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地球滅亡まで×××  作者: 笛鳴ことり


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1/4

衝撃のニュース

(ジューーーーーッ!)



朝のキッチンからは騒がしい音が聞こえる。



「ジョージ!もう朝よ!いつまで寝てるの?早く起きなさーい!!あー!ハムエッグが焦げちゃう!!」



母さん、、、お願いだからもう少し寝かせてくれ、、、、、、。



心の中で僕はそう言い返した。



僕はジョージ。16歳のごく普通の学生だ。



特に何の夢や希望もなく日々を過ごしていた。



昨日なんて夜中ゲームをやっていたもんだから、、、、もう眠くて眠くて仕方ないんだ。



今日を一生懸命生きろって誰がが言ってたけど、、、


僕はそうは思わない。


だってまだ僕は16歳だし、、、


これからも僕の人生は続いて行くのだから、、、。





僕はもう一回布団の中に潜り込んだ。



そしてもうすぐ父さんが起きて来て、、、、、



弟のトーマスとのやりとりを一通り終わった平和な頃に僕は下へ降りるんだ。



だって誰だって大惨事には巻き込まれたくないだろう?!君は巻き込まれたい?!



「あ~。おはようハニー!朝から美味しそうなハムエッグの良い香りだ~。」



「おはよう。マイケル!さぁ!座って。朝ごはんにしましょう!」



「ジョージはまだなのか?」   



「あの子はいつも私たちが食べ終わった頃に降りてくるのがお決まりでしょ?今頃まだあの子は布団の中にいるわよ!」



「あぁ~。そうだったね。それにしてもこのハムエッグいつもよりおいしい、、うわーーーー!!」



(パッシャーーーーン!!!)



ダイニングテーブルでミルクを飲んでいた3歳になったばかりの僕の弟トーマスが、思いっきりミルクを全部ぶちまけてしまったようだ。



「何してるんだ!トーマス!うわっ!これじゃあ僕の新品のシャツが台無しじゃないかー!今日はこれから大事な会議があるって言うのに!びしょびしょじゃないかー。」



ほらほら言ったこっちゃない!!



2階の僕の部屋まで父さんの大声が丸聞こえだよ。



あーー!!巻き込まれなくて本当に良かった~!



じゃあそろそろ下に降りようかなーっと思っていると、、、、、



今度は母さんの声が、、、、、!



「仕方ないじゃない!トーマスはまだ3歳になったばかりなのよ?!」



「あー。そうだった!トーマス。大きな声を出してすまなかった。え?!トーマス?!どこ行ったんだ?!」




「あっちよ!」



「ばーーーーー!!!」   



突然大きなおもちゃから飛び出すトーマス!!



「わーーー!!こんなところにいたのかトーマス!

本当にやんちゃ盛りだな!ハッハッハッハッハッ!」




(ここで今話題になっているニュースをお伝えします。)



テレビニュース番組のよくある特集コーナーが流れ始めた。



「おはよー。先顔洗うから。」



「おはよー!ジョージ。あっ!まだここ拭けてない!」



「え?!あー!踏んじゃった、、、。」



あーー!結局巻き込まれてしまった。



でも父さんよりはまだましか。



僕はミルクで濡れた足をケンケンしながら洗面所へ向かった。



「トーマス!もうそろそろ保育園へ行くからおもちゃしまって!あぁ!もうこんなにテレビの前に並べちゃって!!おじさんにもらったマトリョーシカとっても気に入ったようね。でも帰ったらちゃんと片付けるのよー!じゃあ母さんたちは先に出ちゃうからジョージ戸締りよろしくねー!」



「うん。分かったよ。行ってらっしゃい。」



もうこの家族は本当に朝からドタバタだなー。



僕が1番落ち着いてるんじゃないだろうか、、。



ダイニングテーブルに腰を下ろし母さんの作った少し焦げたハムエッグを食べながらテレビから流れてくる映像を見ていた。



すると僕の目に衝撃的な映像が飛び込んできた。



なんと画面の下の方には大きく、、、、、



     『地球滅亡まであと3日!!』



と表示されていた。



そして流れて来た映像は、地球に大きな隕石が衝突しその衝撃があまりにも大きく地球もろとも爆発してさしまうというシミュレーションだった。



「何だよ、、、。これ、、、、。3日後に地球が?!


は?!どう言うことだよ?!まさか、、、、。」



と食い入る様にテレビを見ていると、、、、!!



ピカッと外がいきなり光り、、、、!!!



(バリバリバリバリーーー!!!ドッシーン!!)



家の中の電気は消えテレビもいきなり消えた。



「わーーーーーーーーー!!!???」



僕はあまりのことに驚き思わず大きな声で叫んでしまっていた。



家の近くで大きな雷が落ちた様だ。



朝だけど雨が激しく降っていてまるで僕の家の中は夜の様に暗い。



おまけに僕はあまり目が良くないんだ。大きな字だったら見えるくらい。



メガネがこの辺にあったような、、、、



(バキッ!)



「うわっ!」



嫌な音がした、、、これは、、、僕の、、、



メガネだーー!!!やってしまったー!!!



この間新しく新調したばっかなのに、、、



絶対に、、、絶対に母さんに怒られる、、。



はぁーついてないなぁ、、、。



でもさっきの情報をもう一回確かめてみんなに早く伝えないと、、、!!



そう思い携帯を探しに自分の部屋へ行くと、、、。



カーテンを閉めているせいで一階よりも真っ暗闇だ!



「電気!電気っと!あっ!そうだったー。停電中だったー。」


僕は少しでも光を取り込もうとカーテンを開けに行こうとした。



その時!!



バキッ!!全体重で何かを踏んでしまったようだ。



もう踏んだ瞬間に分かってしまったけれど、、、。



カーテンをとりあえず開けに行き光を取り込むとそこには無惨にバキバキになった携帯が床の上に寂しく転がっていた。



「最悪だー!!ゲームもできなくなったし誰にも連絡もできないし、、、。」



ところでさっき流れていたニュースのことは家族は知っているんだろうか。



あぁでもさっきのニュースをまともに見ていないか。



トーマスのことでバタバタしていたようだし。



にしても政府も一体何をしているんだ!!



何でこんな大事なことを、、、、、



なんで地球が滅亡する3日前に情報を公開したんだ!!



と1人で腹を立てていると、、、、、。



(ドンドンドンドンドン!!ドンドンドン!!)



僕の家の玄関のドアを外から叩く音がした。



誰かが訪ねてきたようだ。



たぶん近くに住むビリーおじさんだろう。



いつもこの時間になるとお裾分けの品や、どこかに行った時に買ったお土産を僕のうちに届けてくれている。



「はーい!今開けるよー!」



(ガチャッ!)



「はぁはぁー。おはよう!ジョージ。外は凄い雨だ。ちょっと中に入らせてくれ。はぁはぁー。」



おじさんはびしゃびしゃの傘を少し払い僕のうちに入ってきた。



「ビリーおじさん!こんな雨の中走ってきたの??」



「あぁ。1人で不安だろうし、急いで伝えないといけないこともあってな。」



「ビリーおじさんも知ってるんだね!あのことを!」



「あぁ知ってるとも。でもジョージあのことをもう誰かから聞いたのか?情報が早いな!」



「そんなことないよ!遅いくらいだよ!3日後だなんて、、、。もっと早く、、、!!くそっ!!!

くそー!!どうにもなんないのかよーーー!!!」



と僕は家の壁を軽く叩きながら心底悔しがった。




「あぁ。気持ちは痛いほど分かるよ!おじさんだって3日後だなんて耐えれないよ、、、、、。


ジョージの年齢だったら尚更だろう。


でも起きたことはしょうがない、、、。お互い有意義な3日間を過ごそうじゃないか。幸運を祈る。」




そう言ってこんな中でもおじさんはいつものような優しい笑みを浮かべて自分の家へと帰って行った。



おじさんも、、、おじさんも知っていた、、、!!



     『地球滅亡まであと3日!!』



このことを!!



なんてこったー、、、、、、、。



誰かと話すまではまだこの事が本当のことかどうか、、、。



まだどこかで嘘なんじゃないかと思っていた自分もいる、、、。



きっとそう思いたかったんだ。




でもおじさんと話して『あのこと』が本当のことだと確信したんだ!!



そう!今初めてこれから起きるであろう最悪のことを体で実感したんだ!



そう思ったら、、、、、、、。



いきなりこのままぼーっとして3日間を過ごしたくない!!!そう素直に思った。



このままいつものように夢も希望もなくゲームばかりして当たり前のように朝が来ると思いながら生きるなんてもう、、、、、、、、!!



『あのこと』を知ってしまった後の僕には、、、、、



     もう適当に生きるなんて!!





     出来る訳がなーーーい!!!










































































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