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序章
プロローグ
昼間なのに暗い部屋の中、カーテンは黒一色で外の明かりは一切差し込まない。この部屋に居るのは目の前に座った金髪碧眼少女と僕と二人だけだ。
少女「本当にいいの?」
僕「君の為ならこの身を捧げるよ」
僕は彼女に首を差し出し、彼女は僕の首にむしゃぶりついた。痛みはあるが血を吸われている間はなんだかボーッとした感覚に陥り、そのまま気を失ってしまった。
これから待ち受ける僕と彼女の過酷な試練が始まる前に、前日談をしましょう。
これは吸血鬼と極普通の凡人が出会ってからの物語…