第一話 「プリン」
皆様、こんにちはYumaです。
投稿するのは1年ぶりくらいですかね?
今回こそは三度目の正直ということで定期的な更新を心がけます。
……え、二度あることは三度あるっていう諺の間違いじゃないかって?
今回は大丈夫です、はい、多分
「あっれ……おかしいな冷蔵庫に入れておいたプリンがないんだけど……」
昨日買ったはずの期間限定の卵プリンが無くなっていた。どこを探しても見つからない。
「なあ、神崎俺のプリン知らない?」
「ん、知ってる訳無いじゃないですか。そもそも柊さんがプリン買ってたことすら知らなかったですよ」
…………プリンの容器持ちながら何言ってんだ、こいつ。隠す気ゼロかよ!せめて、口の周りにちょっとカラメルがついてるぐらいにしとけよ!何王道のボケのさらに右上をいってるんだよ!
「……いやいやいやいや、お前プリンの要求持ってるやん!食ってないわけないやん!」
「なんと!まさかさっき食べた物がプリンだったとでも言うのですか……これは柊さんに悪いことをしてしまった」
「まあ、別にいいんだけどさ、お前の高度なボケに対するツッコミ考えてたらどうでもよくなってきたわ」
「死んで詫びよう!」
「重いわ!罰が重すぎるわ!なんか、俺の方が悪者みたいになっとるやん!」
プリン食べられただけで死ねとか言ってるやつ時代劇でもいねぇぞ……そもそも女の子が死んで詫びるとか言っちゃダメでしょ
「それに、それお前のために買ってきたやつだから別にいいから」
嘘だけれども、めちゃくちゃ自分で食う気マンマンだったけれども、めんどくさいからそういうことにしておこう
「あ、そうなの、じゃあいいやプリンめっちゃ美味しかったよ、今まで食べたなかでいちばん美味しかった。このプリン期間限定だし高かったしで買う気無かったけど、買ってくれて良かったよ」
「やっぱり、全部嘘やん!仕方ない、また後で買ってくるか……」
「私の分もよろしくねー、10個くらい」
「俺の財布が空っぽになるわ!勘弁してくれ!ってかそんなに食うのかよ、太るぞ?」
「スイーツは別腹でしょ?それに私太ったことないから大丈夫」
「……お前世の中の女性たちを敵に回したな」
助手が出来てからこんなんばっかりだわ……いや、仕事できるからいいんだけど、まあ、しゃーない、プリンを10個はさすがに買わないけれど、もう一つずつ買ってくるか……