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あふすと。  作者: 京都ノ舞鶴
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桜咲翔は帰ってきた。

はじめまして、桜咲です。

今日から高校生。

なんだかんだあって世界と魔界を救ってきました。




「なんて言ったら中二病って言われるんだろうなぁ」




1年2組の教室の窓側最後尾の席で桜咲 翔はため息をついた。





今日から高校生だと言ったものの今日だという意識はない。何故なら今日、という日が始まってから2週間近くも魔界を冒険していたからだ。

それは比喩でも揶揄でもなく冒険。

最初から説明させて頂こう。



桜咲 翔は高校生になるまで別段秀でた者ではなかった。簡単に言えば普通。数学が嫌いで体育のときにテンションがあがって保健体育のだけ満点を取るようなそんな男子学生。バレンタインデーの日に普段通らないルートで遠回りしながら帰宅し、帰宅した後も携帯をチラチラ見てしまうそんな男子学生だった。

もちろん普通の男子学生なりに友人もいたが、1人だけ親友と呼べる者もいた。黒須 亜貴である。

家が向いというのもあって幼い頃から一緒にいた同い年のいわゆる幼馴染だった。



その日も翔は亜貴と高校へ向かった。

その日は入学式で、式の前に自分のクラスを確認し、教室へ向かう。

たまたま翔と亜貴は同じクラスで他愛もない話をしながら教室へ向かった。



そこから掻い摘んで話すとこうだ。





教室には4人の女子生徒がいた。

と、突然亜貴が豹変し、気づけば女子生徒と翔の5人は気を失っていた。




目を覚ますと5人は草原にいた。




突如ドラゴンのような怪物に襲われ、それを1人の男に助けられる。

その男が言うにはここは魔界だとか。




そして、どうやら亜貴の正体は魔王、正確には魔王継承者だという。

魔王継承には試練があり、人間界で作り上げた絆のパワーとそれを破壊した憎悪が必要でそのために5人を魔界に呼び込んだ。

つまり魔王になるための儀式。

亜貴は翔を魔界で殺すことによって魔王となれると。だか人間側にも特権があり魔王や魔物、悪魔に立ち向かうために得られる力があるという。

それは大きくわけて2つ。




基礎体力及び筋力の増加。

簡単に言えばパワーアップする、ということ。およそ10倍。

界王拳みたいなものである。




特殊能力の開花。

人によって異なる特殊能力を得る。

つまり、シックスセンスである。





ちなみにここで言った魔物とは一般市民のことで、悪魔とは魔王が作り上げた人造人間に魔力を持たせたものである。

魔物はほとんど人間と同じ見た目だが耳がとんがっている。悪魔は人間と全く同じ見た目。


悪魔には番号がふられ名前でなく番号で呼ばれる。



読み飛ばした人は、異世界転生もののありきたり、だと認識してもらえれば概ね正解だ。




そんなこんなで皆体力及び筋力の増加をし、何だかんだで女子生徒4人は能力を得て、翔も回復魔法を得て、なんだかんだあって、あーだこーだして亜貴を倒した。




魔界は平和になったのである。



ちなみに魔王には亜貴の妹でめっちゃ性格のよいレイチェルが就いた。



そして悪魔の中でも最強と呼ばれたNo.零が戦いの中で心を持ち始め、なんだかんだレイチェルに惚れていい奴になる少年漫画的展開で魔界の警備についた。






そして今翔は入学式が始まるのを待っている。


「いや、回想そんな短くていいの?普通その回想のとこがメインにするとこじゃないの?」



有名なアニメ映画とか見たあとに自分だけ置いてかれた感じにならない?

その先もそっちの世界では話進むやん!能力とかどうなんの!?って。

これは世界を救ったその後の話。

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