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序章 大学徒歩30秒

 最近、自分が寝たきりになってる夢をよく見る。

 病気じゃない。老い、でだ。


 大学の正門は冗談のように貧弱だった。さっきまで徒歩30秒のアパートの布団で見ていた悪夢から覚め、構内に入る。

 外国語学部が売りなのに、英語のスペルを書き間違えている銅器のレリーフを見やり、食堂に向かった。

 ”降りる”のだ。

 地下にじゃない。

 一段低い地面へと。急坂に建てられた、高校に毛が生えたほどのキャンパスはそのせいでお日様の下を降りては登る奇妙な作りだ。

 学舎内の階段を使うか、表の石段を使うか。

 僕はたいてい石段派だ。

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