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【詩集】紡ぐ 一夜  作者: 日浦海里
1/17

浴望/残滓 2篇

【浴望】


溺れたいのは

覚えてたいから


この身にあなたを

刻みたいから


触れてたいのは

埋もれたいから


あなたの温もり

感じたいから


ただこの時が待ち遠しくて

今、この瞬間を抱き締めたくて


次に逢えるその日まで

この温もりを覚えてたいから

この身の奥に刻んでたいから


あなたの腕に埋もれていたい

あなたの愛に溺れていたい



【残滓】

この内に残る熱は

あなたが残した想いの証


微かに残る痛みと香りが

交わした時を肯定する


消えない証を残して欲しくて

望んだ私に微笑むあなた


消えないように残してあげる

忘れぬように刻んであげる


優しく囁くあなたの声こそ

消えることのない傷痕


自分の身体を抱きしめながら

あなたの事を思い出す


消えない証を残してなんて

望まなければ良かった、と


内に残ったあなたの熱に

うなされながらため息をついた

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