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【詩集】紡ぐ 一夜  作者: 日浦海里
4/17

溢れる想い

このときがずっと続けばいい、と

想いが強くなるほどに強く願い

願いが溢れ出ると

そうせざるを得ない気持ちになる

溢れ出た波は

留まることなく

ならばこのまま

共に飲まれようか、と


抱きしめる力を

わずかに強める


君の胸元に置かれた手に

君の柔らかな手が

そっと沿うように触れて


その手を握り

指をそっと口に含める


心音を感じるように

指を這わせ

赤い蕾が花咲くように

優しく撫でるように触れる


不意に内に秘めていた

独占欲が溢れだし

君の首筋に唇を当てて

想いと共に刻印を

強く焼き付ける


君の溢れ出た想いが

こぼれ落ちないよう

溢れ出る想いを

混ぜ合わせるよう

溢れ出る源に

深く自分を沈めていき

一人落ちていかないように

強く君を抱きしめる


離れぬように

離さぬように

愛している

と、囁きながら

最後までお読みいただきありがとうございます



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― 新着の感想 ―
[良い点] とても心へと響きました。 とても共感いたします♪ 溢れる想い、きもちとともに、 独占したいきもち、出てくるのですよね(^_^;) そんな想いが、心の水底の奥から、 泡のように浮かんでき…
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