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新商品『夢みーる』だから私は作りました★

あーったくダッルー。まじ、あのスライムゼリー入荷困難だし、マジ無理ゲーだしやる気なくなるっつーの。

はぁ…ただのソーダゼリーって解ってたら急いで食べる必要なんてなかったのになぁ〜。


んっ?あっ!消費者の皆さんこんばんみー★あなたの愛するアリナ=リヴァル=セレナだよん★


え?長いしアリナでいいって?わかってるわよー。んな事くらいさぁ〜。


ただ顔が見える生産者って言うやつあるでしょ〜?

私が責任もって作りましたっ!ドヤァ!ってやつ。

そう、あれあれ!QRコードで読み取るやつ。あれな!本名載せないとダメだかんねっ!だからそれっぽくやってるのよー★




あーそれにしてもつらいわぁ…このまな板っぷり…

貧乳はステータス!とか言うけど、は?マジで言ってんの??触手点検したことあるの?え?え?あんの?本当にあんのかコラッ!



貧乳にそれ言ったらマジ×××だかんねっ!!


はぁ〜



夢でもいいから巨乳にならないかなぁ〜。



んっ!?夢!?

そうよ!一度夢でもいいから巨乳になって、巨乳の気持ちが解れば私のまな板さんも反応してすくすく育つかもしれないわよね!



よーし★じゃあ消費者の皆様ごきげんよう。わたくしアリナは夢の世界へダイブしてこようと思います★キラッ



おやすみなさいー。。




……


………


って寝れないっ!!


はぁはぁ…なんで寝れないのっ。






「アリナー。学園行くわよー。」







ってアリナちゃん早とちり〜★


まだ朝でした★キラッ


とりあえず学園行ってキマラ先生に相談しよーっと!






★★★★★★★


〜魔導学園ラーニャ〜


ここの学園は魔導を学ぶ為にある女子学園。

魔導少女から魔導士になると、正式に学園に採用される。

特にここの魔導アイテム科は有名だ。

優良商品は、即アイテム化してもらえる。そして売れた利益は魔導少女にも何%か入るのだ。




スタスタ…



ゴンッ!

「痛っ痛っ!なによこの壁っ!何で学園の廊下にこんな硬い壁があるのよーっ!まるでコンクリートみたいな壁ねっ!」


「アリナ、それ、キマラ先生…」


イリーダがひっそりと耳打ちをする。


「えっ!?あ、キマラ先生おはようございますっ!今日も素晴らしい巨乳っぷりですねっ!胸でキャッチボールが出来そうならくらい素晴らしい谷間で★キラッ」


「ゴホッ。そうよ!よくわかってるわねアリナさん。胸でキャッチボールどころかパフパフだって、往復ビンタだって出来るわよ!」


イリーダが先生をジトーっとした目で見ている。


「それより先生!私また作りたいアイテムがあるんですが、既存レシピあります?」


「勉強熱心で素晴らしいわ!ところで何を作るの?」


「今回は素晴らしい夢を見たいので、誰でも夢が操作出来るアイテムを作りたいなっと思いまして★」



「そう。それならこのレシピねっ!」



パチン



キマラ先生が指を鳴らした途端、どこからともなく、ひらひらとレシピが落ちてきた。


➖商品名➖

「夢みーる」


★中級アイテム

★消費期限早め

★一回ぽっきり



準備するもの

①貧乳の髪の毛

②巨乳の髪の毛

③魔法少女の髪の毛


作り方

①貧乳の髪の毛を燃やす

②巨乳の髪の毛を燃やす

③魔法少女の髪の毛を燃やす




「うんうん。貧乳と言えばキマラ先生ね!それっ★」


ブチッ


アリナはキマラ先生の髪の毛を容赦なくむしった。



「痛っ!あなたねー!私じゃなくて自分も貧乳なんだから自分の髪の毛抜けばいいじゃないのっ!」


「いやーだって痛そうだし★って貧乳って言うなコラッ!!」


「ごっめーん。今から私、会議があるので、失礼しまーす」


パチン


一言言ったと思ったらキマラ先生はもういなくなっていた。


「ちっ!あのど貧乳BBA次会ったら承知しないからねっ!」



「アリナ、先生にそんな態度とって、成績下がってもしらないからね。はぁー。私心配だわ。とりあえず燃やすわよ。アリナ。」



イリーダがパチンと指を鳴らし火を出した。


プスプスプス…


「なんか変なにおいー。っていうかこれ、なんか意味あるのかな〜?」


「わからないわ。とりあえずレシピ通りにやりましょう。」




キマラ先生の髪の毛は跡形もなく燃え尽きてしまった。




「あーキマラ先生の髪の毛くさかったーっと。はい次。…次は…巨乳の髪の毛っと…グギギギニクイー!目の前に巨乳があるぅグギギギィーッ」


「アリナ。そんな獣みたいな目で見ないの。はい」



そう言うとイリーダは自分の髪の毛を抜き、自分で燃やした。



「グギギギィ、自分で燃やすとは、自分がグギギギ、巨乳だとグギギギ、いいたいのかぁあああ自意識過剰じゃないのかぃ!?イリーダさんよぉぉおおっ!!」



アリナはオーラを纏い、髪の毛が逆立っている。



「おれ、てめぇだけは許さねぇ…!○リー○きさまだけわーっ!」


「○リー○じゃなくてイリーダよ!伏字にしないでくれない?ほんっとアリナはお馬鹿さんなんだからっ!誤解を生むじゃないっ」




コツコツコツ…




廊下からハイヒールの足音が聞こえる。



「そこのお嬢様、魔導職員室はこちらかしら?」


金髪爆乳娘がイリーダに話かけてきた。胸に付いているリボンが尚、爆乳を引き立たせている。



「ええ。この廊下の突き当たりですが…」



「あら、ありがとう。それにしても、ここの学園は貧相な方が多いのですね。それに比べて貴女くらいですわ。立派な物をお持ちなのわ。

ふふふ…そこの隣のお嬢ちゃんはとても可愛らしい胸をしてらっしゃいますね。学園見学かしら?わたくしもこちらの魔導学園は初めてでして…」



アリナの顔色が変わった。



「貧相?私の胸が可愛らしい?この、オバケ乳女がーっ!!確かに私はロリで可愛いスーパー美少女だけど、魔導学園の立派な生徒よっ!ほらっ見て見なさい!ちゃんと魔導少女のネクタイしてるでしょ!?」


ちらりとまた金髪の爆乳を見る。


ちっ!デカけりゃいいってもんじゃないわーっ!形、バランス、感度、全てが揃わないとだめじゃいっ!!あんたの乳はただのオバケだわいっ!」




今にも金髪爆乳をとって喰らおうという態度にイリーダが必死にとめている。


「まぁまぁアリナ落ちついてっ」



金髪爆乳娘がお上品に口を開いた。


「あらあら、ごめんなさい。レベルが違い過ぎておふざけが過ぎたようですわね。私はカリン=サバラン=ルイン。以後お見知り置きを。ふふふ…職員室、教えていただいたのでわたくしの名前を教えてあげたのよー。感謝しなさいっ!オーホッホッホッホッホ!それでは会議が始まってしまいますのでこの辺で失礼しますわ。ごきげんよう。」


「オーホッホッホッホッホッ!」


高笑いをしながらカリンは職員室に消えて行った。




「グギギギ解せぬっ。巨乳と爆乳は違うのよっ!デカけりゃいいってわけじゃ…えーん!イリーダぁあああ!!」


アリナはイリーダの巨乳に顔を埋めた。


「そう、これよっ!私が欲しいのはあんなオバケ乳じゃなくてコレなのよっ!!いつか見てなさいっあのオバケ乳女っ!!」


「それはいいとして、あのカリンって娘、魔法少女よね。」

イリーダは等の目的を忘れていなかった。




「はっ!そうよっ!あの胸元のリボン!魔法学園在籍の魔法少女の証よっ」


アリナはまた顔を、般若の如く鬼の形相になり続けて答えた。


「だからあんなに爆乳だったのかぁいい!乳が気になって髪の毛取り損ねたわっ!ギギギギギ!だから嫌いなのよ魔法少女わっ!!魔導少女は貧乳ばかりだけど、魔法少女は全員巨乳以上なのよっ!!貧乳を馬鹿にしやがってオラ許さねぇーっ!○リー○行くぞっ!!」


「行くぞじゃないわよ。アリナ下見てみなさいよ。金髪、落ちてるわよ。多分さっきのカリンって子の髪の毛ね。これで『夢みーる』作れるんじゃないの?」



「あっ!本当だっ!おっしゃラッキー!!」


やれやれと思いながらイリーダは髪の毛を燃やした。





★★★★★★★





「全部燃やしたわよーっ!さぁ使用方法は?っと★」




使用方法

①燃やした人のみ当日の夜好きな夢が見られる


「「あ」」



「アリナ、次回からはちゃんと使用方法見てからにしましょ…」


「そうね★キラッ」

イリーダ自作、魔導アイテム『夢みーる』


見たい夢が見られます。

私はコロポックルプリンが好き。

だからバケツいっぱい食べたわよ。


良いところ

○バケツいっぱい食べれたとこ

○バケツいっぱい食べれたとこ

○バケツいっぱい食べれたとこ


気になるところ

○髪の毛燃やすとくさいわね

○火の魔導が使えないと無理よ(だからアリナは無理)

○しばらくコロポックルプリンは見たくもない

○一日中アリナが鬼の形相で睨んでくるわ



手軽に作れるけど火の魔導使えない消費者とアリナは、無理だから万人向けではないわね。


それでもいいなら『魔導学園サイト』にアクセスしてね。


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