秋(その2)
「アイヴィーちゃん、最近来ないなあ。」
新聞を折りたたみながら、源造が独り言のようにつぶやいた。
「あの子、忙しいのよ。知ってるでしょう。」
「飯を食いにくる時間くらい、あるだろうに。」
「今は、無いのよ。」
松下のおばちゃんは源造にお茶を入れてやった。夜勤が始まるまでには、まだかなり時間がある。
「また、うちで『花笠音頭』歌って貰いてえなあ。」
「これからはテレビで歌うの、観られるかもよ。」
「なんだ、プロの歌手になるのか?」
「そういう噂が最近流れてるの。あの子のバンド、大きいレコード会社と契約するって。」
「本人から聞いてないのか?」
「そんなデリケートな話、ずけずけと聞けないわよ。」
「前だったら、向こうから言ってきただろうになあ。あの子も変わっちまったのか?」
松下のおばちゃんは、哀しそうな顔をした。
「そうね、変な意味じゃなくて…アイヴィーちゃんはいま、全てを一人で抱え込んで何とかしようとしてるのね。だから、前みたいに何でも気軽に相談できないのよ。可哀想に。」
「そうさな。他人の戦は闘ってやれないからな。」
源造の言葉に、松下のおばちゃんは思わず顔を見返した。
「アンタ、どこで覚えてきたの、そんな言葉。」
「さあな。時代劇じゃないか?」
源造の言うとおりだ。今は、待つしかない。
アイヴィーのイライラは、最高潮に達していた。
「重要な話」と言われて呼び出された事務所には、マネージャーの加藤と社長が満面の笑みで待ち構えていた。
話の想像は聞く前からついていた。
最近、界隈で「『ズギューン!』がメジャーに移籍するらしい」という噂を流しているのは恐らく加藤だろう。既成事実を作ろう、という訳だ。
「好き勝手なことやりやがって。なめんじゃないよ。」
実際、怒りをこらえて臨んだミーティングでは予想通りの話が展開された。
「ズギューン!」に、大手レコード会社から移籍契約の話が来ている。
条件は非常に良い。恐らく音楽一本で生活していけるレベルの待遇が約束される。
ただし、各種メディアに登場するために必要な音楽レベル向上の一環として、メンバーの一部入れ替えを…。
アイヴィーは礼儀正しく、しかしハッキリと「そんなことをするならお前らの急所を握りつぶして河に捨ててやる」という趣旨の内容を伝えた。
「まあまあ、アイヴィー。そうは言ってもメンバー全員の意思ではないだろう?君たち、いつも言ってるじゃないか。4人そろって『ズギューン!』だって。みんなで話し合ってから決めるべきだと思うがね。」
「もう、この件は他のメンバーには伝えてあるんだ。ゆっくり話し合って、返事は後日でいいから。今日は帰りなさい。」
くそっ、用意周到なことだ。ひと目会った時から、この社長の伊達男っぷりも寛容そうな態度もすべて嫌いだった。
社長も加藤も考えていることは一緒だ。
勿論、悪いことは何もしていない。お互いにお互いを利用してここまで来たんだ。
だから最後も、向こうの思惑通りにはいかないってことを教えてやろう。
スープカレーの店には、アイヴィーを除く全員がすでに到着していた。
今日はビール以外の注文はまだのようだ。
アイヴィーはゴンちゃんの隣に腰を下ろした。アイヴィーとゴンが並び、アイヴィーの前がショージ。いつも席は決まっている。
「しーちゃん、あたしも生ビール。」
4人がいつも座るテーブルの壁には、松下のおばちゃんが載ったあの新聞の切り抜きが貼りつけてある。「ズギューン!」が世に出るきっかけになった、あの夜の「ハードコア」の一枚だ。
「アイヴィー、お前はクビだ。」
ゴンちゃんが、そっと告げた。今日はタバコを吸っていなかった。
「はあ?」
アイヴィーは、間の抜けた声を発するのが精いっぱいだった。ゴンちゃんの声はハッキリ聞こえてるが、言っている意味が分からなかった。
いや、本当は分かっていたんだ。
「『クビ』は、違うな。お前は『ズギューン!』卒業だ。」
鼻の奥に、ツーンと酸っぱいものが込み上げてきた。何か喋ろうとするが、そのたびに目元がかすんできて、声が出ない。
「加藤のばか野郎から聞いた。『ズギューン!』はメジャーには行かない。俺たちの作ったバンドを、勝手な奴らに勝手に踏みにじられるわけにはいかない。」
ゴンちゃんは真っすぐにアイヴィーを見ていた。
「でもなアイヴィー、お前はもっと広い世界を観てこい。お前は『ズギューン!』だけにおさまる器じゃない。」
「…俺らの総意だから。」
「俺は頭悪いけど、今やるべきことくらいは分かるよ。アイヴィー、もっと闘って来いよ。」
ダメだダメだダメだ、ショージまでそんなこと言うなんて。いつもみたいに、笑えない冗談だけ言ってて欲しいのに。
「あのさあ…。」
アイヴィーはやっとのことで声を絞り出した。
鼻声が頭の中で甲高く響き、ひと言発するたびにハッ、ハッと息が漏れる。松下のおばちゃんに借りっぱなしのレースのハンカチを鼻に押し当てた。
ショージ頼む、笑ってくれよ。ほら、レースのハンカチだぞ。いつものようにツッコミを入れてくれ。
でも、ショージは今まで見た中で一番真面目な顔をして、こっちを見ているだけだった。
「いつもいつもさあ、大事なことは4人で決めてきたじゃん…。何でさあ、こんな大事な話、アタシ抜きで決められるのよ。ずるいよ、みんな。」
そこまで言うのがやっとだった。アイヴィーはハンカチに顔をうずめて嗚咽を漏らした。
「アタシは…みんなと、一緒じゃなきゃ、イヤだよ…。」
「おう。分かってるよ。」
ゴンちゃんは、アイヴィーの肩に手を回した。
「いま、『ズギューン!』が『ズギューン!』としてメジャーに行ったら、俺たちはアイヴィー以外たぶん全員入れ替えになるだろう。そんで、しばらくして『ズギューン!』は解散だ。でも移籍の話を蹴ったら、アイヴィーお前は今までやってきたことから逃げることになる。」
「だから。」
ジャッキーが口をはさんだ。
「アイヴィーが行って来いよ。」
ゴンちゃんが後を引き取る。
「ファンの大多数は、アイヴィーを求めてるんだ。お前がメジャーに行けば、もっともっと大勢の人がお前の歌を聴いてくれる。それがお前の夢だったろう。」
「で、アイヴィーがいなくても『ズギューン!』を応援したい!って思う一部のマニアックな奴らのために、俺たちは『ズギューン!』を続けていくよ。」
ショージらしい言い回しだ。アイヴィーは思わず笑った。笑いながら、泣いた。
「お前だって、いつまでメジャーで頑張れるかは分からないだろ。俺たちはお前の帰ってくる場所を守っておく。『ズギューン!』のヴォーカルは、永久欠番にしとくから。」
「これからはスリーピース(3人編成)だからな。ゴンが下手なヴォーカルで頑張るってよ。」
「ショージ、てめえに歌わせるぞ。」
ゴンちゃんの目は優しい。ホント優しいんだ。目だけじゃないよ。
「アイヴィー。お前がここ数か月、俺たちやファンやメディアや、色々な心配ごとの全てを背負って頑張ってきたのはよく分かってる。ある意味、俺たちはお前に一番厳しい道を薦めてるんだ。今度は正真正銘、1人でやるんだからな。」
ゴンちゃんの言葉に、アイヴィーは涙をこらえてウンウンとうなずいていた。それ以上は何も出来なかった。
「でもな。メジャーの何がいいのか悪いのか、何が好きか嫌いか、その目で見てみないと分からないだろ。お前、そんなチャンスを貰える奴はほとんどいないんだぞ。目の前にそのチャンスが転がってきたんだ。」
「…応援してるからさ。」
「メジャーだからとか有名になったからとか、そんなことは関係ねえ。お前は俺たちの誇りだ。だから、最後まで誇らせてくれ。誇らしく、門出を見送らせてくれ。」
「そうだよアイヴィー!何なら、お礼にアイドルとか女優とかと、合コン組んでくれてもいいぜ!」
最後のショージの発言は、雰囲気の中で虚しく消えていった。
「ありがとう。みんな、ありがとう。」
アイヴィーは、もう他に言葉が思いつかなかった。精根尽き果ててしまった。
乾杯のビールを半分も飲まないうちに、アイヴィーはテーブルに突っ伏して寝てしまった。
「もしもし、おばちゃん?」
「アイヴィーちゃん。どうしたの?」
「こんな夜中に、ごめんね。」
「いいのよ。どうしたの?」
「シンが、いないの。」
「いないって…出かけてるんじゃないの?」
「昨日から、ずっといないんだ。昨日、移籍の話が決まって、ゴンちゃんたちと飲みながら寝ちゃって、帰るの遅くなっちゃってさ。その時、もういなかった。」
「今日は、帰ってきた形跡はないの?」
「うん。事務所に連絡してからバイト先に行って報告したり、ギヤとかライヴハウスを回って挨拶しながら時々家に帰ってみたんだけど。」
「携帯は?」
「繋がるけど、出ない。」
「いそうな場所は当たったの?」
「アタシの知ってる限りは行ってみたけど、どこにもいない。おばちゃんならアタシの探してない場所も分かるかもしれないと思って。」
「分かったわ、すぐ行く。」
松下のおばちゃんとアイヴィー、ミッチの三人でひと晩中心当たりを探して歩いたが、どこにも見つからなかった。
シンは、消えてしまった。
アパートの賃貸名義はシンだったが、家賃はアイヴィーが払っていた。
「とりあえず、家賃さえ払っておけば追い出される心配はないよね。ここに住んでから大家は1回も来たことないし。」
「そうね。アイヴィーちゃんは引っ越すのね。」
「こんなボロアパートじゃイメージ悪いし、男と住んでるのもアレだからって、都心のマンションを事務所が用意したんだ。まだアタシには逆らう力がないから。」
「あんまり無理しないのよ。」
「今は会社の言うこと聞いておくよ。力をつけて、そこからが勝負だから。」
「新しいおうち、遊びに行くわね。」
「うん、絶対来てね。あと、この部屋、時々見に来てくれる?シンが帰ってくるかもしれないから。アタシも可能な限りは来たいけど…。」
「勿論よ。シンちゃんの実家の連絡先でも分かるといいんだけど。」
「その辺は全然分からない。音信不通ってのも、こういう時に困るね。アタシも反省しなきゃ。」
そう言ってアイヴィーは笑った。その笑顔には以前は見られなかった陰があった。
「アイヴィーちゃんは、すぐにライヴがあるの?」
「まずは楽曲作りからだね。『ズギューン!』時代の曲は使えないから…。たぶんスタジオ・ミュージシャンとセッションしたりして作ることになると思う。有名作曲家とかは断ったよ、アタシらしくないから。」
「その辺は、向こうも折れてくれてるのね。」
「折れるというか、向こうもむしろそれで売りたいみたい。アタシにつけられたコンセプト、『パンク・ロックの歌姫』だって。」
「『歌姫』ねえ。確かにアイヴィーちゃんらしいかも。」
「まあ、今は何でも受け入れるよ。歌姫だろうが豚姫だろうが。なんかショージみたいなこと言ってるね。」
持っていく物はほとんど無かった。大事なものはこのアパートに残しておく。
自分のルーツは、ここにある。
「おばちゃん。本当に色々、ありがとう。シンのことが何か分かったら、すぐ連絡して。」
「分かったわ。」
「本当はシンを探すのが最優先なのかもしれないけど。でも、シンなら『余計なことをしないで、お前はお前で進め』って言うと思うのよ。ずっと、そう言いたかったんだと思うんだ。」
「シンちゃんのことでアイヴィーちゃんに出来ることは今はもう無いわ。警察にも届けてあるし。たぶん、あとはシンちゃん自身の問題なのよ。他人の戦を闘ってあげることは、出来ないのよ。」
「そんなこと、誰が言ったの?」
「うちのおとっつぁんよ。」
アイヴィーはタクシーに乗り込んだ。
「おじちゃんに『愛してる』って伝えておいて!じゃあ、またね!」
アイヴィーを乗せた車は、すぐ走り去って見えなくなった。
スリーピースになった「ズギューン!」には、悲壮感のかけらも無かった。
ぽっかりとステージの真ん中に空いたスペース…アイヴィーがいたポジションに若干の物足りなさを覚えたものの、写真を撮っていても松下のおばちゃんが予期したような寂しさは不思議と湧いてこない。
平日・超満員のあの日以来となった、ギヤでの出直しライヴ。
エクストリーム在籍時のファンもわずかながら見受けられたが、そこにいた大半は昔からギヤに出入りしている馴染みのファンやバンド仲間だった。
晴れの日も雨の日も彼らはそこにいて、帰ってくれば変わらず暖かく出迎えてくれる。
そこに甘えてはマンネリだ。しかし心強い存在であるのは間違いなかった。
「どうだったよ、おばちゃん?」
ステージで珍しく緊張していたゴンちゃんは、今はホッとした様子でビールを飲んでいた。
「面白かったわあ。物足りないかと思ったけど全然そんなことなかった。アイヴィーちゃんがいらないってわけじゃないけど、今は今でいいわよ。」
「俺の歌、大丈夫だったかな?」
「ああ、それは何だかお経みたいだったわよ。」
ゴンちゃんはおばちゃんの首を軽く絞めた。
「冗談よ、冗談。まあ、アイヴィーちゃんと比べちゃ、ね。でも、いいんじゃない。」
「まあ、『パンクだから』って言葉に甘えちゃダメだけどな。でも、ま、パンクだから。」
みんなが笑った。
「誰もアイヴィーの代わりにはなれないんだからさ。今はいいんだよ。」
「いや、一人だけ代わりになれるヴォーカル、知ってるぜ。」
ショージが口を出した。
「えっ、誰。」
「おばちゃんしかいねえだろ。」
ギヤのハコ打ちが大爆笑に包まれた。ショージ、久々のクリーンヒットだ。
「間違いねえや。」
「おばちゃんなら、アイヴィーも納得するぜ。」
「よしなさいよ。アタシが入ったら、『ズギューン!』が『婆ァーン!』になっちゃわよ。」
ゴンちゃん、ジャッキー、ショージの3人は腹の底から笑っていた。こんなにリラックスしたのは何ヵ月ぶりだろうか。
「エクストリームには残らなかったの?」
「もともとアルバム一枚限りの契約だからな。格好良く『辞めてやる!』って出て行きたかったけど、その前に向こうから『じゃ、これで』って感じだったよ。」
「そうなのね。」
「まあ、未だにエクストリーム盤のアルバムもシングルもちょこちょこ売れてて、あぶく銭も入ってきてバンド的には助かってるし。これもアイヴィーの置き土産かもな。」
「エクストリームの奴らは自分たちの思惑通りに事が運んで、今ごろ高笑いだろうな。それはそれで悔しいけどな。」
ショージが苦虫をかみつぶした様な顔をして言った。ゴンちゃんは“まあまあ”と言うように軽く手を振る。
「それでも俺たちには帰ってくる場所があったからな。ここから…またギヤからガツガツやるさ。アイヴィーがいないからって半端になっちまったら情けねえ。俺たちは俺たちで、上がっていかねえと。」
そう言ってゴンちゃんは松下のおばちゃん特製の漬け物をバリバリ噛んだ。
「エクストリーム時代のお客さんも少し残ってくれてるわね。」
「少し、な。大部分は誰を観に来てたか、これでハッキリしたな。そんなもんだ、最初から分かってたことだよ。でもまだ来てくれる客には感謝してるし、今までの客…アイヴィーのファンにも感謝してる。」
「一番感謝したいのは、あの子だろ?」
ゴンちゃんはチャカしたショージに向かって空のプラカップを投げつけた。周りのみんなはニヤニヤしている。
「まあ確かに、アイヴィーが抜けてエクストリームも離れて、アイツとも終わりだと思ったからな。残ってくれたのは意外だった。」
「彼女のことでしょう?いい子じゃないの。」
「率直に『驚いた』って言ったら、逆に怒られたけどな。まあ、嬉しかったよ。」
「照れるな、ゴン!」
「うるせえショージ!ぶっ飛ばすぞ!」
松下のおばちゃんはニコニコしていた。
「良かったわあ。ゴンちゃんいい男だもの。そんな相手に巡り合えて幸せよ。」
「ああ、おばちゃん今度会ってやってくれよ。今日は来てないけど、またライヴに連れて来るから。」
「嬉しいわ、約束よ。」
打ち上げのギヤは、それまでのライヴの喧騒が嘘のように静かで広く感じる。音が響く以上の何かがあるようだ。
「あれからアイヴィーちゃんと連絡とった?」
「たまにLINEが来るよ、そうとう忙しいみたいだな。おばちゃんは電話で話してるんだろ?」
「そうよ。前より話せる時間は短いけど、週に2~3回はかかってくるわ。」
「だいぶ曲作りも進んでるみたいだな。」
「スタジオ・ミュージシャンっていうの?みんないい人で、かなり救われたって言ってたわよ。『昔はパンクやってた』って人もいるって。」
「アイヴィー、今は一人で闘ってるからな。少しでも相談できるような奴がいればいいけど…俺たちみたいな仲間とバック(・バンド)じゃ、違うからなあ。」
「あの子なら大丈夫よ。プロの世界でも必ず自分らしさを見つけるから。」
「そうだな。楽曲に関しては心配ないだろ。どんな曲だってアイツは乗りこなすぜ。ライヴも決まったのか?」
「デビュー・ライヴが来年早々に決まりそうだって言ってたけど。」
「当然、おばちゃんが写真を撮るんだろ?」
「それは、出来たらそうしたいけど…今は分からないわよ、あの子も難しい立場だから。アタシから『撮らせて』とは言えないわ。」
「きっと、アイツから頼みに来るって。」
「そうね…約束したんだもの。」
「何を?何か言った?」
「ああ、ううん。何でもないの。」
女と女の約束だ。他言無用。
「…シンはまだ見つからない?」
黙っていたジャッキーが口を開いた。
「ええ。色んなバンドや関係者に聞いて回ってるんだけど、どうにも手がかりがないのね。」
「あのバカ…。アイヴィーが一番大事な時なのに、何やってんだ!」
ゴンちゃんが息巻いた。
「トラブルに巻き込まれてなければいいけど。」
「トラブル・メーカーはアイツ自身だよ。ちゃんとバンドやってりゃ、キマってるのによ。こんなことになりやがって。」
松下のおばちゃんには、あの日病床でシンが吐き出した苦悩が思い起こされていた。
シンは必ずどこかにいる。
そして自分自身を探しているのだ。




