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二度目と始まり

気づけば、僕は隣に立つ青年と目を合わせていた。

最終日に殺し合った相手。


「……イツキ、僕の名前覚えてる?」

僕が声を落として囁くと、彼は微かに頷いた。

「また同じ地獄かって思ったけどさ。どうやら、違うみたいだな、アオ」


気がづいたのは、きっと僕らだけじゃない。


周囲を見渡せば、他の参加者たちの表情にも、どこか既視感めいたものが滲んでいた。

セリナがサユリの手をぎゅっと握りしめていた。

シズクが一歩後ずさり、スミレと目を合わせる。

ウミとエイジは、何か短く言葉を交わしていた。


全4ステージ、タイムリミット、監視システム、支給される食糧、クリア時の報酬。


もうすぐロキの説明が終わる。


誰かが、静かに息を飲む音がした。

あのデスゲームが、また始まる。

最悪の結末を迎えた、あのゲームが。


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