あったらいいなアイテム『火の魔導』②
➖未完成➖
アイテム『火の魔導』
洞窟に眠る火の精霊イフリートを打倒後、捕獲カプセルに入れる。
ただ前回は発見すら出来なかった。
前例も命の保証もない。
魔術士、魔法使いのみ討伐の許可を下ろす。
「アリナ。早く探しに行きましょうよ。前回から時間がたってるわよ。」
アリナはそーっとレシピをベッドの下に隠した。
誰にも気づかれず。
消費者の皆様にも気づかれないようにそーっと…
時は人間界で言うと一週間くらい過ぎた。ここで前回を振り替えらなければ消費者の皆様も忘れているはずっ!!
伸ばしてきた手を叩くのはイリーダ。
それでも尚、そーっとベッドの下に隠そうとする。
「ちょっと!前回までの勢いはどうしたのよ。」
……
「えー。ナンノコト?私ナニかいいましたっけ?」
「忘れたとは言わせないわよ。火の魔導のアイテム作ってキマラ先生をギャフンと言わせる。って言ってたのは何処の誰かさんでしたっけ?」
イリーダがアリナの頬をつねる。
頬は赤くなり餅のように伸びていた。
「だってだってぇー!私まだ死にたくないもん!!あー死にたくない!!死にたくないっ!巨乳になる前に死んでたまるもんですかっ!!」
地団駄を踏みながら、テーブルの上にあったコロポックルプリンを勝手にむしゃぶりつく。
餅の様な頬は次第にプリン色に染まり口の周りはキャラメルだらけになった。
「んんん〜これイケるね!!んんま〜い★」
「ちょっと!なに勝手に食べてるのよっ」
「だってだってこれどう考えても無理ゲーでしょ??私無理ゲーはやらない主義なのよっ!」
パチン
イリーダの指がパチンと鳴る。
まぁ確かに食べ飽きてはいたものの、イリーダの大好物だ。勝手に食べられたらさぞ腹が立つだろう。
直後に上から雷が落ちてきてアリナに直撃した。
上級『雷の魔導』だ。
「ぎゃあああ★◎♪☆!!!!」
アリナは感電し意識を失ってしまった。
自慢のツインテールがアニメにでてくるようなアフロになり焦げている。
プスプスプス…
だがアリナはこの一連の流れを読んでいた。
こうなることを予想してプリンを食べたのだ。
そして彼女はこう思った。
『ラッキ〜これで行かなくてすむっ★』
アリナは深い闇の底に落ちていくのでした。
★★★★★★★★★
ヤッホー!アリナだよーっ!え?行かないのかって行くわけないじゃないっ!このラノベはパロディ、ギャグよ!そんなRPGっぽいバトルものっぽい事私がすると思う!!?
どうせキマラ先生とか爆乳魔法少女をドラ○エみたいに従えて行くと思ったんでしょ?
ふっふっふ
答えは、ノー!やるわけないじゃない!
命の保証もないのよ!
私がアイテム作るのは楽したいからよ。
楽したいのにそ〜んな命掛けのことなんてしないわっ!
まぁどうしてもっていうなら考えてあげてもいいけどねっ。
っというわけで消費者の皆様おやすみなさい。
アリナはしばらく夢でも見てます。。。
あったらいいなアイテム『火の魔導』(完)
ここまで読んでいただきありがとうございます!
クズ女主人公で申し訳ないです(笑)
少しでもこの作品が気に入りましたらブクマしていただけると作者が凄く喜びます!
まだまだ続きますので、クズアリナをどうぞよろしくお願いします☆