プロローグ
素人が書いたものですのであまり期待しないでください
ここはある車内の風景だ。
「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「冷たい飲み物が飲みたい」
「飲み物?じゃあ、お父さん次のサービスエリア止まってくれないかしら?」
「分かったよ」
「ひよりは何が飲みたいの?」
「カルピスが飲みたい」
「優斗も飲み物いる?」
「じゃあ、俺もカルピスで」
ーこれは4人の家族が車で高速道路を走っている時の会話風景だ。どこか旅行に行くのだろう。しかし、まだ彼らは知らないー
ー数分後ー
家族を乗せた4人の乗せた車が橋に通りかかった時、悲劇は起きた。
「「「「……ーーッ!!」」」」
突然轟音を立てて橋が崩れたのだ!それも何の前触れもなく。
先ほどの会話で優斗と呼ばれた少年は車窓から見える景色がスローモーションで見えた。自分の乗っている車と共にトラックや車が一緒に落ちていく光景を。
そして、優斗は悟る
ー自分は死ぬのだとー
体感時間にして20秒くらいしたあと、優斗の体に今までにない衝撃が走った。
ーブツン。優斗の意識が消えた。
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少年は部屋の光景を見ていた。
「うわー、これでも段ボール減らしたんだがな、やっぱりまだ段ボール多いな」
少年はそう呟いた。少年は段ボールで埋め尽くされた部屋を玄関から呆然と見ていた。
「この段ボールを今日中一人で何とかしないとダメだな」
また呟き、ため息を吐く。どうやら少年は引っ越して来たらしく、その段ボールを片付けるらしい。
少年は携帯で現時刻を確認する。
7月某日午後5時06分
はぁー、と再びため息を吐く。気温は30度近くあるため、すでに額には大粒の汗が浮かんでいる。
ーよし、片付けるか!
少年はようやく重い腰を上げ、段ボールと戦うことにした。
こうして、
7月某日午後5時07分 少年 VS 段ボール
の戦いが始まった。
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決着が着いたのは約3時間後のことだった。
「はぁー、やっと終わったー」
少年が今いる部屋はマンションの1LDKの作りとなっている。部屋にはカーペット、棚、テーブル、ベッドなどが置かれた。キッチンにはフライパンや鍋などの調理器具がある。
そして、少年は汗だくである。そりゃそうだろう。一人で数多の段ボールと戦ったのだから。しかも30度近い部屋で…。
「…あっ、部屋にエアコンあったんだ」
少年は今になって気づいた。今まで段ボールに隠れていて気付かなかったのだ。
はぁー、とため息を吐く。
「とりあえず、今日はシャワー浴びて寝よう」
少年は相当疲れていた…。
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翌日
少年は今日も忙しかった。あいさつ回りに行ったり、市役所に行き、住民票を取りに行ったりしていたのだ。そして、一旦家に戻った。家で住民票を書き終わり本日2回目の市役所だ。少年は住民票を出した。
その住民票の氏名にはこう書かれていた。
ー『坂井 優斗』と。
学生たちのパラダイムシフトは不定期で載せていきます。というか気分によって載せていきます。なので、途中でやめることもあるので、よろしくお願いします。