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転生理由はミスの上書き!?  作者: 魔王義理
勇者召喚~高等部編~
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第48話

ニコライの執務室にて、蝋燭の灯りを元に話をする。


「うむ、報告書を読む限り彼らは無事にこの世界の知識を身に付けれているようだな。やはり、まとめて召喚された影響で言語理解に対する加護が中途半端、と言える。」


「そうですね、ですが。砂山に水を落とすかのようにどんどん吸収してくれるのでやりがいはありますよ。それと、先程言ったとおり明日から訓練場の使用許可が欲しいです。」


報告書を提出がてら訓練場を使って訓練をしたい旨を言うと数刻ほど悩む仕草をするニコライの眉間の皺が消える。


「そうだな……よし、訓練場の使用許可をやろう。陛下の方にはこちらから伝えておく。明日からはアポ無しで使用できるようにしておく。」


「ありがとうございます。ではこれからステフと買い物に行くので失礼します。」


さて、ステフと買い物がてら異世界組へのプレゼントを用意するか。








翌日、朝食後に食堂で待機するように言ってあった為部屋の中で待っていたメンバーに向かって言う。


「さて、3人共?そろそろ、座学だけだと飽きてきたよね?そこで、今日は皆には体を動かして貰うね?」


そう言うと、一気に盛り上がる3人組。

落ち着くまで待っていると、タグチくんがおずおずと手を上げる。


「あ、あのう?体を動かすって事ですけど、何をするんですか…?」


「うーん。そうだね。大まかに言うと、戦闘訓練のような物だね。まぁ、とりあえず体を動かして鬱憤を解消して貰おうってやつだよ。簡単な体術を教えてあげるよ。」


この時間帯は誰も訓練場に入らないように厳命してから向かう。

もちろん、異世界組は動きやすい服装に着替えて貰う。


「なぁ、キャロさんよ?何であんた達はいつもの服装なんだ?動きにくくない?」

「あぁ、お主らはまだこの世界になれておらぬのだから前の慣習に合わせて運動着?じゃったかの?それを着て貰おうと言う話になっておるのじゃ。」


元勇者ニイヅマの監修のもと運動着と名付けられたジャージの様な服装を勇者ように作った。

それを着て貰いまずは軽くランニングを行う。

大体1周1000メートル程の訓練場を5周程走る。


「ゼェゼェゼェ。軽くって、言って、た、じゃないの。私、これでも、女の子、なのよ?」

「はぁはぁはぁ。僕も4周目までは何とかなったけど1周が長いね…」

「……………………」


トウサカくんは返事する余裕も無いようで地面に倒れ込んでいる。


「アレ?君たち思ってたよりも体力……ないの?ラオくーん!休憩しよーー!」

「え?まじか。たった5周しかしてないぞ?……分かった。お前ら!しばらく休憩してて良いぞ!俺は後10周くらい走るから。」


そう言って彼らの全力疾走位のペースで走り出す。

それを見て唖然とする異世界組。


「俺ら勇者なのに。それより身体能力高いってなに…?ステフさんにさえ勝てないってやばくね!?」


「あ、そうじゃった。お主ら魔法については知識は教えたが使い方を習っておらんかったな。ラオシャーーン!魔力をこやつら使えておらなんだ。」

「あーー!そう言うことか!さっさと教えるぞ!ステフ!ちょっと来てくれ!」


「はい!ラオ様?何を教えて差し上げるんですか?」


久しぶりに頼られそうでテンションが上がったステフの頭を撫でて落ち着かせながら地面に寝転んでる3人組を起き上がらせ野外授業を始める。


「さて、君たち?魔力がなんなのか分かるかな?」

「はい!わからねえっす!」

「僕も……分からないです。」

「あーー、ええと。分からないです。」


そこから魔力を視認できるように調整したりして魔力について教える。

魔力を視認できるようになった瞬間彼らの中から魔力が溢れてくる。それを調節するように教育していく。



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