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アラフォー親父の恋愛事情  作者: さくら散る
7/10

一 楓  その4



「宇治橋を渡る前に一礼して、右側通行だったね」

「うん、そうだね」

「手水舎で清めてっと、あれ?そう言えば外宮の時もそうだったけど、外宮は左側通行で左に手水舎があったよね。内宮は右側通行で右側に手水舎があるよね。これって何か意味があるのかな?」

「さぁ右側、左側は色々説があるみたいだからわからないよ。でも昔は五十鈴川で清めてたらしいから内宮が右側通行は五十鈴川に関係があるかもね」

「昔からの話は結局言い伝えが有るけど後付けが多いからね。あんまり意味がないこともあるよね」

「うん、うん」

「内宮は全部回るの?」

「どうしようか?」

「わかる範囲で回って行こうか」

「そうだね」

正宮にて、

「ここは感謝するところだからね。念を押すけど」

楓は真面目に言ってきた。

「わかった。楓と神宮に来られたことを感謝しょう」

「そうね、やきもち妬かれなければいいけどね」

「もし何かあったら、天照大神のせいだね」

「イヤイヤ、こんな事言っている時点でバチ当たるよね。やめようよ」

と拝礼して後にした。

「お願いをするのは荒祭宮でするんだよ。」

「じゃあ寄って行く。でも、皆んな寄らずに帰って行くね。」

「正宮さえお参りすれば良いと思っている人多いから」

「まぁそうだよね。楓に言われなければ自分も帰ってるよきっと」

「じゃあお願いしょう」

「で?何お願いしたの」

「お願い事は人に言ったらダメなんだよ。自分の胸に秘めてこうどうするんだよ」

「ただ神頼みはダメだよってことだね」

「そうだよ」

「あと、おみくじして帰ろう」

「えっと、御守りとかは買わないの?」

「買おうか。安産祈願」

「子どもが子ども欲しがっちゃダメだよ。あっ子どもは私のことね」

「まぁいいや、御守りも買ったしおみくじ、おみくじ」

と探していたら、売ってない。

首をを傾けていたら

「そう言えば、神宮はおみくじないんだって。」

「なんだと」

「昔は神宮に来るだけでも大変だったから、

来たことで大吉なんだって」

「ヘェ〜、大吉なんだ」

『でもそれはくじとは言わないよね。まぁ書かれている言葉に左右されるよりはいいか。大吉大吉と良い思いして帰れば。病は気からと言うしね』

「今日はいっぱいまわって疲れたね」

腕を頭の後ろで組みながら話した。

「そうだね。でも四日市の家までまだかかるよ」

「そうだった。下道、高速?」

「どっちでもいいよ」

「混むから高速にしようか。」

「いいよ」

「道案内よろしく」

「はーい」

笑顔で答えた。


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