保育士二年目の苦悩
落ち込むことがあったり、楽しい事、嬉しい事をたくさん子ども達と経験しながら、一年目の保育士生活は、あっという間に過ぎ去っていった。
子どもが苦手だった私はどこへやら…
受け持った子ども達は、本当にかわいく、毎日ギューっと抱きしめても足りないくらいかわいかった。
保育士二年目は、一歳児クラス担任になった。
四歳児は基本的に自分で何でもしようとするけど、一歳児はしてあげることが主だ。
何よりも、机や椅子の準備や子どもと関わる時すべてが中腰なので、腰痛になってしまった。
後は、保育士特有の職業病…膀胱炎。
噂ではなかった…膀胱炎は本当に保育士特有の職業病だった。
昼までノンストップの為、午前中、トイレに行く暇なんてない…と、言うよりトイレというワードが頭からスッポリ抜けるくらい忙しい。
だから、気付いたときには、膀胱炎の一歩出前だったりする。
一歳児クラスでは、0歳児も同じ部屋という環境から、40歳オーバーのベテラン保育士との関わりという難問もでてきた。
一歳児クラス担任は25歳未満の三人で組んでいたので特にだ。
しかも、同じクラスのリーダーの先生が、主任のお気に入りだからか、0歳児の先生達にやっかまれる事が少しずつ増えてきた。
リーダーの先生以外の二人は、直線的に色々言われたり、やっかまれる事はなかったが、リーダーへのやっかみは間接的に私達の元へとやってくる。
我慢!!我慢!!我慢!!我慢!!
我慢の限界がやってきたのは秋だった。
二人で、辞めようか…相談し始める日々が始まるのだった。