第2話 大麻の安全性を中心として
>大麻は本当に有用か(痛み止めとしての使用)
”痛みがある時には依存になりにくいことがわかっており”
ベトナム戦争で兵士の15%程度だったっけ?にヘロインを支給し、内90−95%が中毒にならなかった件が説明できないかったため。
また、よく参照されるのが「ネズミの楽園」実験の結果。
これらは痛みの有無が依存症になるかどうかに関係するわけでなく、社会とのつながり、社会復帰できるかどうかといったところが重要といった説がある。ルトガルなどの事例もあり、人間相手でも有効だと思われている。
これらは個人の置かれている環境が依存症になるかどうかを決めるといった説であるが、他にも遺伝的要因などがあると見られている。
いずれにせよ、痛みがあると、社会的環境が、などという単純な問題ではないと見られている。
”この部分は日本の行政が起こした奇跡で自分の中ではノーベル賞級と考えています。”
疼痛のケアをあまり真面目にやってないからじゃないのか?日本だとモルヒネの消費量は欧米の数分の一らしいですから。
オピオイドは処方されてないけど、ベンゾジアゼピン受容体作動薬はめっちゃ処方されてて中毒者いっぱい居る恐れありますね?
こういうのは日本でオピオイドが危機にならなくてよかった、では終わらないんです。
基本的に人類って同じような社会構造や肉体的な構造なので同じことが名前を変えて起きている可能性がある上、
患者からしたら、オピオイド危機が起こっていたとしてもアメリカの良い、ということすらありえます。
何事も適切なラインってのがあると思います。オピオイド危機を防ぐため患者を無視するというのは本末転倒です。
また、弱オピオイドの投薬を3割減らせるのは結構すごいこと。
オピオイドというのは基本的にモルヒネで、効き目も王者の風格があります。
事実、もう全部モルヒネで良いんじゃないかな、みたいなことを言っている医師の人もいます。
とはいえ、コデインも基本的には麻薬(濃度が低い場合のみ麻薬じゃない)で、使えない人がいるので選択肢は多い方が良い。
オピオイド系1種類が万能すぎて他の作用機序の選択肢があんまりないと思われる。
ここが問題で、オピオイド系が効かない人、使えない人、量を少なくしたい人の選択肢がなくて、
こういう患者を救うかどうか、ほっといても死ぬ人(依存症になっても問題無い人)に対して、
”アメリカに行って処方してもらってください。それなら日本に持ち込めるので。”
みたいなこと言う厚生労働省って国民の健康を守っているといえるのか?
次に、これが私が問題だと思ったところです。
何が問題かというと、数字の扱い方です。
まず、以下の引用元では、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/29989239/?i=3&from=liang%20cannabis
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30390550/?i=2&from=/30419224/related
投薬を3割減らせる以外に、関連するメディケイド(国民保険)の支出を28.8%減少させると書いてあります。
これはフェアに引用して欲しかった。なぜなら、減少した支出で他の患者を救うことができるから。
後、2017年度の薬売上げランキング1位は、リリカ、疼痛用、発売元 ファイザー、売上 930億円となっております。
一つの疼痛の薬に1年で930億程度突っ込んでるんですよ。日本は。
この手の疼痛には大麻は効かないだろうから健康保険が3割支出が減るというわけではありませんが、3割という数は決して無視できる数字ではありません。
次に、
Nugent SM, et al. Ann Intern Med. 2017.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/28806817/?i=2&from=/28806794/related
何も言うことはないが、大麻に対して特に好意的に書いているというわけではない。
大麻推進派はこれ参照してんの?有害だって書いてるじゃないか。意味がわからない。
2018年に出たシステマティックレビューを見てみよう。
Mücke M, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2018.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/29513392/?i=3&from=/28806817/related
やはり証拠が不足している。さらなるエビデンスが必要っぽい。
>ねぇねぇ大麻はアルコールより安全なの?
これもおかしい。公衆衛生という視点が欠けているから。
>小学生のような単純な質問だと思う。しかし、ぶっちゃけると「〇〇は〇〇より安全なの?」という、この手の質問は、薬物の安全性の専門家も規制についての法学者さんも規制派の面々はみんな反応に困るだろう。それは、後述するが質問がおかしいからだ。では、なぜそういう反応になるか説明していこう。
あなたはどういう基準で法制度が作られていると思っているの?
法制度はエビデンスを集めて、安全性を確認し、それを元にして決めるべきである。
それ以外は通常、恣意的、独裁的であると言われる。
このようなことを扱うのは主に疫学者や公衆衛生学の学者の仕事です。
例えば、胆管がんを引き起こし大きな社会問題となったジクロロプロパンの場合、印刷所で胆管がんが異常に発生していて、これおかしいわ、となって法規制が入りましたよ。
同じことを大麻で、タバコで、アルコールで、覚せい剤で、自殺で、犯罪で、車、バイクの運転で、ありとあらゆることでやるだけですよ。
それが公衆衛生でしょ。
”まず、別々の作用、いろいろな種類の有害性があるものをそもそも比較するのは容易ではない。”
法規制はそこまで要求はされないと思う。というのも時間とともに被害が拡大するので。
例えば、ジクロロプロパンの場合、一般的な職場と比較して、こんなこと起こるのは1兆分の1以下の確率やわ。となった時点で犯人探しが始まって、これっぽいとなったら規制リスト入やろ。
危険性を比較するのは容易でないという主張だけど、実際は危険の等級があってそれに応じて規制が入ります。
化学物質の場合はなかなか無縁というわけには行かず、使用する必要があったりするので。
”また、毒性のみの情報で、あっちは規制されていてこっちは規制されていないなどと比較するのはおかしい。”
これはもう国民の健康を守ること、公衆衛生とは別の話ですね。宗教で決まってるならしょうがない。
そちらでやってください。
まぁ、国が各国の状況に応じて規制を敷くつーのは妥当。できもしない政策をやってもしょうがないからね。
だが、医療用の薬だけは合法化した方が良い。歴史や宗教が患者の治療を邪魔するのなら、もうそれは国民の健康を害するものなので。
”大麻とアルコールのように違いが大きいものは比較することができないし無意味だ。”
ぶっとんだ意見だ。
あらゆる健康を害するものは、危険度に応じて適切に管理するのが国民の健康を守るということでは?
”それでも大麻推進派の方々には、比較したい人も多いかもしれない。では逆に問おう、アルコールと大麻を総合的にかつ客観的に比較できる評価方法はあるのか?確立された評価方法があれば良いが、残念ながら、まだそういったものは確立できていない。無理矢理比較しても誤った結論が出てくるだけだ。”
そういうのは絶対に存在しないでしょ。
アルコールですら個人差がめちゃくちゃあるし体調の影響受けるし、出てくるのは”平均値”みたいなもんですよね。
何回やっても同じ結果にならないから”確立された評価方法”などという存在しないゴールを目指すのは意味がない。
総合的な評価は、通常は死者数、使用者数、依存者数、依存の強さ、社会的害などで評価されます。
こういう話で難しいのは、科学的知見の進歩や社会情勢に影響を受けるし、法制度自体が社会的害みたいなのに影響を与えてしまうので。
また、無理矢理比較とは言っても、ある程度妥当な感じで決めてブラッシュアップし続けるというようなものでは?
あなたは公衆衛生全般を否定したいのか?
”依存性のあるような薬物の規制は、それぞれの薬物で社会への有害性と有用性を比較して考えるべきだ。あの薬が(取り締まりきれなくて)容認されているから、こっちも認めるというのは全くおかしい。規制のルールは、比較して決めるべき話でなくて、アルコールが害を小さくするにはどうするか、大麻の害を小さくするにはどうするかというそれぞれの議論で決めていくべきだ。”
そのアプローチは明らかに駄目。
税金といった限りあるリソースは効率的に使わなければならない。
そうでなければ国民の健康を害している事になるし、納税者に説明できない。
そのために、適切に比較を行い重要なものを重点的に取り締まる必要があるし、そうでないものは適切に区分から外さなければならない。
そうでなければ、薬の開発が遅れたりとかいうことが起きる訳だが、これは国民の健康を守るっていることになるの?
あなたは、これまでアメリカの大麻取締法やWHOの薬物区分などでEpidiolexなどの大麻抽出物由来の薬が患者に届けられるのが遅れた事をどう評価しているの?
>大麻は本当に有用か(てんかんへの使用)
私に一番ダメージを与えた記事。
何がダメージかつーと、この人には全く他者に対する共感みたいなものがないところ。
”では、どれくらい抗てんかん薬としてのCBDはすごいものなのだろう?ちなみに、カンナビストブログではいろいろ大げさに書かれているが、違和感しか感じない。”
いや、薬が開発されて救われる患者が増えてよかったね、で良いやん。なんだこれは。
”抗てんかん薬以外にも、手術やケトジェニックダイエットを含むてんかんをコントロールするための他の選択肢があります。”
この選択肢は正直やばい。レノックス・ガストー症候群、ドラべ症候群って小児の病気やろ?
それで選択肢が脳外科手術かケトジェニック食事療法(炭水化物なし、ご飯なし)が最初に来るって相当つらい。
脳手術とか家族にとっても重い決断であったと思う。
でも、脳手術の効き目はすごいらしい。
後は、Epidiolexは薬価が結構高めなのも懸念点やね。月6万円かかるみたいで、もう少し安くできれば。
とはいえ、治療の幅が広がるのは喜ばしいし、治験が可能というのは良いね。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03320_03
普通の記事だわ。安心する。
>大麻は本当に有用か?(がんへの効果w)
”大麻に関する研究が少ないというなら、それは魅力的な申請ができず研究費を獲得できない研究者が悪い。”
そんな訳無いだろ。システムの問題を個人に還元するのをやめろよ。無責任だろ。
国がハードルを作って乗り越えないのは研究者が悪いとか、意味がわからない。
麻薬とかもそうだろうが、規制があって免許の更新があって膨大な書類があって、他に興味のある研究対象があって、大麻の研究するか?
しないでしょ。
こういうのがあるので、規制は危険度に準じなければならない。
そうでなければ、研究対象が歪み、結局は国民の利益につながらない。
アラブ諸国でアルコール依存症の研究してる人は大変だと思うよ。
国が研究に予算をつけるとは思えないが、実際は多くの患者が居る事と思う。
明らかに患者が不利益を被っている。
実際は死刑になることもあると聞く。
国としては(死刑だから)依存症患者は存在しない事になっているのだろうか?
>大麻は本当に有効か?(統合失調症への効果ww)
これは元ネタは多分これ。
https://doi.org/10.1176/appi.ajp.2017.17030325
統合失調症の患者にCBDを投与したやつ。
“これらの知見は、CBDが統合失調症患者に有益な効果を及ぼすことを示唆している。CBDの効果はドーパミン受容体拮抗作用に依存しているようには見えないので、この薬剤はこの疾患に対する新しいクラスの治療法となる可能性があります。”
2017年12月に始まったようなので、これからという印象。
ただ、THCが統合失調症を誘発するのは多分本当、危険っぽい。
>大麻は本当にラブ&ピースか? 大麻は攻撃性を増加させる
>大麻は本当に有用か?(認知症への効果)
”ブログや新聞、掲示板の情報や調査は大体嘘が混じっている。”
彼らは売上優先やから当然とは言わないまでも、しょうがない。こういうのはどの国も変わらない。
ファクトチェックをやってほしい気もするが、日本にはろくな学者がいないからどうせグダグダになる。
あまり期待はするな。
だが、官公庁、テメーはダメだ。
ほぼデマを発信したりするのは国民の利益につながらないでしょ。
それとも国民から隠蔽した方が国民の利益につながるスタンスなのかな?
そういうのは相当な理由がないとね。
そうでなければ、手のひらクルクルしてんな、信用できないな、となるから。
>ねぇねぇねぇアルコールやタバコより安全って聞いたよ
"ここまで、欧米人の研究の結果ばかり見てきたが、アルコールが許容される文化なのにも関わらず、日本人はアルコール依存症が人種的に少ないと言われている。日本では多量飲酒の習慣の人が860万人、アルコール依存症患者は80万人らしい。多量飲酒の習慣の人の9%程度がアルコール依存症ということだ。大麻の場合、毎日大麻を使用する人の25-50%が依存症になるという情報もあるから、日本人では大麻はアルコールより害があるということが言えてしまうかもしれない。”
いや、ちょっと待ってほしい。まず、データもないのに決めつけるのはおかしいから、”言えてしまう”ことはないですね。
まず、毎日大麻ってその時点でちょっとおかしい気もするし。むしろ毎日大麻を使用して依存症にならないってタバコと比較してかなり軽くないか?
後、アルコールが圧倒的に国民を殺してますけど。
国民の健康を守るはずが、なんでこうなってるのかわからない。
死者数だけで行ったら大麻よりも圧倒的に危険で、保険料を消費していますけど。
正直、大麻なんて小物相手にリソースを割くだけ無駄、さっさとアルコールとタバコにメスを入れてもらいたいところ。
時間が経つと死者と保険料が増えるので。
>有効性の方も同じで、吐き気や高痙攣作用、鎮痛作用、食欲不振の改善などいくつかの有用性が示されている一方で、どうしても必要とか、これはすごい!とかそれほどでもない。
それはあなたの主観です。他の薬剤が効かない、合わない患者にとっては有効かもしれないでしょう。
大体そんなこと言うと、この患者は重要ではない(国or私にとって)から救う必要ない、みたいになるで。
少なくともベストは尽くせよ。
”LSDとかだったら幻覚作用やばいからやめようね”
これもよくわからない。
たまにキノコ狩りで変なキノコを食べちゃった人の人生はもう台無しなのか?
ガン患者のせん妄はやばいことなのか?
やばいのは幻覚なのか?それによって引き起こされる事態ではなく?
理由がよくわからないな。
”アルコールやタバコは合法化されていることで有害性が低く認識されているが決して安全なものでないし、自分としても健康と依存性の面から言えば、本来なら禁止されるべきものだろうと思う。”
アルコールやタバコだけで十分か?カフェインは?砂糖は?
安全度をどう評価するのか?
基準が非合理的、非科学的である以上、独裁的で意味のない基準となり、国民の健康を守れていないのでは?
規制がうまく行っているときは良いが、時代が変わって被害が増えたときに対応できない。
”現実はそんなもんだ。”
こういうこと言う人って、大抵は(自分に都合の良い)現実はそんなもんだ(都合の良いままにしとけ)ってことでしょう。
そんなんで納税者を納得させられるのか?
>繊維としての大麻 優れた素材というのは本当か
>大麻は環境にも悪い。
これはそう。どのような農作物でも環境に負荷を与えるから、適切な規制というのは必要。
>本当?大麻のWHOのECDDの勧告がもうすぐ出そう?
“WHOは大麻の安全性を認めなかった!でした。”
ちょっと信じられない。
これは、大麻抽出物であるCBDという薬がスケジュールIV扱いになってて治療とかに支障があるから再審査してください、ということだったはずで、
WHOはCBDはスケジュールに入れるほど危険じゃないから、医療品としてはスケジュール5やね、ってことになってて、
日本でも治療に使えるといった、患者にとっても利益が見込める大事なニュースなのでは?
WHOはCBDの安全性を認めた。で良いのでは?
”WHOのECDDは医療的価値を承認する機関になったのだろう”
最初からそういう機関だよ。
以下引用ね。
ECDDは薬物依存に関する専門家委員会です。委員会は、医薬品および医薬品の分野における独立した専門家グループで構成されています。
ECDDは、一連の確固たる基準に従って薬物の使用による健康上のリスクと利益を評価します。これらの基準は以下のとおりです。
薬物の依存性の証拠
実際の乱用および/または乱用の可能性の証拠
薬物の治療への応用
以上引用終わりです。
3番目を見てください。
治療への応用が入っていて、これがないと「毒にしかならない、研究する必要なし、医療的価値なし」という扱いになる。
めっちゃ判断して承認してますけど。
これらの薬物は今まで研究する必要なしグループだったので本当に研究されなかったし、各国の規制も例え医療品であっても規制が厳しかった。
なにせ、毒にしかならない、扱いなので持ってるだけで犯罪者という扱いも当然ということになる。
ただ50年程度昔の研究成果で薬物を決めてしまったので、現実とは合わない部分も出てくる。
今更見直しが必要って正直WHOってどうかしてるんじゃないか?大麻抽出物の薬が上市された後やで?
患者の治療の邪魔をして何をやってるんだ?
”WHOが思っていた以上に科学的な組織”
見たらわかるけど、全く科学的な組織ではない。
50年以上前の研究成果を律儀に参照しているのは科学的な姿勢とは言えない。
というのも、先程の大麻に関する件もそうだが、研究を自分で積極的に行っているわけでもない。
そもそも国民がいないので、目的もいまいちで、あまり主体的に動く感じではない。
独立した専門家グループで構成されているが、専門家グループが参照しているのはWHOの規制有りの研究成果です。
誤った決定をしておいて責任を取ることはない。
また、国がそれに従うことが必須というわけでもない。
もう少し科学的なプロセスを導入すれば?としか思わない。
実際、なんでこんな感じになってしまったのか?
50年前とか明らかに見える地雷を何故今まで放置してきたのか?
そういったことに対する反省とかなくね?
これが各国の法改正の”科学的根拠”になるんやで?
これで専門家グループがー、とか言われても全く意味がわからない。
これまで治療がなされなかった患者になんと言えば良いんだ。
国はもっと怒って良いのではないか?国民がWHOのせいで治療が遅れてたんやで?
やってられんな。
ちなみにWHOってホメオパシー安全性の注意喚起行ってるんだけど、これは科学的な姿勢なんでしょうか?
科学的に意味ないからやらないようにとかじゃないの?普通。
http://www.who.int/medicines/areas/traditional/prephomeopathic/en/index.html
”THCも大麻もECDDの結論ではスケジュールIで依然として有害なものとして規制されるようです!と。”
有害で医療的価値があるもの、です。
もう一度いいますが、有害で医療的価値があるもの、です。
>大麻は本当に有用か?(食欲不振への使用)
”既存の薬剤と比べて効果が低い結果が得られていることを考えると、あまり強い効果では無いのかもしれない。”
医療費が安くなるなら弱くても効果がある。
>世界医師会の医療用大麻の声明を読んでみる
>省略三段論法の恐怖:大麻は水や砂糖より安全だから禁止するのはおかしい
>大麻論争におけるレトリック、詭弁とその対処法
公衆衛生と統計を学べよ。
死者数と医療費の額を計算しなよ。それで適切な規制をやりなさいよ。
アメリカでsugar taxができたのはそういう経緯で、規制というのは透明性の高い判断基準と確固たる科学的証拠があって初めて有効に働く。
それで、砂糖が国民の健康を害しているし医療費も圧迫しているのでそうなったわけ。
タバコやアルコールもそう。
“砂糖には依存性があり様々な疾患を引き起こす。大麻の依存性は弱く大麻による死者はゼロ人だから大麻は砂糖より安全。”
大麻使用者がどの程度増えるかに依存するが、一般的には砂糖の方が圧倒的に危険。
疾病を引き起こす、手に入りやすく、使用者が多く、医療費も消費する。
むしろこんな危険物を厚生労働省が放置する意味がよくわからない。
厚生労働省は科学を信用していない。わけわからん事になっとる。
”大麻で死亡するリスクは柔道などの学校競技で死亡するリスクより少ない。”
なんで学校競技で死亡しとるんや、厚生労働省は国民の健康を守るのが仕事とちゃうんか?
”リスクはあっても高齢なら大麻許可していいんじゃない?長期的な健康への影響少ないだろうし。”
患者の利益に繋がり、医療費が少なくなるなら許可すべき。
”③よくわからない比較対象を持ちだす”
”砂糖や塩分には摂取量目安がありますし”
このような指摘にはあまり意味がない。
摂取目安量があったとしても、国民が遵守できるかどうかわからないし、
それで病気になったり、予算を消費したら摂取目安量を設定した意味とは?より効果的な政策を行うべきでは?となってしまう。
国民自身が「なんかよくわからんが健康だわ」となるのが理想で、そのようなレールを敷き、そこを無意識の内に走らせるのが理想。
経費もかからない。そういうわけで、アメリカなどはsugar taxをやっている。
危険度に関しては、
”情報源” Lancet 2007年の論文。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17382831
”定義”も Lancet に書いてあるでしょ。
Lancetに不満があるならより良いソースをお願いします。
個々の事例ではなく公衆衛生のやつで頼みますよ。
”対照群”は公衆衛生では結構弱い部分。
例えば、コーラがある日本とない日本で直接的に比較はできないから。
こういうのだと、税率上げて使用者を減らして様子を見るとか、コーラの売上の低い地域との比較をしたりする。
コーラ使用者かそうでないかの比較はあまりされず、コーラの売っていない地域の医療費を見たりする。
使用者、使用者でないといった比較は公衆衛生では問題があって、
使用者の中でも、低所得者がアルコールの度数の高い安酒を飲んで、高所得者がアルコールの低い価格の高い酒を飲んでたりして、統計に影響を与えてしまう。
ここで、各国がなぜ薬物の非犯罪化に舵を切ろうとしているかを解説する。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/040500003/040500001/
良い記事やわ。
大体、中毒の人とかまた刑務所に戻っちゃうんだから無駄に金かかるだけ。税金の無駄使いでしょ。
心情的に納得できるかではなく実利を取って医療体制を敷く方が良い。
個人的には大麻などは様子を見ながら徐々に微罪にした方が良いと考えている。
理由は、非合法になると価格が上がる傾向があり、体積を減らすため効き目と危険度があがり、反社会的勢力により金が回る。
外国人がうぇーいというノリで来て現実的に水際で本当に対応できるかどうか不安だし、実際できるのだろうか?
大麻のデマを考える に関してはこれで終わりです。