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プロローグ

 ――恵介、人はね、パズルのピースみたいなものなのよ。



 パズルのピース?



 ――そう。色んな人と人とが繋がって、大きな一つのパズルになるの。誰もがその中心のピースでもあるし、パズルの端っこにもなるのよ。



 僕もそうなの?



 ――ええ、そうよ。あなたはあなたのパズルの中心で、母さんのパズルのピースの一つでもあるの。父さんも、里香ちゃんも里香ちゃんのお父さんもお母さんも、学校のお友達も先生も、みーんな、ね。



 ふうん。



 大きくあくびをして興味なさげにそう返した息子の髪を撫でながら、女性はふんわりと微笑んだ。



 ――ねえ、恵介。あなたはどんなパズルを広げていくのかしら。残念ながら母さんは完成まで見続けることは出来ないけれど……どうか、幸せな未来図を描いて欲しいものね。



 ――この子の天使のパズルは、幸せな色に染まるでしょうか。



 そうして、誰に問うでもうなく、桜の花びらが舞い上がっていく春の空へと呟いた。

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