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不審者の身柄なんていらないの!

「ぎゃっ」


黒ずくめの人物が走って行った先から叫び声。


……警備にでも捕まったのかな?


「……そうではないようです」


黒い外套。陰気な目つきの悪い少女が、歩き寄る。

「オリビアさん。私はコルベット。

よろしく」

右手を差し出す。


ダイアが手を握る。

「よろしくです。同級生ですね」

……そうなの?

(黒い独特な模様の服を着ていたので、覚えています)


後ろから明るい茶色の外套を着た少女が、縛られた黒ずくめの人物を引きずって歩いてくる。

「こんばんは、オリビアさん。私はアクサリスといいます。コルベットと同室です。

この不審者、オリビアさんがあしらわれたようですが、私達が警備に引き渡しても大丈夫ですか?」


「いいですよ」


……いいの?


「私に渡されても困るし」

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