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5 根古屋夏希

 結局、休み時間の度に宇佐に絡む猪山と根津が絡むのを眺めて学校は終わった。

 休みの僅かな時間を縫っては下世話な言葉で責め立てようとする2人は、嘘の噂を広めた張本人だけあって悪意たっぷりだ。


 そしてその度に志々伎春人が止めたり、根古屋夏希が空気を凍らせたりしていた。

 やはりあの2人も猪山達の低次元な罵詈雑言は聞き苦しかったらしい。


 そして放課後になった今も律儀に猪山達は宇佐へと詰め寄っている。

 クラスメイトの会話を盗み聞きした感じだと昨日までは基本無視だったらしいのに、何故今日になってこうも執拗に絡むのか。その理由までは分かっていない。


 それはさておき、アイツに相談するにあたって宇佐も同席した方が良いのか。普通なら同席させるべきだろうけど、状況やメンツが面倒だしな。

 とか思ったけど、結局それも含めてアイツに確認すべくメッセージを送っておいた。そしてその返信は『絶対連れてこい』との事だった。


(面倒くさい事にならないといいけどなぁ……とりあえず宇佐を回収するか)


 集合場所は屋上だ。基本鍵が閉まりっぱなしなはずだけど、何故かアイツは鍵を個人所有している。入手方法はあえて聞かない事にした。


「いつまでシカトしてんだオイ!」

「なんか言ったらどうなの?!」


 それにしてもたった1日で随分ヒートアップしているな。宇佐が無視し続けた効果だろうけど、側から見たらどっちが追い詰める側か分かったもんじゃない。

 しかし反面危険性も高くなってるワケで。猪山は男で、手を上げれば宇佐に勝ち目はない。もちろんそうなれば猪山もリスクは増すけど。


 まだクラスメイトも多く残ってる教室で騒ぐ猪山達は、1日中やってたからか他のクラスメイト達も見飽きたとばかりの態度だ。

 そんな中で、根津が癇癪を起こしたようにあーっと叫んでから苛立たしげに叫ぶ。


「マジうざい!そんなんだからハブられんだよ!そのうち親にも捨てらるんじゃないの?!それとももう捨てられたとかぁ?!」


――ガタン!


「きゃっ?!」


 あぁ、親に捨てられた事はこいつらは知らないのか。それでいて、予兆くらいは仲の良かった根津は聞いてたのかも知れない。

 そんな事を頭の端の端で考えてるのを聞きながら、気付けば立ち上がっていた。

 

 そしてそれは、俺だけではなく。


「え……志々伎くん?それに根古屋さんと……お、大上…くん」


 怯えたように縮こまりながら立ち上がった3人の名前を読み上げる根津。

 志々伎春人と根古屋夏希は俺をチラと見てから、小さく肩をすくめた。――はいはい、俺の好きにしろってか。


「おい根津。それはアウトだろ」

「な、なによ……クズがわたしに話しかけんなよ」

「あぁ?ボソボソ喋んなよ、聞こえねぇぞ?猪山、通訳してやれば?」

「……っるせぇな、なんなんだよ、何か用かよクズが」


 どっちも声小さいな。さっかまでうるさかったくせに、腹から声出せよ。


「用、ねぇ。休みの度にうるせえとか良い歳して見苦しいとか色々あるけど、今はひとつだ。根津、さっきの言葉は撤回して謝罪しろ。言い過ぎだ。後悔するぞ」


 ……ここが分岐点だ。ここで謝らなければーー


「し、知らないもん!うるさいなぁ、関係ないでしょ?!」

「関係ないのは認める。ただそういう問題じゃなく、お前のさっきの発言は撤回して謝罪した方が良い。二度目だ、もう言わんし聞かないからな」

「な、なっ……何よ、知らないし!ウザッ!黙れよ!」


 ――こいつらは後悔する事になるだろう。


「そうか、分かった」

「――ひっ?!」


 根津の顔がひきつる。猪山が一歩その場から後退る。

 

「後悔する覚悟はあるんだな」


 怯えた2人の目は、俺と志々伎春人、根古屋夏希の3点をぐるぐると移動して定まらない。

 まぁ仕方ない事だろう。俺はともかく、クラスどころか学年でも力を持つ2人があからさまに怒りの感情を向けてくるのだから。

 もちろん志々伎春人と根古屋夏希が今こうして怒っている理由は知っているけど、それはともかく。


「ちょ、調子乗んなクズが!底辺のボッチがカッコつけてんじゃねえぞ!」


 さすがは全国区の選手だけあってか猪山はこの圧力の中でもどうにか立て直したらしい。

 俺を睨む視線を受け止め……こいつなら我慢しなくていいかな、と先程からどうにか抑えていた苛立ちを吐き出しすような睨む。


「………っ!」


 俺を見てあからさまに怯む猪山に吐き捨てる。


「お前も大差ないだろクズ。女子相手にクソみたいな言葉並べて擦り寄るストーカーが」

「なっ、な、な……!」


 怯えや怒りといった感情が渋滞したのか言葉に詰まる猪山から視線を切り、ずっと固まっていた宇佐に視線を向ける。

 さっさと今の内に帰れ……と伝えようとして、そういえば屋上に連れてかないとな、と思い出す。うーむ、どうしようかね。


「宇佐、お前のせいでこいつらがうるさくて寝れん。話がある、着いてこい」


 ざわりと教室に動揺が走る。遠巻きに聞こえてくる声を拾うと、どうやら宇佐を心配したざわめきみたいだ。

 ふむ。てことは宇佐のこの状況はやっぱ嫌われたからじゃなくて猪山達の圧力によるものか。直接は話せば猪山達が怖いけど、内心では心配してるってとこかな。


 それなら問題自体は猪山達をどうにかすれば良いだけ?なんだ、意外とシンプルだな。

 まぁどうであれ無視していた他のクラスメイトとの今後といった問題は残るけど、それは宇佐本人次第でしかない。


「……分かりました」


 おっと、ボケっとしてた。宇佐の返事を聞いてさらにざわめく教室から出て廊下を歩く。

 そして思わず漏れる特大の溜息。何をやってるんだ俺、と後悔に頭を抱えたくなる。


「……あの、何を蹲ってるんですか。さっさと行ってください、帰りますよ」

「うるせぇな……神に懺悔をしてたんだよ」

「懺悔すべき内容が多そうですし後でゆっくりやってください」


 相変わらず何気に切れ味溢れる返しだな。もしかして猪山達が怒ってんのってこれのせいじゃね?


(さてどうするか。屋上にこのまま行けば後から来るアイツに変な注目が集まるし……)


 非常に目立つ宇佐と、さっき怒っちゃって変に目を引いている俺。そんなのが屋上に向かえば視線も集まり、そこにアイツが続けば「なんで?」と思われる。

 繋がりがあると思われたら迷惑が掛かるしなぁ。うぅむ。


「……アンタ、宇佐さんに何するつもりだよ?」

「お?」

「っ!?ね、根古屋さん?」


 悩む俺と後ろに追従する宇佐を引き留める声。

 孤高だとか呼ばれてる個人行動を常としながら発言力の高いトップカーストの美人、根古屋夏希だ。

 周囲もザワリとざわめく。あの根古屋さんが動いた、自分から話しかけた、と驚きの声が届いてきた。


(おぉ、なるほどなぁ。これは助かるな)


「いや、もういいわ。好きに連れてけば?」

「あっそ。そんじゃ宇佐さん、こっちついてきてくれない?」

「え、あの……」

「宇佐、じゃあな」


 律儀について来かねない宇佐を促しつつ、背を向けて立ち去る。その際に周囲に睨みを効かせて少しでも俺に視線を集めておく。

 そして視線を絡めとるように適当に人気のつく場所を練り歩いてから、屋上のひとつ下の階の教室に入る。


(さて、こんなもんで大丈夫かな)


 人目を少しでも集めたからいくらか楽に宇佐達は目的地に移動できたはずだ。


 アイツーー仕事で関わりのある俺の幼馴染、根古屋夏希。

 たまに俺の家の仕事部屋に寝泊まりする奔放娘が、宇佐と話したいという場はどうにか作れた。まぁ夏希のフォローのおかげでもあるけど。


『……あの、根古屋さん?』


 お、始まったか。窓開けてたらギリギリ聞こえる程度だけど、どうにか会話も聞こえるな。


『あぁ、いきなりごめんね。話があるんだけどその前に……秋斗ぉ?どうせいるんだろ?』


 おぉ?バレたか。


「おー、下の階の教室―」

『あぁ?上がってこいよ、手伝うからさー』

「はぁ?」


 声が大きくなったと思って窓から顔を出して見上げると、屋上から手を出して手招きする夏希が見えた。

 っておいまさか。


「お、いたいた。ほらジャンプ」

「アホか、危ないだろ!」

「大丈夫だいじょーぶ」

「お前なぁ」


 へらへらと笑う夏希に毒気を抜かれ、溜息をつきながらも窓の縁に足を乗せる。


「え、ちょ、ウソですよね?」


 なんか聞こえてくる声を聞き流しながら窓の縁を思い切り蹴り、夏希へと跳ぶ。跳躍の勢いがなくなる前に夏希の手に届き、減速しかけた勢いを夏希の女子にしては強すぎる筋力によって再加速。


「ぃいよっとぉ!」

「うぉっ、と……ふぅ、久々にやるとちょっと怖いな」

「あはははっ!そうかぁ?あたしは楽しかったぜ?」


 引き上げられた俺は着地に失敗して夏希の方へとつんのめって倒れかかった。

 図らずも抱き合うような形になった俺達は中学以来のコンビ技の感想を言い合いながら笑ってると、


「な、な、何をしてるんですか!」


 笑うどころかマジギレしてる人が怒鳴った。


「危ないですよ!ここ何階だと思ってるんですか!?」

「おい夏希、屋上って何階とか言うのか?あー、しいて言えば5階?」


「落ちたら死にますよ!普通に階段で上がってきてください!」

「めんどくさいだろぉ?いいじゃん、あたしと秋斗なら失敗しないし」


「あといつまで抱き合ってるんですか!離れてください!」

「「あ、忘れてた」」


 ぷりぷりと怒る宇佐を前に俺と夏希はのそのそと離れる。

 それからフェンスを越えてーー夏希はフェンスを越えた屋上の端に居たーー宇佐の前に同時に着地する。


「……で、お話とは?」

「あれ?なんで怒ってんだよ?」

「宇佐さんてそんなキャラだっけ?」


「怒ってません!あと根古屋さんこそキャラ違いすぎです!」

「怒ってるだろ……」

「キャラねぇ。教室じゃあんま話さないからなー」


 肩をすくめる俺の横で、夏希は飄々と笑う。


「まぁあたしの事は置いといてさ」

「置いとけるデカさの話じゃないんですけど」


 まぁ学校の夏希しか知らないとこうもなるかもなぁ。俺もマジでこのキャラでいくのかと最初は耳を疑ったし辞めるよう言いまくったし。

 

「宇佐、夏希はもともとこんなヤツだ。自由奔放、我儘気まま、あと大食いで頑固」

「おい秋斗、最後の必要かー?おぉ?」


 頬を指でぐりぐりしてくる夏希は、まぁ言った通りのヤツである。

 やりたいと思えばやるし、思わなければマジでびびるくらいやらない。執着の対象も長い付き合いの俺ですら分かりにくく、どうにも飄々としたイメージが思い浮かぶ。

 夏希ともう1人いる幼馴染が「猫みたいだね」と評した事があるけど、確かにそうだと思う。懐く時は懐くし。


「それが何故、普段はあんな……」

「だよなぁ。俺も知りたい」

「うっせぇーなぁ。あたしの勝手だろぉ?」


 これである。大切な高校生活を棒に振るような態度を続ける理由ですら分からない。俺が聞いても頑なに言わないしな。変なとこ頑固で困る。

 俺に言われたくないかもだけど、夏希は楽しく学校生活を過ごして欲しいんだけどな。


「何より驚いたのはお二人って知り合いだったんですね……」

「まぁな。腐れ縁みたいなもんだ」

「だなー。一応幼馴染になるかな?中学の頃は周りから悪友とか言われたっけ」


 あぁ、そんな事も言われてたな。俺も夏希もやりたいことをやってたらそう呼ばれるようになってた。

 驚き疲れたように頭を押さえて溜息をつく宇佐に、夏希が本題を切り出す。


「まぁあたしの話はこれで十分だろ。それより宇佐さん、秋斗んちに居候したいんだって?」

「い、居候……いえ、そうですね。そういうことになりますよね…」

「呼び方なんてなんでもいい。聞きたいのはひとつ」


 そこで一拍置き、真っ直ぐに宇佐を見据える夏希。宇佐は夏希の少し吊り上がり気味の大きな瞳に気圧されたように口を閉じた。


「秋斗のことをどう思ってんの?」

「………ふぁ?」


 そんな気持ち程度に緊迫した雰囲気は霧散し、宇佐は呆けた顔で今度は口をぽかんと開けた。


「ちょ、ど、どういう意味ですか?!」

「秋斗の事、都合の良い便利屋とか思ってないよな、って意味」

「へ………?あ、そっちですか……」


 何の事だと思ったのかは深追いしない。だって分かる気がしないから。多分夏希もそう。


「……ちなみにですけど。そうじゃない、と私が言ったところでこの場だけの嘘だとは思わないんですか?」

「あたしと秋斗を前に騙せれるならむしろ褒めてやるよ」


 そう不敵に笑う夏希に、宇佐はぽかんと目を丸くして……小さく笑い、そして真っ直ぐに夏希を見据えた。


「……大上さんは、ですか。一言でいえば……ツンデレですね」

「んだと?」

「秋斗、ステイ」


 聞き捨てならない発言に一歩前に出たら夏希に掴まれた。


「ただお人好しの気があるで、そこは気をつけないと……その、危ないかと……色々と」

「……ふーん、なるほどねぇ」

「おい夏希、もういい?言いたい放題のこいつにやり返していい?」


 ダメだよアホ、と俺を拘束する夏希は、幼馴染達の前以外では滅多に見せない楽しげな笑みを浮かべていた。

 それに気付いて目を丸くする俺に構わず、夏希は楽しげな表情そのままに口を開く。


「なぁ秋斗、宇佐さんの居候許可してやれよ。面白そーだ」

「……どういうつもりだ?」


 暗に何を企んでる?と問うも、今の夏希には届かない。


「どうもこうもねーよ。それに、あたしも秋斗に謝る事が出来たしな」

「はぁ?」

「すまん、学校で話しかけないでくれってやつ……やっぱ聞けねーわ!」

「はぁああ?!何で今更!」

「いいじゃーん!こんな面白そーな事を外から見るだけなんて無理だろー」

「意味分かんねぇ!アホか、俺はお前の為に言ってんだぞ?!」

「大丈夫だいじょーぶ!」


 思わず詰め寄るも、ケラケラ笑う夏希はのらりくらりとかわすばかり。こうなった夏希を丸め込むのは並大抵の労力じゃない。ないのだが。


「聞け夏希。俺今、学校一の嫌われ者とか言われてるらしいんだよ」

「知ってる」

「だからな、俺と一緒に居たりでもしたら周りがどんな反応をするか分かるだろ?」

「んー……けど秋斗、逆に聞くけどさぁ」

「なんだ?」


 そこで言葉を切り、夏希はその大きな目で俺を真っ直ぐに見つめてくる。


「あたし、普段から周りとあんま話してねーから」

「いや、そうだけど」

「だからあんま変わらねーよ」

「でも嫌がらせとかも」

「そんなもんにやられっぱなしになるあたしだと思う?」

「……………」


 思わない、なぁ。嬉々としてやり返すイメージが鮮明に思い浮かぶ。

 女子でありながら男の俺ともう1人の幼馴染に混じってスポーツでも張り合えるし、中学時代では生意気だと目をつけてきた先輩女子達を蹴散らしてたし。


 頭が良く身体能力も高く、学校の成績にもそれは反映されている。けど、その本質はむしろそういった揉め事で発揮されがちなんだよな。

 いわく、これくらいじゃないと俺とアイツの相手は務まらないとか。


 ただ、それでも心配なのは心配なワケで。


「け、けどな夏希」

「もしやばいと思ったら、助けてくれよ?秋斗ぉ」


 言い淀む俺に先手を打つように、夏希はニッと笑う。

 

「……………卑怯なヤツだな」

「にししっ、今更だろぉー?」


 返す言葉が尽きた俺の降伏宣言に夏希は珍しくにへらとだらしない笑顔を見せた。

 どこか懐かしさを感じる幼馴染の笑顔に溜息混じりの笑顔を返していると、後ろから名前に負けない冷気を発する声が届く。


「……呼び出しておいて、目の前でイチャイチャして放置ですか」

「あ、悪い。でもイチャついてはないだろ?」

「あらー?うらやましーのか?」


 宥めようとする俺にもたれかかるように抱きつく夏希。おいこら煽んな、どうせ被害がくるのは俺だからってこいつ。


 その後も久しぶりに楽しげな夏希とぷりぷりと頬を膨らませる宇佐に強制板挟みにされつつ下校。

 ちなみに宇佐は荷物を最低限持ってくるとかで今日は自宅に帰り、夏希は気付けば居なくなってたので今日は1人だ。


 仮にも一人暮らしだというのに久しぶりに1人を満喫する。おかしくない?と内心吐き捨てるも、口にしたところであの2人が同意してくれるとは思わないので飲みこむしかない。


 結果、宇佐の居候を許可して、学校では夏希が絡んでくることに。

 嫌われ者ながらも最低限の嫌がらせのみで抑え込み、静かに暮らせていた俺の学校生活はーーこれから崩れ去るのだろう。

 その夜、1人枕を濡らした。


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