第十三章の4
先週は本当にすみません。
投稿するする詐欺をしてしまいました。
リアルの方が落ち着くまで
しばらく投稿頻度を下げようと思います。
「話がそれたな。それで宮、元気のない理由を教えろ。」
逃げ場がないと相手に悟らせるように言い放つ。
「ここでは言えない事なんだよね。」
そう来たか。
言いたくない、ではなく、言えない。
こうなると無理強いは難しくなる。
だが、ここはあえて行かせてもらおう。
「ここでは、となれば場所を変えれば話すことができるのか。」
俺の言葉に冷菜が反応した。先ほどまで忙しなく動いていた手を止め、ナイフとフォークを置き、視線がハンバーグから俺にゆっくりと移る。この空気、俺は知っているぞ。何か重大なことを切り出すつもりだ。
「ひーくん。」
何か気がかりがあるのか、頭の中は覗けないため口から発せられる次の言葉は分からない。だが、冷菜がもの言いたげにしている目から禍々しいものを感じ、俺は固唾を飲む。
「ひーくん。その言葉、本気。」
俺が何かミスをしたのか。見落としか。いや、相手の都合への配慮が足りていないというのか。それは重々承知だ。その上で押しているのだからそこを指摘されても止まるつもりはないぞ。
「ひーくん。デザート頼んでない。場所を変えるならその後で。」
俺の緊張を返せ。そして無駄に回転させた思考を労え。
「デザート、大事。」
おい。冷菜の目、割と本気だぞ。
冗談じゃなかったのか。
「それは後な。場所が変更すると決まったわけじゃないからな。」
「わかった。早めに教えて。」
冷菜にとってデザートは重要なようで「注文するから」と念押ししてから視線を俺からハンバーグへ戻した。
こいつの食い意地はどうなっているのだろうか。そして宮、冷菜の一言で財布事情が気になるのはわかる。わかるが必死に金を数えていくのはやめなさい。シビアな雰囲気がどっかへ行ってしまったでしょ。
「で、何の話だったかな。」
どうやら財布の中身は寒いわけではないようで宮の顔は温和である。どうしよう俺もデザート頼もうかな。
「宮、お前の機嫌についてだ。」
本当にどうしたのだろうか。ここまで頑なに口を割らないのはおかしい。人間だれしも友人に話すことができないものはあるだろうが、ここまでしぶとくなるものか。俺の問い詰めは客観的に自身を観ずとも図々しいものだとわかる。
ここまで言い寄られると、相手が根負けして、全部ではなくとも一部は話してくれるはずだ。
「本当にここでは言えないんだよ。」
ため息交じりにいう。諦めてくれ、と懇願されているようにも感じるが、俺は引くことはしない。俺の意志ではないが能力(観察力)を使っていたようだ。一瞬だけ宮の目が冷菜の方へ向いたのだ。
これは、この場所では言えないのではなく、冷菜が近くにいる場所では言えない、という事だ。
ならば対処は簡単だ。「じゃあ、後で聞こうか。」
これからも蚊取り線香をよろしくお願いいたします。
次回投稿は25日になると思われます。
今週投稿できたら頑張ったと思ってっください。(今週できたらうれしいな。。。)




