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第八話 戦士の仕事

二人で飲み夜も更けお店から出て手を振り別れる。一夜明け朝食を食べながら今日の予定を考える。超越戦士の仕事に挑戦してみよう、その前に準備をしないとな。武器屋防具屋で銅製の剣と防具一式を購入、図書室で一番弱い魔物を調べ倒す相手を決め、依頼を受けいざ魔物退治! すでにある程度強化してあったせいかびっくりするくらい簡単に倒せた。解体も経験、報酬を受け取り解体して得た素材も売ってお金に。一番依頼料が低いこの依頼をいくつか受け、食費と宿代を差っ引いてもお金が残る。問題なく暮らしていけそうだな。もしもの場合はカレサさんから貰った国からの金がある、金に関しては困ることはなさそう。この後は街を見て回ることにする。優雅に乗り物に乗って街を一周する観光というのも悪くない、よし決めた、と乗り場へ向かう。この世界は馬もいるが、独自の生物がいて彼らが主に車を引っ張っている。


「いた、エクストリームホーンだ」


角が生えていて巨体、目をつむったような糸目、緩やかに閉じられている唇 毛玉が頭から背にずらりと並んでいるこの世界特有の変わった生物。見た目は大きな狐。このすべてを悟ったような顔をしている生物を大昔の貴族が大層気に入り、品種改良の末巨大化し馬の代わりになるように。力は馬以上だが戦闘には向かない。二体に車を引かせ御者が操作をする。名前は狐車と呼ばれている。狐車に乗り街を一周、ここは花畑、ここは噴水のある公園、地図を片手に観光を楽しむ。狐車から降り昼食後、今度は主要な施設へ。


「錬金術をおこなう施設か」


特殊素材を作り出す施設。製品は主に鍛冶屋や道具屋に流している。独特な臭いが周囲に立ち込めている。建物の扉に張り紙が。中に入るには事前に知らせる必要があると、また今度だな。入り口近くに立札があり、似顔絵付きの紙が貼ってあった。


「なになに、この者大罪人につき見つけたのなら連絡を、か」


悪さをしそうな顔には見えないけど人は見かけによらないからね。錬金術関係の悪人か、覚えておこう。次は鍛冶屋へ。鍛冶地区に到着すると金属を叩く音が俺を出迎えてくれた。これは思っていたよりも騒々しいな、耳が痛い。超越戦士にとって鍛冶屋は重要。魔慟装という特殊な装備品を作ってもらえる。ただ大金やレア素材が必要なため、まだ先の話ではある。軽く見学してギルドに戻る。


「今後の育成方針はどうしようかな」


剣は失敗ということでリセット予定。ハッとして思いつく、もしかして魔法使いが強い? 武器は力を上げないといけない。魔法なら精神力を集中して伸ばせばいい。魔法最強じゃないか、この世界は攻略したも同然! と一瞬だけ世界最強になった気がしたがすぐに問題が発生。魔法はSPを消費する、回復する便利アイテムはない。ガス欠する未来が見えた。なら通常攻撃が消耗しない武器種の方が。はは、そんな簡単にはいかないか。一応解決法も思いついてはいるがすぐに結論は出せそうにないな。いろいろ試しながらに鍛えていこう、幸いな事に試練を攻略中は時間の経過がない。時間に追われず強化できるのは良いね。じっくり強くなっていけばいいさ。今日はそろそろいい時間、店で酒を飲んで宿屋に戻る。


「手紙きてるよ」


女将さんから手紙を受け取る。カレサさんからか。申し訳ないが仕事を頼みたい、明日昼頃ギルドに来てくれと手紙には書かれていた。内容は書かれていない、明日行って確認するとしよう。翌日、約束の時間にギルドへ。


「よく来てくれた、折り入ってお願いしたい仕事があってな、とりあえず奥へ」


ギルドの小部屋へ。カレサさんの様子が明らかにいおかしい。少し震えているような。騎士団長が恐れるような仕事ってどんな内容なんだ。


「この街の近くにスポッターという名の最も神に近い男と噂されている人物が住んでいてな。激しい修行をしていてその過激さや姿に感動する者が後を絶たず、信徒となり宗教のようになっていったんだ」


信徒たちの手によって巨大な施設が建造され彼の求心力はますます高まっていった。しかし最近は悪い話が流れるように。法外な金を信徒からむしり取ったりするようになったとか。そこで俺に潜入調査を依頼したいとの話。かなり危険な任務でスポッターがどんな人物か詳しくはわからない。最悪の場合、戦闘になる可能性があるとカレサさんは言う。そしてこれも噂だけではあるが恐ろしく強く、一説によると世界最強とも。当然秘密裏に進めたいからギルドに頼むわけにもいかずこちらに話が来たと。


「頼める実力者となるとヒテンしかいなくてな」


一応姿形は知られているが聞いて来ましたでは怪しまれるからここでは教えないとのこと。ふむ? 少々奇妙な姿ってことだな。慣れた風では変に怪しまれるわけだ。


「どうだ、お願いできるか?」

「わかりました、受けましょう」

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