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だいたい8つの説 第2話

主人公がなぜ体が勝手に動くのか、と言うくだらない話でしたが、別にこれには答えがないので、どんなメチャクチャな説でもOKだと思っています。

「さて、あれから1日が経過したわけで、次の説について語ろう」


「ねえその言い方やめない、確かにリアルの時間は経過したけど、この小説ないの時間は1日どころか1分も経過してないからね」


そう、前回の『だったら次回にしよう、もういっそ6000文字を目指せと、思うが眠たいならしょうがない』


と言う発言から1分も経過していない、経っているのはこの小説を読んでいる人の時間、私達の時間は一切進んでいない。


「別に良くないかそんな事、時間なんていちいち気にする奴なんていないし、まずそんな言うほど見てくれている人いな…」


「やめようよその話は」


「いやだって…34人だぞ第1話のPV、探偵事務所でも55人いたし……」


「ダメだってその話は、確かに作者も『なろうで流行らないだろうな』って思いながら書いているけど…」


「つまりは、見ている人が少ないなら…ナニやってもℹ︎…」


【1.神もしくはプレイヤーの意思説】



「さて、3つ目の説は何かなぁ?」


「おい待て、なんか不自然なカットが入ったぞ」


「これこそ、神もしくは作者の意思って奴だね、それにナニをしようとしてたのか、興味はないけど

…やった瞬間、お前は終わりだと思え」


「怖いよ全く、女がそう言う顔をするのは良くないと思うぞ俺は

さて、3つ目の説は…」


なんだろうぶっちゃけどうでもいい、できれば早く終わって欲しい。


前回を聞いてる最中もそう思った、なんだったけ、ロボット説と洗脳されてる説だったか、もう洗脳されてる説だけでいいじゃん。


これ以上なんかあるの、どうせくだらない話でしょ、だって見えてるもん、神もしくはプレイヤーの意思説とか言う文字が…


いや、そんな単純の話のはずがないよね、もうちょっと考えていているはず。


「3つ目は…神もしくはプレイヤーの意思説」


知ってた、と言うかそれ持ち出したら、全て辻褄があうじゃん。


「おい〜なんだよその目は」


「いや、神様とか出されたらなんでもOKじゃん」


「それはそうだろ、俺が語りたいのは動いた理由であって、その理由が説明できればなんでもいい」


「あっそ」


「で、神がやったじゃあなんの面白みもないから、もっと掘り下げると…」


「掘り下げる意味あるの」


「そんな事言ったらこの話し合い自体意味がないだろ」


「確かに、で、どこを掘り下げるの」


「まず例として前回と同じ轢かれそうなところを助けた、と言う状況とする

で、神が主人公を操って、ヒロインを助けたとする、だがここで少し疑問がある」


「疑問?」


「なぜ神がそうしたのか、なぜそうする必要があったのか」


「暇を持て余したんじゃないの」


「それもあるかもしれない、もしかしたら恋を発展させるのが仕事なのかもしれない、だが俺はこう思う

事故を意図的に起こす必要があった

その事故でヒロインを巻き込みそうになったから、主人公を操って助けたさせた」




【2.意図的な事故】



「ん?なんで事故を意図的に引き起こす必要があるの、洗脳の時と同じように、恋を発展させる気とか」


「いや、この際恋の発展は忘れて欲しい」


「まぁ〜はい」


「神は意図的に事故を起こした、バタフライエフェクト、と言う言葉があるだろ」


「説明はできないけど、なんとなくわかるよ」


「もしかしたら…と言うか全部空想で答えなんてないんだけど…」


「そりゃね、そう言う事を話してるからね」


「意図的に事故を起こしたのは、この先もっと危険な事件が起こるから、その事件の原因が轢こうとした車に原因があった」


「原因ってなに?」


「よく思い出してみて欲しいのが…こう言うヒロインを轢く系のトラックって…」


「待ってなにそれ、ヒロイン轢く系トラックって」


「いや、トラックの事故なんて漫画とかでよくあるだろ、異世界トラックとか猫殺トラックとか、轢く系トラックでも色々種類があるだろ?」


「確かに…フィクションで人身事故起こすのってだいたいトラックの気がする」


まぁ普通の車よりトラックの方が大きいから、画面映えするとかで、トラックの人身事故が多いんだろけど。


…別にこの際トラックでも車でも、いいじゃん。


「でだ、この事件もトラックで何かを運んでいた、例えば食品とか」


「食品?もしかして食中毒」


「そう、食中毒で沢山の人が死ぬ、だから神はそのトラックで事故を起こし、食中毒を防ごうとしていた

で、事故を起こした、だがその事故でヒロインが巻き込まれそうになった、想像もしていなかったことが起こり神は咄嗟に主人公を操り

ヒロインを助けさせた」


「…うんぅぅぅう」


「なんだその目は」


「いや、神様なら食中毒ぐらい神の力かなんかでどうにかすればいいのに」


「…できなかったんじゃないか」


「なんでわかるの」


「いや、わかるも何もただの空想話だからこれ…理由がつけれれば少しおかしな所があっても、いいだろ」


「いきなり適当になった」


「まあ、要するにこの説は何かしらの大事件を防ぐために、神が事件を起こした

その事件の影響でヒロインが轢かれそうになったから、主人公に助けさせた」


「最初からそういえばいいじゃん」


「いきなりこれを言ったら文字数が全然稼げないだろ」




【3.プレイヤー操作】



「で、もう一つの可能性としてプレイヤーが操作しているって説だ」


「いや、さっきの神とそんなに変わらないじゃん」


「ああ、変わらないよ、なんならさっきのボソって言った、恋を発展させるのが仕事、とほぼ同じだ、だからこのプレイヤー操作説は終わり」


「早!!これで終わりなの、やったー」


やっと終わった、まあ今この時点で2373文字いったし、丁度いいタイミングだね、これで第2話は終わりだね。



  

【4.忘れた説】



「で、4つ目の説が忘れた説だ」


「えぇぇ、まだやるの、もういいじゃんこれで終わりで」


「安心しろこれ終わりだ」


「本当?」


「本当だ」


やっとこの茶番が終わるのか、と言うかこの作品この茶番が本編なんだけどね。


「さて、この説は主人公がヒロインを助けるまでに色々考えたけど、助けた直後に考えていた事を忘れちゃったって説だ」


「…いや主人公はバカなの」


「よく考えてみろ、ヒロインが轢かれるのに気づいてから、そこま時間はない、時間としては3秒ぐらいだ

その3秒間で助けたメリットや自分の身の事、様々な事を3秒で考え、実行したならどうだ」


「どうだって言われても、3秒間でもすごい考えたなら、記憶に残っててもおかしくないと思うけど」


「そうだな…ところで冷蔵庫開ける時に何をしようとしたのか忘れる事あるだろ」


「あるね」


「冷蔵庫を開けるまでいろんな事を考えるだろう、冷蔵庫を開けて右にあるマヨネーズを冷蔵庫から取って、そのマヨネーズを机まで持ってきて

そのマヨネーズをサラダの上にかける、まあ冷蔵庫に向かうだけでも、いろんな事を考えるはずだ

だけどそれを冷蔵庫の前に来た瞬間忘れるだろ」


「確かに…もしかしたら冷蔵庫とヒロインの事故を同じだと思ってる」


「ああ、そう言う話をしているんだが」


やっぱりこいつ馬鹿だかなり真面目に聞いた私がバカみたいだ。


同じわけがないだろ人身事故と冷蔵庫か、全くの別物だし人身事故なんてすぐに忘れるわけがないだろ。


「だが可能性はある」


「いや、ないよ」


「舞台の上に出た瞬間セリフが飛んだりするだろ、それにいきなり走ったりしたら、思考能力が低下する

低下した状態+緊張+突っ込んでくる車の恐怖+3秒と言う思考時間

それらが重なった結果、主人公は考えた事を忘れた

一見バカに見えるかもしれないが、人間はすぐに考えた事を忘れる

それを日常生活で何度も味わっているだろ」


「…確かに、冷蔵庫から物を取りに行くって、そこまで時間かからないのに、忘れたりするし…絶対に違う…とは言いづらい」


「話をまとめると、ヒロインが轢かれそうになり、主人公はそのヒロインをどうするか脳内で考えまくった

そして助かる理由が見つかり、主人公はヒロインを助けるが、助けた時に理由を忘れた

そんな時にヒロインから助けた理由を聞かれ、咄嗟に主人公は『体が勝手に動いた』と答えた」


「…さっきの神様うんぬんより、説得力があるねまあだからと言って変なのには変わりないけど」




【5.まとめ】



「これまでの話をまとめると

初期設定に従った ロボット説

ヒロインが主人公を洗脳した 洗脳されてる説

その洗脳能力が無意識、もしくは初使用説

神の気まぐれ説

神の仕事説

大事件を防ぐために神が起こした事件説

プレイヤー操作説

そして、忘れた説」


「結構あるね、8つも説があったの、こんなくだらない話で」


こいつもこいつだけど、これを思い付いた作者も作者だな、こんな事考えてる暇があるなら、別の小説に力を入れろよ。


「どれもくだらないし、どうでもいいんだけど、それにフィクションだし、ここまで真剣に話す内容じゃないでしょ」


「くだらない話を真剣に話すのが楽しんじゃないか」


「まあ、学校のテストよりは楽しいけど…」


「で、どれだと思う」


「え?何が」


「だからどの説が正しいと思う」


「いや、どの説もあってないでしょ」


「じゃあ何が正解だと思う」


いや、そんなこと言われてもな、別に答えはないわけだし、これってようは想像力の問題だよね、小学生の道徳みたい。


よく考えずに思った事を言えばいいなら…


「私は…主人公の格好付けだと思うけど」


「なるほど」


「だってそうでしょ、なんで助けたの、って問いに助けようと思った経緯を長文で言うより、体が勝手に動いた

と言った方が良く見られるでしょ


『なんで助けたの』

『助けたらヤラせてくれる思ったから』


ほら、体が勝手に動いたの方がカッコいいしでしょ、だから私は格好付けだと思う」


「…俺よりいいの持ってくるやん」


「別にいいでしょこの問題に答えはないんだし、あくまで可能性の話でしょ

本当に主人公の体が動いたたかかもしれないし

第3者の手によって、動かされたのかもしれない

それに答えが欲しいなら、あなたが作ればいいじゃない、自分の物語を作って、この答え合わせを自分でする

それでいいんじゃないの」


「自分の物語か…ま、そう言う感じの答え合わせでもいいかもな」


「うん、この説のどれかを使うのか、それとも全部使うのか、それを決めて書けば…」


「…よし、俺が物語を作るなら主人公が格好付けたかった、だな」


「え?私の案なの、あなたが考えた8つの説は」


「個人的にコレが1番納得できた、だから俺にとっての答えはコレだ」


時間を返せ、と今ほど思ったことはない、ふと時計を見ると20分が経過していた。


こんな話も、すればかなり時間が潰される、なんか無駄にした感がすごいけど。


でもまあ、つまらなくは無かった…かな。



【6.終わり】

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