たまには真面目に話そう
今回は真面目です、なんの作品も使わないので、気軽に見えると思います(僕が思っているだけ)
「さて、ここからが本当に話したい話だ」
彼はそう言う、本当に話したい話…と言ってるがどうせまたつまらない話だろう、だって前回がそうだったし
そうに決まってる。
どうせ今回も身内ネタをやるよ、前回がそうだったし。
「プラシーボ効果について思うことがある」
「なに?」
「アレで病気が治るなら、悪化することもあるんじゃないかと」
「…悪化?そりゃ、あるんじゃない、そう言うのもよく聞くよ
熱がないのに気分が悪いとか」
「それで気になるのが…もし診断でこの世にない病気を診断したら…どうなるんだ」
【1.説明】
「どう言う事」
「まず例…と言うか状況を言おう
とある人物が病院を訪ねた、ここの人物は年齢や性別とか深く考えないとする」
「じゃあその人物は君でも私でもいいんだ」
「お好きにどうぞ、言っておくが言語が通じる奴に限るぞ、動物とか宇宙人とかの人間の言葉が通じる奴だぞ」
「わかった」
一応イメージしやすいように、人間の方がいいよね、だったら目の前にいる彼でいいか、喋ってるのも彼だし。
「その人物が体の不調を訴えた、だが特に体におかしなところがなく、ただの筋肉痛だった」
「筋肉痛なら自分でわかるでしょ」
「別に筋肉痛じゃなくてもいい、なんなら風邪でもいいぞ」
「じゃ風邪にしとこ、君はよく風邪で休むし」
「ちょっと待て…もしかして俺をモデルにしてるな」
「ええ、別に誰でもいいんでしょ」
「まぁいいが…で、話を進めるぞ
ただの風邪だったが、その医師は嘘をついた、『それは治療法が見つかっていない、未知のウイルスです』と」
「いや、何で嘘つく必要があるの」
「だからこれは例え話だ、とにかく医師は嘘の診断をして、入院させた」
「入院費を稼ぐため、って事にしていい」
「別にいいよ
で、医者は症状についてこう言った『そのウイルスは段階があり、第1段階が食欲低下
第2段階が集中力の低下、第3段階が抜け毛、そして第4段目が死』
と言ったとしよう」
「抜け毛から一気に飛びすぎじゃない、これだと抜け毛が辛くて死んだみたいになってるよ」
「いやどんな死に方だよ、ダーウィン賞もビックリだよ」
「でもウイルスならダーウィン賞じゃないね」
「そうだな」
【2.ここからが本題】
「で、医師がそう言ったとする、もちろんそんなウイルスはない、ただの風邪だ
だが人物がそのメチャクチャな診断を信じたとする、そうなるとどうなるんだ」
こいつ…さりげなく人物を変えたな。
「…どうにもならないでしょ、実際にそんなウイルスないんだから」
「そうなんだが、もしここでプラシーボ効果が働いたら…どうなる」
「どうなるって…」
あれ?どうなるんだろう、思い込みだけで気分が悪くなるなら、実際に存在しない症状を引き起こすのかな。
「…食欲低下と集中力の低下と抜け毛だけが起こるじゃないの」
「なぜ?」
なぜって言われてもな、どうせこれも答えなんてないんでしょ、調べるまでは…まるでシュレディンガーの猫みたい。
知らない人にわかりやすく言うと、箱の中に猫を入れる、その猫が生きているか死んでいるか、開けるまではわからない。
だから箱の中を見るまで、箱の中に生きている猫と死んでいる猫、両方がいる…って感じだったと思う。
うる覚えだから合ってるかどうかわからないけど、間違えてたら気軽にコメントください。
「だってそうでしょプラシーボ効果が麻酔にならないように、流石に思い込みだけで人は死なないでしょ」
「いや、そうとも言えんぞ、どこかの実験の話なんだが…
とある囚人に目隠しをし、椅子か何かに縛りつけた、そしてその囚人の…どこだったけ、足だったかな
足に少しだけ、少しだけ傷を入れる」
「入れると?」
「そのあと水が滴る音を聞かせ、この音はお前の血が滴る音だと言う
さらにその囚人の周りで、大量出血による死亡や、今の嘘の状況を伝える、その囚人はどうなったと思う」
「話的に…死んだんでしょ、死ななかったらこんなタイミングで話を出さない」
「正解、囚人は致死量の血が流れたと思い込み、死亡した…まあこれはプラシーボ効果じゃなくてノーシーボ効果って言うらしいが
意味合いとしてはさほど変わらないし、わざわざ流し棒を打ち込むより、プと打ち込んだ方が早くうてるから
プラシーボ効果と言うが…」
「…この囚人の話をするために、YouTube使ったらノーシーボ効果って単語が出てきて、今更修正するのも面倒だからって
その言い訳はないんじゃない」
「言うなって…」
【3.思い込みでハゲるのか】
「なんか失礼だな上のやつ↑
なんだ思い込みで禿げるって、馬鹿にしてるのか」
「いや、君は禿げてないでしょ、ただ毛が薄いだけでぇぇ…」
「なんか言ったか」
「いえ、なにも」
そんなに睨む、殺人鬼みたいな目してたよ、文章だからわからないだろうけど。
「まあ、思い込みで人が死ぬなら、存在しない病気も作ることができるんじゃないかと、俺は思う多少の条件はあると思うが」
「存在しない病気ね……でその存在しない病気で禿げるのかってことでしょ」
「結論を言うと禿げないと思う」
「珍しい普段なら禿げるとか言いそうなのに」
「これに関しては実際にやらないとわからないからな、多分禿げないだろ
思い込みだけで禿げるとは到底思えない、そうだろ思い込みで空が飛べるか」
「オウム真理教の教祖は…」
「やめなさい」
「で、禿げる禿げないだったけ、私は禿げると思うけどな」
「なんでだ」
「世の中にはストレスで禿げる人がいるんだよ、ストレスは…少し違うかもしれないけど、アレもようは気持ちの話でしょ
大雑把に言えば思い込み、だから思い込みで人は禿げるんじゃないの」
私がそう言うと彼は寂しそうな顔をしながら、自分の薄い髪の毛に触れる。
「……思い込みで増えないのに、思い込みで減るんだな、アハハハアハハハアハハハ!!」
あ、こいつ思い込みで禿げないって思ってた理由、思い込みで髪の毛が増えなかったからだ、どんだけ気にしてるんだよ
全然禿げてないじゃん…薄いけど。
【4.まとめ】
「この話をまとめると、プラシーボ効果で体調が悪くなったり、人が死ぬなら
そのプラシーボ効果を使って、存在しない病気を作り出すことができるんじゃないか」
「まあ、やらないとわからない、シュレディンガーの猫ね、やったらやったで大問題だけど」
「多分ヒトラーとかそこら辺がやってそうだけどな、この問題はかなり気になる
医師が言った通りの症状がでるのか、でないのか、それとも全く新しい症状を出すのか」
「私はどこまでがプラシーボ効果が適用されるのか、それが気になったね」
「効果の適用?」
「うん、思い込みで足が速くなるのか、勉強が解けれるようになるのかとか」
「それも気になってくるな、足の速さは…多分速くなるにしろ、勉強が解ける解けないは…どうなんだろうな
まあ、プラシーボ効果にも限界があるとは思う、麻酔を無効にできるわけがないし、空を飛び出すわけでもない」
「でも、その答えって…出せるの」
「出さないだろ、あくまで空想、想像の話だ、考えるだけなら誰でもやっていい」
「そうだね」
【5.終わり】
結局どうなるんでしょうかね、いや書いたお前がそれでどうする
とか、思われそうですが、これは実際にやるしか確かめる方法がないですからね。
方法があるとするなら…こんな感じですかね。
1.病人に偽りの病気を伝え入院させる。
2.その病気の第1段階として、食べ物が美味しくなるなると言う。
3.その患者の料理を見た目だけ綺麗な、まずい料理にする。
4.さらにその料理を食べて患者の前で美味しいと言う。
5.その後は第2段階を催眠不足の状態が続くにする
6.患者が眠っている時に気づかれないように、睡眠を妨害する
ま、こんな感じのことを続けて病気の事を信じさせれば、望む症状を作ることができるんじゃないでしょうか。
少なくとも僕はこう思います、皆さんはどう思うか気軽にコメントください。




