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13・アイドルのキス

 優愛は、昨日あったことがどうしても忘れられなかった。

 


 「優愛、大丈夫?」

 


 そんな優愛の顔を心配そうに覗き込んだのは、愁様だった。

 


 「何がですか?私はこの通り、大丈夫ですよ!!」

 


 そんな風に無理に作り笑いをする。

 そんな優愛に愁様はこう尋ねた。

 


 「ねえ、愛する人がいきなりそばから離れるって、どんな気持ちなんだろう…?」

 


 「失望感…しかないですよ。私、祖母が小さいころ死んじゃって…。でも、もうあんな思いしたくない…」

 


 そう返すと、少し愁様は切なそうに微笑む。

 


 「愛してる、優愛」


 

 そう言い、唇にキスをする。今までにない、とても切ないキス。

 優愛はその行動の意味がまったく分からなかった。

 もっとそばに居たかった。

 そう聞こえたのは気のせいだろうか?

 


 「おやすみ。優愛」

 


 そう言い、彼は自分の部屋に戻っていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 



 翌日…。

 いつもより、珍しく早く起床する。

 いつも通りの朝、リビングに降りていくと愁様が待っている。

 しかし、その予想は外れていた。

 そこには、ポツンと一つ置手紙が置かれていた。

 優愛へ

 そう丁寧な文字で書かれた封筒とカーネーションが置かれていた。


 

次回、いよいよ最終話です!!

是非、読んでください

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