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こんなゴキブリなら我慢できる  作者: 降井田むさし
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⑥鳴き声

ゴキブリは特に音も出さないで突然現れるから怖いのだろうと思った。何か場の空気を一転させる音をゴキブリが出したなら我慢出来るようになるのではないかと思った。だから我慢できるようになるゴキブリの鳴き声について考える。


①4歳くらいの幼稚園児

なんやかんやで可愛いものが一番怖さを軽減させる。1歳の赤ちゃんも可愛いが喋り始めて少したった子供くらいの可愛さの声が一番合っているかもしれない。そして4歳くらいの声が一番部屋の中では和むかもしれない。


②息みたいなプスープスー

逆に不気味な音を発するのが良い、という考えから、息の音はどうかと考えてみた。でも人によって感じ方は異なるし、安らぐと感じる人もいると思うが、たぶん怖さが倍増する人の方が圧倒的だろう。


③LINEの音

LINEをしている人なら毎日何回も何回も聞いている。だからもう慣れてきている人は沢山いるだろう。音に慣れていたり、小気味いい音の虜になっている人もきっといるのだから、ゴキブリが放つLINE音だって惹かれていくはずだ。


④空調の音

部屋に馴染む音ナンバーワンとも言っていい音、それが空調の音である。空調の音というのは、その場で他に鳴っているの音だけではなく五感の全ての恐怖などを少なくし和らげてくれる気がする。高音ではなく、音の上がり下がりも音の強弱も少ない。これなら落ち着くし、我慢出来るかもしれない。


⑤ネコ又は猫なで声

猫好きが溢れる世の中なので、ここでこれを出さない手はない。何かひとつ猫の要素を取り入れたら、嫌いなものも平気になったり好きになったりすると思う。怖い女性が急に猫なで声になったらギャップで萌えるみたいな感じで。だからゴキブリも同じではないだろうか。


⑥オッサンの咳払い

ゴキブリからオッサンの咳払いが聞こえれば、脳が勝手にそれをオッサンに置き換えてしまう。そうなるとゴキブリも酔っぱらいのオッサンとかに見えてしまう。そうなるとゴキブリを排除したい気持ちが薄れる。たぶんそうなると思う。


⑦ゴキゴキゴキゴキ

アニメキャラクターや色々なキャラクターがキャラクター名に含まれている言葉を連呼したり、語尾に付けたりする例はよくある。キャラクター名に含まれている言葉を連呼したりすると、親近感や可愛さが溢れてくる。だからゴキゴキゴキゴキと鳴いてくるのはいいかもしれない。


最終的に一つに決めるとしたら、ゴキゴキゴキゴキと鳴くのが一番いいかもしれない。ゴキブリに一番合っているというか、ゴキブリをキャラクター化することによって優しさが溢れるというか。だからゴキゴキゴキゴキと鳴くゴキブリで決まりだ。

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