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平和への使者  作者: DAISAKU
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第104話 人間の起源

3日が過ぎ、アダムとイブは回復した。


マリ達は、また総統府に行き、元気になった二人に再開した。


「マリ、妻が大変お世話になりありがとうございました。おかげさまで二人とも元気になりました」


マリ達はビックリして、


「妻!」


「はい、妻です」


「任務が違うからほとんど別々で生活しているけどね」


「アダムさん、カシムさん達から状況は聞いてますか?」


「はい、今朝、すごい勢いで来ましたからハハハ」


「そうですか。これから大変でしょうが国民のためにも、この国を良くするように

頑張って下さい」


「はい、マリ、あなたのおばあさまにも、さんざん、お世話になったのに、お孫さんにまで、お世話になって、本当に情けないです」


「何を言ってるんですか。国民にできる限りのことをしてあげてこれから、今までの分も

取り返せば、いいじゃないですか」


アダムは泣きながら、


「ありがとうございます」


マリはドニーズ達と楽しそうに話しているイブに


「イブ、これからはアダムと過ごしてゆっくりしたら?

もう、だいぶ長いこと、会ってなかったんでしょう」


「うーん、別にそこまでしなくていいかなあ。地球人とは夫婦の概念が基本的に違うから」


「基本的な概念?」


「我々は能力の近しい者が夫婦になり、お互いを常に高めあえる存在、それが夫婦です。

地球人みたいに、いつもベタベタぶちゅーみたいな関係ではありません」


「ふーん、そんな感じなんだね」


「さすがに違うね」


それを聞いていたアダムが


「僕は地球人のようにしたいんですけど、イブが嫌がるものでハハハ」


「でも、私はマリとだったら、ベタベタしたーい」


そう言ってイブはマリに抱きついた。


「もう、イブやめて女同士でこういうの」


「いいじゃないー私、マリのこと大好きなんだから」


アダムは複雑な表情でイブを見つめた。


「なんだ、アダム、お前もこんな風にやってもらいのか」


アダムは恥ずかしそうな顔をして頷いた。


「絶対にやだ。お前とは、どうもそういう気分にならないんだよ」


「はい、また、きましたよ。上げて、突き落とす、イブさんの話術が」


マリにくっついている、イブがベルーナールをじっと睨みつけた。


「アダム、イブさんのどこがいいんですか?確かにすごい美人ですけど、

失礼なことをいいますけど、あんなに人に対して、上から目線で口も悪いし、

私には、夫になろうと考える思考が理解できません」


「ドニーズと言ったかな。君はまだまだ若いなあ。あの上から物を言うしゃべり方、

人を精神的に追い詰める、話術、聞けば聞くほど、虜になってしまう味わいが

イブにはあるんだよ。まだ、若い君にはわからないと思うけどな」


「長く生きたとしても、僕は、わかりたいとは思いません」


アダムは自分を見つめている、松田葉子の視線が気になるようで


「何か、私の顔についていますか?」


「あの~、質問をしてもよろしいでしょうか」


「はい、なんでも聞いてください」


「お二人は旧約聖書で書かれている、アダムとイブに関係しているのでしょうか?」


マリ達はそういえばと言った表情になり、


「正確ではないけど、モデルになったのは事実だよ。だって、原始人と変わりない狩猟生活を

していた人間に文明や技術を教えたのは、僕とアルファ7だからね。その中で、ある語り人が

僕の奥さんの名前や容姿を聞いてきたから、正直に答えたら、あんなことを書かれてしまったんだよ」


「そうなんですか」


「そうするとアダムは人類の創造主ということですか?」


「えーとね。知能を与え、人間にしたのは、また、別の異星人だよ」


「本当ですか!」


「そうだよ。だいたい、数十万年ぐらいで知的生命体にまで進化できる生き物は、この宇宙でもいないからね」


「誰なんですか。それは」


「それはねー・・・」


「アダム!お前はべらべら、話してるんじゃないよ。人間には、教えてはならない、

銀河種族連合の規定があるだろうが、このマヌケ」


「そうだったな。ごめんあまり、長い間、生きていたから忘れてしまっていたよ」


「アダムはどれくらい、生きていたんですか?そうだね、この地球では1万2千年ぐらいかな。

幸い宇宙船の冬眠装置は、使えたから、時々、起きては寝ての繰り返しだったから、実際起きていたのは、300年ぐらいかな」


「すごいですね」


「そうかな、人間の寿命から考えるとすごいかもしれないけど、我々は不老不死だから、

時間という概念があまりないから、ピンとこないな~」


「それで、母星に帰るのですか?」


「母星は消滅したし、サターン人もおそらく、この宇宙でイブと僕しか残っていないと思う。だから、このムセビアのごたごたが終わったら、前回と今回の件も含めて、マリに恩返しをするために、彼女に使えてみようと考えているよ」


「あ~ん、アダム、ウチはな~もう定員オーバーなんだよ。お前が入る隙間なんかないんだよ」


「マリ、そうなんですか?」


「イブ!、勝手な事を言わないで、アダム、定員なんてないわ。イブのことは気にしなくていいから、落ち着いたら、一度、フランスまで来て、また、その時、話し合いましょう」


「はい、よろしくお願いします」


イブは「ちっ」と舌打ちをして、アダムが来ることが嫌そうに見えたが、イブの命も救ってくれたのだから、断るわけにもいかないと、マリは思った。


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