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平和への使者  作者: DAISAKU
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第103話 異星人との戦い後

その時に廻りを確認していた葉子が


「マリさん、あそこにマリさんそっくりな人が倒れていますけど?」


「うわあ、本当だ、妙なボディスーツを着ていて、なんかロボットみたいですね」


「とんでもなく強かったわ、わたしのおばあちゃんのDNAを採取して造られたみたいだけど」


そこでユウキがそのアンドロイドを調べた。


「う~ん、まだ、生体機能は失われていないな。どうやら強い衝撃で脳の活動が一時的にストップしているみたいだ」


「ユウキ、そいつ、また動き出したら、面倒だから、破壊してしまおうか」


ユウキは周囲を確認して、壁に埋め込まれたケースを見て


「このアンドロイドは、ただ指示にしたがっただけ、あのケースに入れておけば、おそらく自動修復され、眠りに入るはず、ドニーズ中尉、あのケースまで運んでくれないか」


「了解、おい、ベルナール」


「はい、運びます」


ぐったりした、マリそっくりなアンドロイドを二人はかかえてケースの中に入れた、その途端、

姿勢が正しくなり、しばらくして、クリアーなガラスのような物が降りてきて閉まり、

不思議な白い空気に包まれ、見えなくなった。


「これで、たぶん大丈夫だ。アダムが起きたら、また、確認させよう」


ダニエル中尉がアルファ7を見て


「この倒れている男はどうしますか?」


「アルファ7は治安情報局で私が修復します。第一執政官の宇宙船には予備の修理部品が正常な状態であります。完全に修復できます」


「とりあえず、今日はもう2回瞬間移動してしまったから、局には戻れないからな、それにイブやアダムも安静が必要だから、ここから、動かすこともできないし、困ったな」


ドニーズ中尉が思いだしたように


「ムセビアではかつて、大統領とともにこの国をよくするために動いていた。国防大臣、財務大臣がいました。ムセア副大統領により、排除されて、今はただの議員ですが、その者達なら信用できますから、この状況を話して、事態を収拾させてはどうでしょうか」


マリもうなずき


「それじゃあ、ドニーズ中尉連絡を取って、大至急、ここに呼んでくれる!

指導者が不在じゃ、また、この国は混乱して、暴動でも起きたら、大変だからね」


ダニエル中尉はPCを使い、かつての側近達と連絡を取り、総統府まで、大至急来るようにお願いをした。そして、1時間ほどで側近2人が総統府に到着した。

二人は、守衛や関係者があちこちに倒れているの見ながら、5階大統領用展望室まで上がってきた。


「お待ちしてましたよ」


ドニーズ中尉は英語であいさつをした。


「あの~フランス政府の方とはお聞きしましたが、この部隊の責任者はどなたですか?」


「私がフランス治安情報局の局長マリ・トビシマです」


二人は目をパチパチさせて、一人の少女を見た。


「こんな、お若い方が責任者なんですか」


「はい、そうです。今回の事件もほとんど局長一人で解決してしまいましたから」


「とても信じられませんな」


二人はあまりにも若いマリを見て信じられない表情をした。そして、周囲を確認して、

副大統領や大統領が倒れている状態を確認して


「局長、この状況はいったいどうなっているんですか?」


二人は驚いた顔でマリ達を見た。


「ムセア副大統領が暴走して、アハド大統領を地下に監禁していました。今、大統領はそちらで、具合が悪く眠っています。我々は大統領を救出にきました。その際に起きた戦闘で、ムセア副大統領は死亡しました」


「なんということだ。この3年大統領を探し続けてきたが、

まさか、こいつが監禁していたなんて・・・」


そして、ユウキが事情を話して、大統領や副大統領がこれから、辞任することや、この国の今後のことは全て二人に任せることにした。また、イブやアダムはしばらく総統府の医療センターで面倒を見てもらうことになった。


「皆さま、ムセア副大統領の暴走を止めて頂きありがとうございます。大統領の回復までの

3日間なら、うまくごまかせますが、やはりアハド大統領が目覚めたら、国民の前で辞任を

発表していただき、代理でしばらくは私が公務を行うことや、暴動の発端となった大統領選挙をもう一度、行うことを国民に説明してもらいます。そうすれば、国も落ち着き通常通りに戻ると思います」

「そうですね。我々も3日たったら、また、ここに来ます。え~と」


「エラムと言います。マリ・トビシマ、それと、こちらが前財務大臣のカシムです」


「カシムです」


「エラムさんとカシムさん、これから大変だと思いますが、後のこと、よろしくお願いします。

我々はそれまで、、安全区域のホテルに滞在していますので、なにかありましたら、連絡をください」


エラムとカシムはマリ達に挨拶をした途端、忙しそうにあちこちに電話を始めた。


マリ達はその様子を見ながら、


「それじゃあ、局長、帰りましょうか」


「そうだね。私、今日はもう疲れたよ、なんか、最近、本当に忙しかったよね」


マリがは話していた途端、マリのお腹がグ~となった。


みんながマリの方を見て笑い、マリも恥ずかしそうな顔でみんなを見た。


「局長、ごはんでも一緒に食べにいきませんか。ここにも日本料理が食べれるところがありますから」


ベルナールはうれしそうに話した。


「お願い、連れってって」


みなは、車に乗って、総統府を後にした。


ユウキは車に乗って、疲れ切った、マリの横顔を見て、

日々、ものすごい勢いで成長しているマリのことがとてもうれしかった。

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