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♥ 飲食街 3 / 飲食店 3 / まるで取り立て


 じんしゅのウェイターはぶんかしたこうおどろきをかくせないでいた。


 くしたまま、ぼうぜんとしていたウェイターは、1おとこがんめんなぐられた。


 なぐられたはずみでウェイターのからっていたまる(トレ)ぼん(ンチ)はなれ、かへんでった。


 なぐられたウェイターもはずみでゆかしりもちいた。


 ウェイターがゆかたおれたさきおとこたちいっせいにウェイターをはじめた。


 さん(ざん)ウェイターをけたあとウェイターをたせたおとこたちは、ウェイターをサンドバッグわりになぐはじめた。


 じんしゅのウェイトレスはびんたすけてくれたウェイターがサンドバッグにされているこうけいぜんしんふるわせながら、きながらていることしかない。


「 あのさ?

  一寸ちょっといいかな? 」


 じんしゅのウェイターをなぐっているおとこたちこえけたのは、がらめずらしいくろかみしょうねん──マオ・ユーグナルだった。


 じんしゅのウェイターをなぐっていたおとこは、ひくしょうねんはらためらんぼう調ちょうで「 ガキはすみっこでママのミルクでもんでろ! 」とう。


マオ

あやまってほしいんだけど。

  アンタたちだいしにしたオレのりょうだいべんしょうしてほしいんだ。

  してくれるよな? 」


 おとこはらわれたマオは、はなれることはせず、ウェイターをなぐろうとしたおとこうでつかんでめると、そうった。


 おとこたちじゃしにはいってくろかみしょうねんける。


 おとこたちくろかみしょうねんろすかたちになり、マオはおとこたちげるかたちになった。


 さきほどまでせいよくウェイターをサンドバッグにしていたおとこたちいっさいだまんでいる。


 ぶんたちげているくろかみしょうねんちょくしたおとこたちしんたい(からだ)こうちょくしていた。


 マオからはっせられるさっざったじかてられたおとこたちこころきょうかんはいされた。


 せいめいけんかんったおとこたちぜんしんからあせたいりょうあふており、なかはビショビショになっていた。


 かいさいきょうせいぶつわれているドラゴンににらまれているカエルようじょうきょうまれているおとこたちへ、マオはさいはなける。


マオ

「 オレのりょうだいしにしたんだからさ、せいめてあやまってくれるよな?

  べんしょうもしてくれるよな? 」


 マオにさいわれたおとこたちは、なんなんなまつばむと、しずかにしゃがみはじめると、ゆかりょうひざいてあたまふか(ぶか)はじめた。


 ゆかあたまこすけながら、ひっいのちいをはじめたおとこたちっていたこうはいったぬのぶくろをマオのまえすと、「 いのちだけは…… 」とないこえけんめいしぼし、ようよわ(よわ)しくもなさけないこえいのちいをした。


マオ

「 ウェイターさん、だいしになったりょうだいぜんいくらするの? 」


ウェイター

「 はっはい!

  ぜんで49.842Bsバースになります 」


 マオにかれたじんしゅのウェイターは、なぐられていたウェイターとはちがじんしゅだ。


 なぐられていたウェイターはいぬみみっぽいが、くろかみしょうねんこえけたウェイターはうさぎみみっぽいからだ。


マオ

「 ニュイリ、りてるかな? 」


器人形:ニュイリ

「 んーーーとね~~、ぜんぜんりないよー、パパ(マオ)


 マオからわたされたぬのぶくろなかはいっているこうかぞえた()ュイ(にん)()じつをマオへつたえた。


マオ

りない? 」


器人形:ニュイリ

「 うん。

  49.842Bsバースひつようなのに、ふくろなかには2.087Bsバースしかはいってないもん 」


マオ

「 はぁあ?

  ──おい、どうことだよ?

  47.755Bsバースりないじゃないか!

  しかも、こんなすくないきんがくなにべにたんだよ?

  2.087Bsバースで7にんぶんりょうだいなんてはらえないだろ! 」

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