33/110
第七章の2
食卓にはごはんと野菜炒め、冷奴。
「いただきます。」
「はいどうぞ。」
「井端さん、仕事の方は大丈夫なんですか。」
「大丈夫です、雑務のほとんどを麗化先輩が引き受けてくれたので。」
「麗化さんは学校の教師もしていましたよね。今日、会いましたし。」
「はい。麗化先輩、学校の教師としての書類作成や授業の準備、政府に提出する資料作成、全部ひとりでしているのですから。すごい方です。」
「井端さん、その言い方だと、麗化さんが忙しいという事を知っているのに雑務を押し付けたことになりますが。」
俺の投げかけに対して返ってきたのは苦笑いであった。
「二式さん、今週の土曜日か日曜日、どちらか空いていますか?」
「唐突ですね。」
「依代さんが今日のことで二式さんと話したいとのことです。」
ガラスに手を突っ込ませたのはさすがにやりすぎたのか、それとも研究員として純粋な興味か。どちらにしても行って損はないだろう。
「日曜なら空いていますよ。」
「ではその日にしましょう。」




