表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡沫の夢、幻の未来  作者: 蚊取り線香
第十章
61/110

第十章の7

依代よりしろさん。迎えの仕方、何とかならないですか。」


今、俺がいるのは初めて依代さんと出会った場所だ。

案の定、この人たちの迎えは非常識で、俺の家に無断で上がり込んできた警察に連れてこられたのだ。

しかも、鍵が閉まっているにもかかわらず、だ。本当にこの人たちは悪い意味で期待を裏切らない。


「どこから外部に情報が洩れるかわからないからね。目隠しするのは仕方ない事なんだ。」


依代さんは、苦笑いをし、非常に申し訳なさそうに言っているのだが、俺が言っているのはそこではない。


「人の家に勝手に上がり込むのをやめてくださいよ。」


「それは僕が何とかできることではないな。」


「さようですか。」


「帰りに文句の一つでもいえば改善してくれるかもね。」


「そんなチャンス与えてくれないじゃないですか。」


たまき君来てくれたみたいだね。」


依代さん。僕の声が聞こえませんでしたか。


「依代さん。ここに呼ばれるようなことしましたか。」


「先週のお酒の席でのことでね。」


「酔った勢いで失礼を働きましたか。すみません。」


ここにいる僕を差し置いて勝手に話を進めないでほしいですね。


「いきなり僕に抱き着いて、給料を増やせと。」


「申し訳ありませんでした。」


なんと。絡み酒ですか。


「酒の匂いがするおじさんに抱き着かれて。さらに甘えるような口ぶりでお金くださいと言われた僕の気持ち、考えてみて。」


駄目だ。想像したことを後悔する。酒臭い人に抱き着かれるだけなら、父さんで慣れている。だが、甘える口ぶりが駄目だ。胸が悪い。


「気持ち悪いことをしてしまい、すみませんでした。」


自分で気持ち悪い事、と言うんだな。


「そうだね。だから環君の月給から20万ほど引き下げ、でいいかな。」


20万…それ、給料残るのか。


「依代さん、お慈悲を。そこまで引かれると、生活ができなくなりますので。」


「じゃあ、10万で。」


「それ、給料の半分なくなります。できれば17万残るように。」


なるほど。給料は20万か。正確な金額ではないが、10万円引かれると17万残らないくらいであることは分かった。


「環君、慈悲はないよ。」


鬼だな。


おはようございます。

早速ですが、リアルの方が忙しくなります。

誠に勝手ではございますが、

火曜と木曜の更新を火曜のみの更新にしたいと思います。


つたない私の小説を読んでくださる心優しい方々、

申し訳ありませんがご理解いただけますと幸いです。


次回は「5月22日」でございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ