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【詩集】紡ぐ 一夜  作者: 日浦海里
10/17

ウィズ

夜の帳が開け

一日の始まりを告げるベルが鳴り響く


ベルと共に一夜の魔法は解け

私の中には私しかいないことを知る


囁かれたあなたの言葉も

この身で受けたあなたの思いも

全ては夢であったかのように

消えてなくなってしまっていた


けれど確かに

あなたがいたことを示すかのように

不意に私の頬が、熱く、冷たくなる


あなたが溶かしていったもの

魔法が解けた今この瞬間も

それだけはまだ私の中に残ってる


締め付けられるように感じた痛みは

あなたの残した魔法の残滓……?


もしもそうなら

この残滓が私の中から失われる前に

またあなたの温もりで包み込んで

切なさで幻を見る前に

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― 新着の感想 ―
[一言]  共に在るという魔法。  ひとりの朝。直接請えない。  希望というより縋るような。  そんな印象を受けました。
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