表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

新商品『大きくなーる』だから私は作りました★

前書き?そんなの前回読んでからこっちにくればいいのよー★


え?


ーメンドくさい?ー


いやいや前書き書く方がメンドくさいからっ!


いいから黙って見てきなさいっ!




アリナのお願い聞いてくれるよね★キラッ

「あーやっぱ無理無理、やっぱくっさいー!!やめとけばよかったぁああ''!あ''ッギャャンぐざいっぐざずぎるー!ぐぼべ」


アリナは自宅で転げ回る。


はーい!消費者の皆さんこんにちわ★魔導少女アリナだよー!!

一晩たってよーく考えたんだけどさぁーやっぱ私、アリナ、塗っちゃったんだよね〜★新商品『小さくなーる』!!


あんだけ汗水垂らして作ったんだから、もちテストしますよ!



前回はイリーダがいたからちょっと、人目が気になって塗れなかったけどさぁ…


うーんやっぱ心底くさいわね!これっ!!

ゲホッゲホッゲゴガッ!!



んんんー消費者の皆さん!モニタリングしてみますかー?


今なら10ルピナスでテスター送ってあ、げ、る★


『魔導少女サイト』にポチッとしてね★




たださぁ、『魔法少女商品』の矯正下着は入ったよ〜!

うんうん!さすが私!!効果はバツグンね!


あのね〜当社比20%OFFって感じかな〜。


ただおかしいのは私の胸に間違えて塗っちゃったんだけど〜20%OFFしなかったのは何故かしら!?


え!?何故かしら?!怒


今度イリーダのくそ巨乳に塗りたくって効果を見てみるね★キラッ



で、矯正下着入ったあとなんだけど〜。『小さくなーる』のせいか、『魔法少女商品』がクズだったのかよくわからないけど…私の胸はまな板のままだったのよねー。


ぐぐぐっ!やっぱり『魔法少女商品』だめだわっ!!

これだから魔法少女は嫌いなのよ!



まぁとりあえずシャワー浴びてくるね★




ジャー





消費者の皆様へサービスタイムよ★



ふぅ…さっぱりしたー






ジャーだけで妄想できたあなたは将来素晴らしい魔道士になれるわよ★



さてと…


うふふ…消費者の皆さん、今日は、私が待ちに待ったスライムゼリーがきたのでーす!!


このスライムゼリーは何と!魔法少女達にめちゃくちゃ流行ってるゼリーなのっ!!


でもね、魔法少女達が食べてますよーってネットで流した途端、売り切れ、入荷待ちになっちゃって…今では入手困難なのよっ!!

ただ私はまだネットで流れる前だったからセーフだったんだけど…それでも、ポチッとして届くまでになんと!!1年待ったのよっ!!


あの魔法少女達がおいしいおいしいって食べてるゼリー。どんな味かしらねっ!


ゴロゴロ

ゴクゴクッ!


プハー


ジュルジュルジュルジュル…


………


はっ!!ピーン



消費者の皆さん!聞いて聞いて!自分の部屋でゴロゴロ転がりながら、牛乳飲んで、スライムゼリーを食べてたら、私ピンときたの!!


このゼリー、あんまおいしくないわっ!!ただのソーダ味ねっ!!見た目から味も想像出来るくらい、普通ね!


くっ。さすが魔法少女達…魔法少女ってブランドだけでばかばか売れるわね。



んっ…?ピーン


消費者の皆さん!聞いて聞いて!私、今度こそ本当にピーンときたわっ!

手っ取り早く胸を大きくする方法!

それは『大きくなーる』を作ればいいじゃない!!って!!


だから私これから忙いで学園に行ってキマラ先生に相談してくるわっ!!


善は急げよっ!



★★★★★★★


〜魔導学園ラーニャ〜


ここの学園は魔導を学ぶ為にある女子学園。

魔導少女から魔導士になると、正式に学園に採用される。

特にここの魔導アイテム科は有名だ。

優良商品は、即アイテム化してもらえる。そして売れた利益は魔導少女にも何%か入るのだ。



「くんくん…なんかまだにおうわね。。あんなにスポンジで擦ったのに…みんなにぐざいって言われなきゃいいけど…。あ!キマラ先生はっけ〜ん!!あの素晴らしい貧乳っぷり!!後ろからでもわかるわー!」


「キマラ先生〜!」


アリナは後ろから抱きついた。


「誰が貧乳じゃいっ!!」


ゴスッ


キマラ先生の素晴らしい魔導書の角がアリナの胸に刺さった。


「いったぁーい!ちょ、せんせい〜私まだ何も言ってませんっ!!まな板だからぽよんっと跳ね返すモノがないのでくっそ痛いんですよーまじで!!先生もこの気持ちわかりますよねっ」


「いや、私はわからないわ。巨乳の気持ちだけしか…巨乳も乱暴に扱うと痛いのよ。」


キマラ先生が遠くを見ている。


「そう、あれは私が小学生の時…誰よりも身長が高くて成長が早かったから、胸も大…ってぐざいっ!!何!?この馬ガエルを煮込んだにおいわっ!いやいやありえない。あれはあまりのクサさに誰も使わずすぐ燃やしたはずっ!おかしいわっ」


キマラ先生がキョロキョロ辺りを見回す。


ギクッ


アリナは気づかれないようにさり気なく5歩後ろに下がった。


「そ、それよりせんせいぃ〜↑↑あのー、私作りたいアイテムがあるんですが、既存レシピもらってもいいですか〜ぁ?」


「んっ?えぇ。いいわよ。何のアイテム?」


「前回、小さくなーるが失敗したので、大きくなーるを作ろうと思って★キラッ」



➖商品名➖

『大きくなーる』

★上級アイテム

★レア食材(有)



準備する物

①スライム

②馬ガエルの足

③スライムゼリー


手順

①スライムをこれでもかっていうくらい切り刻む

②馬ガエルの足を、煮る

③②に①をいれ、スライムゼリーと和える



「このスライムゼリー、今凄く入手困難だから、アリナがんばってね。出来たら少し先生にわけるのよ。」



「ぐ、、、、。」



アリナはぐうの音も出ないので諦めた。






アリナ自作、魔導アイテム『大きくなーる』(仮)


レビュー1万件突破!!(仮)

消費者の皆様のおかげです!!(仮)


良いところ

○胸が2ランクupした!(仮)

○谷間が出来た嬉しいです!(仮)

○ぽよんと魔導書が跳ね返りました!(仮)

○コラーゲン入り etc...


気になるところ

○スライム分裂しない?

○馬ガエルがやっぱりくさそう

○スライムゼリー入荷待ち(未定)



スライムゼリーを持っているあなたっ!!!

気軽にアリナにメッセージを送ってね★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ