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天使よ舞い降りる

 ジンジンと頭が痛みだし、どうしようもないほどの焦燥感、不安、哀しみ、負のエネルギー的なのものに襲われ目を覚ます。最悪な目覚めだ。

 


 喉が渇いた。とりあえず近くにあるペットボトルを手に取り飲み干す。「ウエッゲホッゲホッ」間違えて自分の尿ボトルを飲んでしまい咳き込む。ここ最近はトイレに行けてなく、排泄物はペットボルトにしている。

 


 次に腹が減った。今度は床をバンバンと踏みつける。床がキシキシと軋む。しばらくすると、急いで階段を登る物音が聞こえる。カチャンとドアの前に何かが置かれた。慎重にドアを開け、ドアの前に置かれた、飯を急いで部屋に持ち帰り、たいらげる。空腹が満たされるのは嫌いだ。空腹が満たされると色々な事を考えてしまう。自責の念に駆られ部屋の物や壁に八つ当たりする。「ハァ、、、ハァ、、」だがこの苦しみも今日で終わる。

 


 この前必死の思いで入手した縄を手に取る。何度も結び方の練習をする。よし完璧だ。時間的にも今がちょうどいい。深夜は好きだ。とても静かで、まるで自分しかこの世に存在していないんじゃないかと錯覚する。いつも良く行く公園へ足を運ぶ。相変わらず殺風景で遊具といったらブランコしかない。木に縄を結びつける。準備は整った。縄に首をかける。一瞬あらゆる記憶が頭によぎる。これが走馬灯か。。そして縄から手を外そうとした瞬間に叫び声が聞こえた。「駄目ぇ〜!!!」後ろから誰かに突き飛ばされる。

 


 現状を理解できず頭が混乱する。後ろを振り向くとそこには少女が泣きそうな顔でこちらを見つめていた。顔の幼さからして年齢は中学生から高校生くらいだろうか、だんだん現状を理解し始めると、不意に怒りが湧いてきた。後少しで楽になれたのに、この少女に邪魔されたせいで、全て台無しだ。私は我慢できず、少女に怒号をあげる「なんで邪魔したんだ!」私は自殺を止める者が嫌いだ。生きてればいい事があるなどと、ほざく者がいるが生きる事が苦痛で仕方がない者もいるのだ。相手の人生を幸福にする事ができないなら、自殺を止める権利は誰にもないと私は常に思っている。

 


 しばらくの沈黙の後、少女が言う「死なないで!生きてれば良い事もあるよ!」私は決まり文句を言われ、怒りで我を忘れ怒声を放つ「これから生きてても辛い事しかない奴だっているんだ!いい事なんてこれから起きる訳がない!なら君が僕を幸せにしてみせろよ!無理だろ?それなら、はなから自殺を止めるなよ!」言ってやった。。なぜだか心がスッキリした。だが、少し言い過ぎたと後悔する。すると、少女が泣きそうになりながら言う「なら私があなたを幸せにしてみせます。私の人生を捧げても」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 何もかもが唐突に見える。起きたら今度はいきなり公園にテレポートしたかのように錯覚させられる文章になっている。 その理由はおそらく場所の描写をしていないからだと思う。 スタート地点が自分…
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