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D.E.R─ 最愛の彼女を取り戻す為、俺は悪魔に魂を捧げた  作者: ジュン・ガリアーノ
第一章 出逢ってから、奪われるまで
28/32

一幕間一 Break.1 第一章完結のお礼

「こんにちは!この物語の主人公をさせてもらってる、天翔零です。第二章に進む前に、少しだけ休憩です。何よりも、まずここまで読んで下さり、ありがとうございました!」


零がスッとお辞儀をすると、横から翔がブー垂れた顔してツッコミを入れてきた。

ちなみに舞台の上には、向かって左から零、翔、ルミ、光太の順で横に並んでいる。


「おいっ!零。第一章は俺が完全に主役だったんだから、まず俺から読者様に挨拶するべきだろ」

「アハハッ♪そーだよね翔、ゴメンゴメン。ただ、翔は第一章本当に頑張って疲れたろうから、先に僕からの方がいいかなと思って」

「んだよ、それーーーそれじゃ俺が悪もんみたいじゃねーか。だよな、ルミ?」


翔は隣に立つルミに完全同意を求めたが、ルミは前を向きながら可愛く唸っている。


「う~ん、確かにそうなんだけど……零さん優しいねっ♪」


翔を零にパッと笑顔を向けたルミ。


「ええっ!?なんだそれ」

「ルミちゃん、ありがと♪」


ショックで顔をしかめた翔の側で零はクスッと爽やかに笑うと、そのままルミを労う。


「ルミちゃんもお疲れ様♪ルミちゃん翔と息バッチリ合ってたし、元気な女の子のヒロインとして凄く良かったよ」

「ありがとう!零さん」

「ちなみに、ルミちゃんの中で特に印象的な場面てどこだった?幾つかあると思うけど」

「う~んとね……」


ルミは可愛く斜め上を向きながら思い返した。


「色々あるんだけど、まずは最初のシーンかな。『ねぇ、何を捨てれないの?』っていう所。翔にどんな表情で声かけようかなって色々考えたし……後は、大濱さんとのシーン」

「あぁ、あそこも良かったよね」

「うん。何か、人に優しくするのって簡単じゃないんだなって思ったから」

「そうだね。人を好きになったり思いやるって、すれ違う事も多いよね……」


零が少し切なそうな顔でルミに答えると、ルミは同じように切ない表情を浮かべた。


「ただラストのシーン、あそこはすれ違うどころか翔と引き裂かれちゃったから、本当に凄く悲しかったよ……ねっ?翔」

「おっ、おお。もちろん。あのシーンは辛かったなーーー。ルミと引き裂かれるシーンだし、拳武さんの『キミの小説が、キミそのものなのだ』っていうセリフもマジで刺さっちゃったわ……」


翔がしみじみとした感じで話していると、隣から光太にせっつかれた。


「つーかさ、翔。俺の事忘れてね?」

「忘れるワケねーだろ光太、隣にいんのに」

「どーだか。お前エビフライの件、ガチで根にもってんじゃねーだろーな?」

「んなワケあるか」

「まっ、ならいいんだけどよ。俺も翔の親友としてルミちゃんとの仲応援してくし、第二章でも頑張らせてもらうしさ」

「だよな。まさか光太があんな……」


翔がそこまで言いかけた時、光太はサッと翔を止めた。


「バカッ!今、ネタバレ晒すなよ」

「あっぶね!いやーーーハハハ、つい、な。ごめんちゃ」

「ったく、頼むぜ」


光太は、苦笑いしながらごめんのポーズを取る翔の隣で、しゃーねーなーという顔をしながら片手で頭をクシャッと掻くと、零にスッと顔を向ける。


「零さん、翔の事よろしく頼みます」

「もちろんだよ、光太」


零は爽やかな微笑みを光太に向けると、みんなに少しすまなそうな顔をしながら話し始めた。


「光太も、もちろん翔とルミちゃんも、第二章からは僕かなり厳しい役を演じるけど、付いてきてね!」


零が凛とした雰囲気で言った瞬間、翔は零の肩を右腕でガシッと組んで笑う。


「なーに言ってんだ零。あたりめーだろ。俺たちゃ二人で一つなんだからよ」

「翔……ありがとう!」


すると、ルミも零に向かってニコッと笑った。


「そーだよ、零さん。私も頑張るから、一緒に頑張ろっ♪」

「ありがとう、ルミちゃん」


光太も同じだった。


「そーだぜ零さん、第一、翔一人じゃおっかなくて見てらんねーし」

「うっせーよ、光太。まあでも、確かにこっからはマジで戦っていかなきゃなんねーからな」


翔が気合を入れると、零は一瞬瞳を伏せ嬉しそうにフッと息を零した。


「みんな、ありがとう!そして読者様、次話から第二章が始まります。翔と僕との出会い。そして、一筋縄ではいかない奪還劇の始まりです!」

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