どもをつくちゃダメなんだからね」

『妊娠させて結婚する手もあったけど、先制されたな』

「ダメなんだ」と返すのが背一杯だった。

甘い一夜を過ごし帰宅した。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ