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聞こえないふりじゃないの!
アクサリスが不審者を引きずってオリビアに近づく。
「では、一緒に警備に説明に行きましょう!」
「あー……うん」
オリビアの体がオリビアの意識に返される。
アクサリスがぐいぐい不審者を引きずって歩く。
「ごめんなさい。強引だけど悪気が無いの。むしろ善意だから、大目に見てもらえると助かる」
コルベットがオリビアに頭を下げる。
「仲が良いんだね」
「うん。もし、お互いの利益のためにお互い一緒に居ることを約束した関係を、伴侶と呼ぶなら、私とアクサリスは伴侶」
少し楽しそうに笑った。
アクサリスの足が少し早くなった。
もしかしたら聞こえていたのかも知れない。




