良性脳腫瘍 続Q&A
再度質問を頂いたので答えられる分かる範囲で。
少し前に書いた良性脳腫瘍のことについて、いくつかメッセージで質問をまた頂いたので、お答えします。
Q 脳腫瘍と聞いて怖くなかったですか?
A めちゃくちゃ怖かったし、何なら今でも怖い。まだ頭の中に残ってますから。爆弾抱えて生きてるようなものですよ。
最初は、え?ほんとに?って気持ちが強かったけど、MRIの画像を見せられて、じわじわ怖くなってきたし、なんなら、あ、もう死ぬんだ、と思ってエンディングノート書きました。私が死んだあと、この大量のオタクグッズを処分することになるであろう家族に申し訳なさ過ぎて……。せめて処分方法と処分のためのお金は残しておかないとって真面目に処分先までエンディングノートに書きましたね……。
Q 結局何度手術しましたか?
A 脳腫瘍に関わる部分なら、脳腫瘍の摘出手術は3回、他、水頭症関係で抜去含めて5回、顔面神経麻痺の神経再建手術で1回の9回です。
Q 治療のための費用について、もう少し詳しく教えてください
A まずは当たり前だけど手術費用と入院費用が大きい。個室に入らなければ差額ベッド代はいらないけれど、これは個人差が最も大きいものという前提で考えてください。
最初の手術入院で、差額ベッド代なしで一か月半ほどの入院で約14万くらいでした(レンタルパジャマ、タオル含む)
そのあとはトータルして1年以上は入院期間があったので、差額ベッド代入院準備の費用など含めると300万近くは払ってます。検査費用もバカにならない。MRIを一回受けたら1万円以上飛びます。それを最初の手術までに8回受けてます。他にも術前検査や検査入院もあり、最初の手術までに20万近く使いました。
病院で払う金額だけでなく、交通費や入院準備のために買わなくてはいけないもの(うちの母は見えないお金と言ってた)が意外と大きいです。なので、私は掛け捨ての安い保険でいいから医療保険に一つは入っておくことをお勧めします。病気の治療にはお金がかかります。貯金がたくさんあって、数百万くらいの治療費は問題ないという人以外は備えておくほうが絶対良い。日本は公的なセーフティネットは発達してますが、それでも庶民には病気治療のお金は厳しい現実です。
Q 良い主治医に巡り合うためには?
A こればかりは運もあるかと。私は本当にたまたま初手でとても良い先生に巡り合えました。今は別の病院にかかってますが、最初に主治医になってくださったS先生には一生感謝しかないです。
まず診断を受けたら、ネットであらゆる口コミを探しここ、と思った病院の先生宛に紹介状を書いてもらうのが一番かなと。
最近聞いた父の知り合いの話ですが、体調が悪くて病院に行ったけど全然良くならなくてとうとう交通事故を起こしてしまい、運ばれた病院で検査をしたところ別の病気が見つかった、ということもありました。患者の側も治療を託す病院やお医者様の見極めは大事なのだと思います。
とりあえずはここまで。
もし他に何か質問がありましたら、この病気のことでしたらお気軽にどうぞ。




