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Le contraire  作者: リリー
序章
3/24

3

 「はぁ……」



この前、架音が言ったとおりパーティーに参加しています。

架音は挨拶回り。お父さまも何処かへ行ってしまいましたので1人です……。


別にそれは大事な人脈を作る仕事‥‥‥それは分かっているので仕方が有りませんが‥‥‥‥



 「外人だぁ!」

 「ばっかじゃねー!」



前世を思い出してしまったので、理解力が在るとは思います‥‥‥‥。

でも、この状況がダメです‥‥‥‥色々と同年代の人に絡まれてます


‥‥‥‥はっきり言い5年も家族と使用人以外と関わってこなかったので怖いです‥‥‥‥!



 「どうせ、最近の成り上がってきた家のやつだろ。

  成金じゃねー!」



すみません、世界有数の神宮路財閥と欧州貴族のご令嬢の娘です‥‥‥‥。


前世なら口で言い負かせるのですが‥‥‥今世は身体が弱く体力もないので

怒った5人の少年を相手になど出来ません。



 「お前ら、何をしているんだ?」


 「ゲッ‥‥‥‥」


 「桜宮さくらみや家の‥‥‥‥」



桜宮家‥‥‥‥って神宮路家うちと並ぶ世界有数の家だったような気がします。



 「大丈夫か?」


 「え‥‥‥は、はい‥‥‥‥」



どうしましょう‥‥‥‥本当にどう接すればいいかわからず

パニクってしまいました‥‥‥‥‥。


お陰で桜宮さん(?)にも迷惑をお掛けしました。



 「大丈夫か?」



落ち着いた頃もう一度聞いてくれました‥‥‥‥

恥ずかしく声も上がりそうだったのでコクコクと頷くだけになってしまいました。


流石に失礼でしょう……声が裏返らないように気をつけながら謝りました。



 「も、申し訳…有りませんでした……えっと……」


 「有理亜、テンパッていたみたいだけどどうしたの?」



架音が来てくれました。

が……できればもう少し早く来て欲しかったです……。



 「あれ……伊織いおりも来てたんだ」


 「あぁ、そうだが……この子と知り合いか?」



助けてくださった桜宮さんはどうやら架音のお知り合いの方みたいです。



 「この間噂になってた僕の妹。

  有理亜、この人、一応……いい人だから自己紹介してね?」


 「君は悪い人だったら自己紹介をさせない気か?」



珍しいです……話を聞く限りだと架音は表面上仲良くしているようですが

クラスメイトの人とはプライベートの付き合いが全くなさそうなのに……


そう思う反面、架音が大丈夫というなら大丈夫だろうと思い挨拶をすることにした



 「神宮路有理亜と申します。

  宜しくお願いいたします」


 「桜宮伊織だ。宜しくな」



自己紹介をして架音と一緒に伊織さんと談笑をしていました。


久しぶりに動きまわったせいか、

頭痛がしてしまったのが架音にばれ部屋に休ませてもらうことになりました。

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