桃太郎の子孫1話
桃太郎の子孫
「お前ら三体を呼んだのは他でもない。」
「桃太郎の件だ。」
「桃太郎やその子孫と鬼達は戦ってきた。」
「もちろん戦わない時代もあったがな。」
「今、平成前期から今日まで戦って来なかったが」
「いつまた戦う事になるか分からんから」
「この戦いに終止符を打とうと思う。」
「そこで3体には桃太郎の子孫の捕獲を命ずる。」
「子孫には体のどこかに桃のアザがある。」
妖怪3体は桃太郎の子孫を探しに行きました。
「ここが桃太郎の故郷と言われてきたが」
どこにいるか検討もつかねえな。」
「だいたいアザが見えないとこにあったらどうすんだよ。」
「おい、さっきから黙ってどうした?」
「やる気出ないのか?」
「まあな。」
「万といる人の中から探すのは途方もない事だが」
「探すしかないんだ。」
「まあ、久しぶりの島の外だ」
「飯でも食べながら作戦ねろうぜ。」
ファミレスにて。
「こんなにうまい飯があったのか!」
「ところで作戦ってどうするんだ?」
「この街に来た時、桃太郎の石像があったろ?」
「つまりこの街では桃太郎の伝説が語り継がれてるわけだ。」
「その伝説が分かれば子孫も見つかるかもしれないのか!?」
「手がかりにはなるはず。」
「伝説の情報はどうやって仕入れる?」
「やっと喋ったな。」
「いい質問だ。」
「街の人に聞いて回るしかないな。」
「やっぱりか。」
「えー!」
「ご飯食べたら聞き込み行くぞ!」
こうして3体の妖怪は桃太郎について聞き込みに行くことになりました。